FXの定番チャートパターン「フラッグ」。
トレンド継続時に見られやすい、平行チャネルの形をしています。
FXをしていれば、必ず見るチャートパターンです。
ようするに、フラッグを知らない=勝てるポイントが激減。
今回は「基礎~実践編」まで、フラッグをマスターできる内容でお届けします。
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【基礎編】
FXチャートパターンはシンプルなパターン分析
結論、そもそもチャートパターンはシンプルなもの。
したがって「フラッグ」=誰でも分かるパターン分析と言えます。
なぜなら、平行チャネルの形と2種類のフラッグを知っているだけで、次に相場が動くか予想できるからです。
チャートパターンは、形と次にどうなりやすいか?といった型が決まっています。
例えば、フラッグのチャートパターンは「上昇フラッグ」「下降フラッグ」だけです。
✓上昇フラッグ
上昇フラッグとは、右肩下がりの平行チャネルです。
前提環境→上昇トレンドが発生中に、一時的に価格が下降する環境
その後の展開→レジスタンスラインをブレイク後、上昇トレンドを継続する展開
✓下降フラッグ
下降フラッグとは、右肩上がりの平行チャネルです。
前提環境→下降トレンドが発生中に、一時的に価格が上昇する環境
その後の展開→サポートラインをブレイク後、下降トレンドを継続する展開
どんなチャートパターンでも形成する前提環境とセットで、その後の展開が決まっています。
ようするに、「この形の後はこうなり易いよね」という考えがチャートパターンです。
したがって、フラッグも難しくありません。
【基本編】
フラッグは「トレンド継続」の
チャートパターン
ここまで、フラッグについて「2種類だけある事」「その後の展開が決まっている事」をお伝えしました。
しかし、実際にFXをしているとパターン通りにいかない場面も当然あります。
いわゆる「ダマシ」と言われる場面です。
ただ、実際に負けるようなダマシは稀で、8割はフラッグの分析が出来ていないのが原因です。
フラッグのトレードで8割の負ける原因を解決します。
解決策は、「フラッグが見えた時間軸のチャートでトレンドを判断する」です。
つまり、1時間足でフラッグが見えたら、1時間足のトレンドを判断すると負けを減らせます。
なぜなら、フラッグはトレンド継続を表す「コンティニュエーションパターン」だからです。
例えば、上昇フラッグなら形成前に上昇トレンドがしっかり判断できないと、チャートパターンが成立しません。
本質的にフラッグはトレンド継続の押し目を作る展開なので、トレンド方向とフラッグの形が合っている必要があります。
ラインを引いて、フラッグの形が見えたら左側のトレンドを判断しましょう。
トレンドとフラッグの方向が合っていないと、根本的にチャートパターンは成立していません。
ちなみに、フラッグの形は言ってしまえば平行チャネルです。
右肩下がり・右肩上がりの平行チャネルに名前を付けただけ。ですから、平行チャネルを書ければ誰でもマスターできます。
▷【MT4】平行チャネルの引き方。相場を予想するテクニック公開。
【実践編】
フラッグの理想的なエントリーポイントは2つ
- フラッグの上下限付近
- ブレイク後のレジサポ反転
フラッグのチャートパターンで賢く利益を上げるには、理想的なエントリーポイントを狙いましょう。
理想的なエントリーポイントとは、負けた場合の損失が小さく、買った時の利益が大きい注文する場所です。
フラッグのチャートパターンでは、フラッグのラインが重要になります。
フラッグ=平行チャネルですから、チャネルラインでエントリーできるのが理想です。
また、前提としてフラッグはトレンド継続のチャートパターンです。
損切りはできるだけ、細かく設定しましょう。
なぜなら、優位性の一番高い「トレンド転換」と違って後発のトレードです。
もし、フラッグが成立しなかった場合は、逆方向へトレンドが発生する可能性もあります。
例えば、上昇トレンドの押し目で上昇フラッグだと予想しても、実は下降トレンドへ転換する前のレンジだった→買い注文は大きな損失。こんなシナリオもあり得ます。
フラッグの上下限付近でエントリー
フラッグの上下限は理想的なエントリーポイントです。
- 上昇フラッグ→上限のチャネルライン
- 下降フラッグ→下限のチャネルライン
理由は、損切りの値幅が短く、フラッグの端からブレイク後まで大きく利益の値幅が期待できるからです。
例えば、チャネルラインを抜ければ「フラッグが成立しなかった→損切りしよう」と判断できます。
つまり、損切りの基準であるラインから近いので損切りの幅小さくなるといった感じです。
逆に、利益が出る時は「フラッグを抜けて、トレンドが継続するだろう」と考えてエントリーします。したがって、フラッグの末端でエントリーすることで、利益を最大限に伸ばせます。
ちなみに、必ずブレイク直前を狙う必要はありません。
青丸の部分でもエントリーできます。チャネルの下限が分かれば「上限→下限」と短期戦略を考えてもOK。
ブレイク後ではなく、フラッグ内で手堅く取引するのも立派なトレードです。
ただし、直近の高値を超えるなら迅速に損切りが必須です。
仮にも、フラッグの中では別のトレンドが短期的に発生しています。無駄に含み損に耐えるのは非効率になります。
フラッグをブレイク後のレジサポ反転
フラッグをブレイク後のレジサポ反転も、理想的なエントリーポイントです。
フラッグで、上下限として意識されていたライン。これを抜けたあとは、再び触れると価格が反発しやすいポイントに入れ替わります。
価格を押さえつけていたラインが、今度は価格を支えるポイントになる。これがレジスタンス(反発)とサポート(支える)の反転です。(略して「レジサポ反転」)
しかし、画像の上昇フラッグではレジサポ転換しているのに、安値を更新する展開もあります。
必ずしも、理想のエントリーポイントで勝率100%を目指す必要はありません。
青丸の水準でエントリーして、直近高値で利益確定or安値更新で損切りしてもOK。
重要なのは「レジサポ反転で押し目を付けやすい環境」を想定した上で、エントリーする事です。
そもそもフラッグでは、ブレイク後の動き方が2パターンあります。
- 押し目を付けてから、トレンドを継続させるパターン
- 押し目を付けずに、一気にトレンドを継続するパターン
押し目をフラッグ成立後に付けるか否かを高確率で予想する方法があります。
それは、「フラッグ形成中にダマシがなく、キレイに収まっていたか?」です。
実際に、上記のチャートでは一度は下にフラッグを抜ける「ダマシ」がありました。
この場合は、次に何度か押し目を付ける可能性が高いです。
その理由は、ダマシによって投資家・トレーダーの迷いが生まれる事にあります。
例えば、ダマシによって2つの心理が考えられます。
- このラインを一旦抜けているから「このまま下がっていくだろう」
- チャネルの上限を抜けたから「今度はここから上がるだろう」
ようするに、下がると思う側と上がると思う側で意見が分かれます。
押し目を何度も付けて「このラインを下回らない(上回らない)」と多数の共通認識が必要です。
まとめ
今回は「【本質】FXチャートパターン「ペナント」のトレードはシンプルに。」のテーマでした。
この記事をまとめると
- フラッグは上昇・下降の2種類のみ
- 前提環境とブレイク後の方向はセットで覚える
- 押し目と上下限がフラッグのエントリーポイント
フラッグは頻繁に見られるチャートパターンです。
今回の内容をしっかり読んで頂ければ、これだけで取引チャンスは増えると思います。
実際に、私自身もチャートパターンを見てトレードする機会が一番多いです。
100回チャートパターンが見られれば、そのうち70回はフラッグな感覚。
それだけ実践的なので覚えて損はないです。
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