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【FXのキホン】NDD ECN方式とは?どの発注方式を選びべきなのか。

2021年4月24日

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FXを始めて、様々なFX業者について調べると「NDD ECN方式」といった言葉を見るはず。

他の口座タイプより低いスプレッド、そして取引手数料が発生するのがNDD ECN方式の特徴です。

とは言え、NDD ECN方式がなぜ、低スプレッド・取引手数料の特徴があるのでしょうか?
実は、ECN方式が最も市場と顧客の距離が近い、直接取引を実現できる仕組みが理由です。

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DD方式とNDD方式の違いは仕組みにある

NDD ECN方式を理解するには、まず「DD方式とNDD方式」を知る必要があります。

なぜなら、NDD ECN方式は、NDD方式という大きな枠の細かい分類の1つだからです。

DD(ディーリング・デスク) NDD(ノン・ディーリング・デスク)
  • MM方式
  • OTC取引
  • NDD STP方式
  • NDD ECN方式

国内FX業者に多いのがDD方式であり、利用経験のある方なら「OTC取引(店頭取引)」といった記載を公式サイトで見たことがあるでしょう。

一方で、海外FX業者ではNDD方式が一般的です。それぞれの特徴とメリットをまとめました。


DD(ディーリング・デスク)方式

前述した通り、DD方式は国内FX業者で多く採用される発注方式の1つです。

いわゆる、OTC取引、相対取引、マーケットメイク方式もDD方式と同じになります。
DD方式の特徴は、名前にあるように「ディーラー」が顧客と市場の間に入ることを指します。

【DD方式】OTC取引・相対取引

①顧客(FX業者を使う人)が注文する
②ディーラー(FX業者)と顧客で取引が成立
③顧客注文が約定し、ポジションのエントリー完了

DD方式で、最も有名なのがOTC取引(相対取引)です。

顧客注文は、実際に市場に流れることは少なく、原則は顧客とディーラーの取引で成立しています。

例えば、私達が買い注文を出せば、FX業者は売り注文を出し、取引が成立するといった流れです。

OTC取引では、顧客がトレードで利益を出すと、自社の損失となります。
一方で、顧客が損失を出した場合はFX業者の利益です。

とは言え、自社の損失は避けたい、そして顧客注文もキチンと処理すべきですから「ディーラー」が必要になります。

ディーラーの役割は、通貨ペアの提示価格や、オーダー状況に応じて、カバー先の金融機関と顧客注文を成立させるといった内容です。

【DD方式】MM方式

DD方式の中には細かい分類として「MM方式(マーケットメイク)」があります。

現在は、JASDAQの銘柄にのみ採用されており、FXとは直接関係はありません。
構造としては、マーケットメイカーと顧客の注文と取引を成立するといった1対1の発注方式です。


NDD(ノン・ディーリング・デスク)方式

NDD(ノン・ディーリング・デスク)方式は、海外FX業者で主流の発注方式です。
文字通り、ディーラーを介さないのが特徴です。

①顧客(FX業者を使う人)が注文する
②取引システム(FX業者)と顧客で取引が成立
③顧客注文が約定し、ポジションのエントリー完了

意外にも、海外FXユーザーでも「NDD方式」=「市場へ直接注文が流れる」と考えている人は少なくありません。

実際には、取引システムと顧客注文で取引が成立し、その後、市場へ流すといった流れが一般的です。
ただし、前述した通り、NDD ECN方式に関しては、顧客と市場の直接取引となります。

  • NDD STP方式 (Instant/Market)
  • NDD ECN方式

正確には、NDD方式には3つの分類があります。

NDD ECN方式とNDD STP方式、さらにSTP方式はIntantとMarketの2種類と細かい分類が可能です。
いわゆる、透明性の高いNDD方式とは、NDD STP(Market)やNDD ECN方式を指します。


NDD STP方式 (Instant/Market)

NDD方式で最も多いのが「NDD STP方式」です。

STPとは「Straight Through Processing」の略で、注文が直接的に市場へ流れる意味になります。

為替レートを提示するカバー先の純粋なスプレッドに対して、FX業者のスプレッドが上乗せされることでFX業者の利益が確保されているのが特徴です。

したがって、DD方式との違いは「顧客の利益は、FX業者の利益に繋がる」と言えます。

例えば、トレードで利益は運用資金にもなり、人によってはロットサイズを大きくするでしょう。
ロット数が増えれば、当然、スプレッド当たりの金額も増えますから、トレーダーが稼ぐほど、NDD STP方式は自社も儲かる構図です。

NDD STP方式(Instant)

NDD STP方式(Instant)とは、Instant Execution「即実行」の発注方式です。

Instant Executionでは、約定スピードが早くなるのが特徴になります。
理由は、取引システムが一旦は顧客注文をのみ、先にポジションの約定処理を行うからです。

いわゆる、ノミ行為にはなるものの、取引システムが即時カバー銀行に注文を流します。

機械的な処理ですから、非常に早い速度で、注文自体の処理。
おそらくFX業者の公式サイトで「全ての注文が○○秒以内で処理」といった宣伝を見たことがあるはずです。

NDD STP方式(Market)

NDD STP方式(Market)とは、Market Executionの略で直訳すると「市場実行」という意味です。

Instant Executionは、一旦はFX業者が注文をノミ、即時に市場へ注文を流すといった仕組みでしたか、Market Executionは「顧客注文を市場へ直接流す」といった仕組みになります。

俗にいう、「透明性の高いNDD方式」と言われるのが「NDD STP方式(Market)」です。

特徴は、市場との直接取引はカバー先の金融機関が取引相手となるので、滅多にリクオート(約定拒否)が発生しないこと。
その反面で、FX業者が介入できないため固定スプレッドが提供できません。


NDD ECN方式

NDD ECN方式とは、NDD方式の中で最も高い透明性のある発注方式です

市場へ直接的に注文を流すNDDの構造では、約定力が高い反面、スプレッドが広い問題があります。
しかし、 優れた約定力を残し、国内FX業者のDD方式と同等レベルの低スプレッドを実現可能です。

ECN方式はElectronic Communications Network(電子私設取引システム)の略称になります。

専用のシステムを介し、顧客は機関投資家、FX業者、銀行やLP(リクイディティ・プロバイダー)という市場の流動性を生む専門業者との取引が可能です。

ようするに、各通貨ペアによって、個々の為替レートがありますから最も有利な価格(ベストなスプレッド)で取引が可能になります。

また、一人の取引に対し、プロの大きな取引ですから注文が圧倒的に通りやすいです。

唯一のデメリットは、取引手数料が発生しすること。
専用システムを使い取引手数料を支払いますが、FX業者によってスプレッドが上乗せされません。




NDD ECN方式とNDD STP方式どちらがよい?

国内外問わず、多くのFX業者が存在している中、どの発注方式を選ぶべきでしょうか?

結論から申し上げると「自分のトレードスタイルに問題がなく、信頼できるFX業者を使うべき」です。

FX業者の発注方式によって、スプレッドの差や、約定力はバラつきがあります。

NDD方式でもスプレッドが狭いFX口座、DD方式でも約定力が高いFX業者もありますから、一番は自分がトレードで使いやすいか?が重要です。


低スプレッドでスキャルピングなら「NDD ECN方式」

NDD ECN方式のFX口座は、低スプレッドでスキャルピングもしくは、短期トレード全般にオススメになります。
なぜなら、低スプレッドの方が短期トレードは言うまでもなく有利だからです。

また、瞬間的な値動きを狙うなら、リクオート(約定拒否)の起きづらい安定感のあるNDD ECN口座が良いでしょう。

中でも、ECN方式に力を入れており、多くのLP(リクイディティプロバイダー)と提携している海外FX業者がオススメです。

TitanFX(タイタンFX)

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TitanFXの運営元
Titan FX Limited(2014年設立)
運営元の所在地
1st Floor, Govant Building, Kumul Highway, Port Vila, Vanuatu
金融ライセンス
VFSC(バヌアツ金融サービス委員会)
ブレード口座の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
0.8pips 0.6pips 0.4pips 0.2pips 1.1pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
0.3pips 0.5pips 1.2pips 3.4pips 0.7pips

TitanFXは、2014年設立の新興ブローカー。
派手なプロモーション活動をせず「取引環境の向上・整備」に尽くしてきた堅実派のFX業者です。

TitanFXのブレード口座は、NDD ECN方式を採用しており、低スプレッドと安定性が高く評価されています。

TitanFXでは、ECN方式の金融機関に20社以上の提携、サーバーは通信業界大手のEqunix社を利用することで「高い安定性と低スプレッドの両立」を実現しました。

最大500倍のレバレッジを維持しつつ、ブレード口座の取引手数料は1ロット往復7ドルと安く、コストパフォーマンスに優れています。

TitanFX公式サイトはこちら

編集部のコメント

TitanFXのサーバーは、Equnix社のデータセンターを利用しています。通信業界では知らぬ人がいない、最も信頼できる大手です。例えば、AmazonやGoogleといった有名企業も同じEqinix社の通信インフラを利用しています。TitanFXの安定性は使ってみると明確な違いを感じました。他社だと大きくスプレッドが開く相場でも、比較的狭く、リクオートも私自身は一度も経験していません。

とにかく少額資金でFXを始めてみたい「NDD STP方式」

とにかく少額資金で始めたい、あるいはトレードスタイル的にスプレッドは余り気にならないなら「NDD STP方式」がオススメです。

一旦は、FX業者で注文が決済されるので、取引自体もスムーズなこと。
FX業者のスプレッドも入るので、高いレバレッジを提供しやすいといった特徴が少額トレーダーのメリットに変わります。

FBS(エフビーエス)

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FBSの運営元
FBS Markets Inc(2009年設立)
運営元の所在地
2118, Guava Street, Belize Belama Phase 1, Belize
金融ライセンス
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)
CySEC(キプロス証券取引委員会)
ASIC(オーストラリア証券投資委員会)
FSB(南アフリカ金融サービス委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大3000倍 NDD(STP/ECN) 第三者機関より10個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均2.2pips(0pips固定あり) 両方可能

FBSは、2009年設立で世界1500万人以上の利用者数を誇るグローバルなFX業者です。

最大の特徴は最大3000倍のレバレッジ。
2万円の口座残高まで利用できる最大3000倍のレバレッジでは、2万円の3000倍、最大で6000万円相当の取引ができます。

最大3000倍が適用されるスタンダード口座は、NDD STP方式なのでスプレッドが広い反面、少額資金でも十分に取引できるのがメリットです。

FBS公式サイトはこちら

編集部のコメント

私が現在メイン口座として愛用しているのはFBSのスタンダード口座です。月に数回程度、かなり値幅の期待できる相場のみ取引します。したがって、スプレッドはさほど重要視していません。最大3000倍のレバレッジが使えますから、少額資金で取引でき、負けたとしてもゼロカット制度があるので、マイナス残高が発生しないのが良いです。




「ノミ行為」と「スリッページ・リクオート」

NDD STP方式とNDD ECN方式について理解していても、意外と誤解されやすいのが「ノミ行為」や「スリッページ・リクオート」です。

これらは、悪質な行為として認識する人も多いですが、実際には必ずしも悪ではありません。
例えば、ノミ行為とは顧客注文が実際に市場に流れれない事を言います。

とは言え、私達が実際にノミ行為がされているか確認する方法はなく、取引は成立し、利益が出ればFX業者が損をしますが、私達には利益です。


ノミ行為と悪質な出金拒否

ノミ行為が問題となるのは、大きな利益を出した時「悪質な出金拒否」があった場合になります。

悪質な出金拒否とは、理由が開示されず、利益分の出金をFX業者が拒否することです。

金融ライセンスを持たない、あるいは過剰なボーナスによる宣伝が目立つFX業者に多い傾向があります。

近年では、FXに関する規制も厳しくなり、滅多に発生しない事案なものの、初心者のうちは、金融ライセンスを保有する信頼できるFX業者を利用しましょう。


スリッページとリクオート

スリッページとリクオートは、どんなFX業者でも完全に消すことはできない現象です。

スリッページとは、注文価格と約定価格(取引が成立した価格)に差が出ることを言います。
リクオートは注文が約定せず、約定拒否となることです。

どちらも、日々変わる金融市場では、どうしても発生してしまう現象になります。

例えば、Aという金融商品を100円で買いたいと思っても、100円で売る人の数が極端に少ない場合など「買い手と売り手」で成り立つ相場には、どうしてもスリッページ・リクオート起きるのです。

スリッページの対策

スリッページを避けるには、有効な対策が2つあります。

1つは、スリッページの許容幅を設定することです。
多くのFX業者は取引プラットフォームからスリッページの許容幅が設定できます。

狭いほど、よりシビアな価格が求められるので約定力が落ちるデメリットに注意しましょう。

2つ目は、NDD ECN方式のFX口座を使う事です。
専用のシステムから金融機関の市場で取引できるので、ほとんどスリッページが発生しません。

ただし、取引手数料が発生します。

リクオートは必要

リクオートは、注文価格での約定が出来ない時に発生する現象です。

そのため、リクオートが発生しなければ、理不尽すぎる価格で注文が通ってしまう可能性があります。

リクオートはある意味、安全装置としての役割もあると言うことです。
とは言え、リクオートを減らし、適正価格で約定させやすくする対策方法はあります。

NDD STP方式でスプレッドを許容するか、あるいはNDD ECN方式のFX口座かつ、大手金融機関と提携した高い流動性にあるFX業者を使う方法です。




【FXのキホン】NDD ECN方式 まとめ

今回は「【FXのキホン】NDD ECN方式とは?どの発注方式を選びべきなのか。」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • 発注方式には「DD方式」「NDD STP方式」「NDD ECN方式」がある
  • 「NDD ECN方式」は市場との直接取引により、低スプレッドで取引可能
  • 発注方式は、トレードスタイルに応じて選ぶのが重要

どちらかいうと、NDD方式に関する内容はFX業者の裏側的なものでした。

結論は、自分のトレードスタイルに合った発注方式を採用するFX口座を選ぶべきです。
あえて言葉を選ばないなら、自分に都合の良いFX業者を使うのが良いでしょう。

例えば、NDD方式でスプレッドが広くても、豊富なボーナスを受け取りたいなら使う。スプレッドが狭いほど使いやすいなら、取引手数料を支払い、プロ志向のFX口座を使います。

 

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