FXでは、価格の差が利益になります。
ボラティリティ(価格変動幅)の高い通貨ペアを取引することで、同じ時間・同じロット数でも短期間で効率よく稼げるかも知れません。
とは言え、単純にボラティリティの高さだけで通貨ペアを取引するのは危険です。
ボラティリティだけを基準に通貨ペアを選ぶと、割高スプレッド・スワップで不利になってしまいます。
本記事では「高ボラティリティ通貨ペア」をテーマに理想的な通貨ペアをまとめました。
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高ボラティリティ通貨ペアはGBP(英ポンド)で狙う
高ボラティリティ通貨ペアと言えば、やはり「GBP(英ポンド)」です。
GBP/JPYやGBP/USDなど、対英ポンドの通貨ペアは他の通貨ペアと比べて、ボラティリティの高さが魅力になります。
しかし、実は「GBP/○○が最も高いボラティリティではない」ことも知っておきましょう。
通貨ペア | 直近1ヵ月のボラティリティ |
USD/RUB | 38454pips |
USD/CZK | 10209pips |
GBP/MXN | 9563.4pips |
EUR/TRY | 8645.1pips |
GBP/TRY | 7708.6pips |
上記の表は、国内外問わず取り扱いの一般的な通貨ペアから「直近1ヵ月のボラティリティ」を算出したものです。
- USD/RUB
- USD/CZK
- GBP/MXN
- EUR/TRY
- GBP/TRY
全61通貨ペアの比較対象から、上位5番目以内の高ボラティリティ通貨ペアをピックアップしました。
最もボラティリティが高かったのはUSD/RUB(米ドル/ロシアルーブル)です。
1ヵ月で3.8万pipsの変動を起こしています。
通貨ペアは、異なる通貨同士の相対取引によって構成されますから、価値の安定している通貨と不安定な通貨の組み合わせが高いボラティリティを記録しやすいです。
通貨ペア | 直近1ヵ月のボラティリティ |
GBP/CHF | 467.9pips |
GBP/AUD | 524.4pips |
GBP/CAD | 634.1pips |
GBP/NZD | 641.2pips |
GBP/JPY | 435.3pips |
GBPとの通貨ペアで、ボラティリティが高いのは上記5種類。
前述した米ドルとのマイナー通貨ペアより、落ち着いた印象を受けます。
とは言え、1ヵ月で4~6円も変動していますから、かなり大きな値幅です。
マイナー通貨ペアは取引しづらい
最もボラティリティの高い通貨ペアはUSD/RUBであり、上位5通貨ペアは全てマイナー通貨ペアでした。
しかし「ボラティリティを重視するなら、マイナー通貨ペアだな」と考えるのはオススメしません。
なぜなら、流動性の低い通貨ペアは急騰・急落のリスクが高く、どのFX業者でもスプレッド・スワップを高く設定しているからです。
FX業者 | XM(エックスエム) | AXIORY(アキシオリー) | FBS(エフビーエス) | iFOREX(アイフォレックス) | TitanFX(タイタンFX) | FXGT(エフエックスGT) | Exness(エクスネス) |
USD/RUB | 1668.7pips | 724.2pips | 100.0pips | 221.0pips | 562.2pips | 30.7pips | 373.5pips |
USD/CZK | 取り扱い無し | 11.5pips | 取り扱い無し | 25.0pips | 162.0pips | 31.1pips | 4.8pips |
GBP/MXN | 取り扱い無し | 126.7pips | 取り扱い無し | 取り扱い無し | 取り扱い無し | 取り扱い無し | 1094.6pips |
EUR/TRY | 140.3pips | 84pips | 33.3pips | 156.0pips | 25.0pips | 213.4pips | 371.1pips |
GBP/TRY | 取り扱い無し | 取り扱い無し | 取り扱い無し | 271.1pips | 35.3pips | 取り扱い無し | 765.8pips |
ボラティリティの高い通貨ペアほど、やはりスプレッドは広いです。
上記の表は、各FX業者の平均スプレッドを記載しています。
いくらボラティリティが大きいとは言え、極端に広いスプレッドは不便です。
例えば、デイトレード・スキャルピングをUSD/RUBで考えれば、30pipsを超えなければ利益が乗りません。
スイングトレードの発想もありますが、スワップポイントがネックです。
GBPとマイナー通貨のペアは取引しやすい
FX業者 | XM(エックスエム) | AXIORY(アキシオリー) | FBS(エフビーエス) | iFOREX(アイフォレックス) | TitanFX(タイタンFX) | FXGT(エフエックスGT) | Exness(エクスネス) |
GBP/CHF | 4.9pips | 2.4pips | 4.1pips | 3.0pips | 2.8pips | 3.8pips | 2.7pips |
GBP/AUD | 5.6pips | 2.7pips | 3.4pips | 8.0pips | 3.5pips | 4.5pips | 2.8pips |
GBP/CAD | 5.9pips | 2.6pips | 3.9pips | 4.5pips | 2.7pips | 5.0pips | 3.5pips |
GBP/NZD | 7.0pips | 3.5pips | 7.1pips | 11.0pips | 3.8pips | 6.8pips | 6.6pips |
GBP/JPY | 3.8pips | 1.7pips | 5.2pips | 2.3pips | 2.2pips | 4.0pips | 2.0pips |
対ポンドの通貨ペアで探すと、短期売買ができる範囲のスプレッドに抑えつつ、ボラティリティの高さも確保できます。
FX業者の選び方を間違えなければば、基本的には10pips未満の平均スプレッドで取引可能です。
- 【GBP/CHF】AXIORY(アキシオリー) 平均スプレッド2.4pips
- 【GBP/AUD】AXIORY(アキシオリー) 平均スプレッド2.7pips
- 【GBP/CAD】AXIORY(アキシオリー) 平均スプレッド2.6pips
- 【GBP/NZD】AXIORY(アキシオリー) 平均スプレッド3.5pips
- 【GBP/JPY】AXIORY(アキシオリー) 平均スプレッド1.7pips
具体的に、GBP(英ポンド)との通貨ペアに強いのは海外FX業者AXIORY(アキシオリー)です。
AXIORYのデメリットとしては、最大400倍と海外FX他社と比べて倍率の低さが挙げられます。
しかし、GBP/JPYなどクロスポンドの通貨ペアではスプレッドが他社より圧倒的に狭いです。
有効レバレッジを抑えたとしても、値幅が確保しやすいため十分に短期売買ができるでしょう。
また、更に狭いスプレッドを求めるなら、取引手数料を支払い「ナノスプレッド口座」で取引するのも1つの手段です。
【徹底レビュー】AXIORYはどんなFX業者?9つの特徴で徹底解説
通貨ペアのボラティリティを把握するインジケーター
通貨ペアや銘柄によって、ボラティリティが異なります。
ボラティリティは、1日・1週間・1ヵ月とデータを公開しているサービスは多いです。
例えば、「通貨ペア ボラティリティ」と検索すれば、証券会社が計測したデータを現代は簡単に見つけられます。
とは言え、リアルタイムなボラティリティを把握するのも重要。
市場は常に変化し、注目市場が存在するからです。
したがって、過去データだけでなく、リアルタイムなボラティリティを知る方法も抑えておきましょう。
Candle Strength
Candle Strengthは、ローソク足の始値と終値を基準にボラティリティを見やすくするインジケーターです。
複雑な計算式等はなく、シンプルにローソク足基準でボラティリティを視覚化しているのが特徴になります。
取引ツール「Metatraeder4(MT4)」なら、Forex indicator MT4より、無料でダウンロード可能です。
ボリンジャーバンド
ボラティリティを取り入れたテクニカルツールと言えば「ボリンジャーバンド」です。
ボリンジャーバンドは、基本的にどの取引プラットフォームにも標準で搭載されています。
1本の移動平均線と2本のバンドによって構成されるのがボリンジャーバンドです。
統計学をベースに、バンドの間にボラティリティが高確率でおさまる設計がされており、ボラティリティ予測ツールとしても役立ちます。
ボリンジャーバンドの基本的な使い方は以下の記事で分かりやすくまとめました。
【PC・スマホ】MT4でボリンジャーバンドを設定手順。基本シグナルを3つ解説
高ボラティリティ通貨ペア まとめ
今回は「【超解説】FXで高ボラティリティ通貨ペアを知りたい!値幅で攻めるトレード」のテーマでした。
この記事のポイントは以下の通りです。
- USD/RUBなどマイナー通貨とメジャー通貨のペアが高ボラティリティ
- スプレッドの広さからGBP軸の通貨ペアを取引するのが現実的
- GBP系の通貨ペアはAXIORYのスプレッドが優秀
- リアルタイムなボラティリティはインジケーターで視覚化
他の金融商品と比べて、FXにおけるボラティリティは超重要です。
FXで取引する通貨は、価値が基本的に一定に保たれるますから、株式や仮想通貨と違い、本質的には価値が上がるなどは重要ではありません。
ボラティリティの高い通貨ペアを上手く取引できれば、大きな値幅を利益に変え、効率よく資金を増やしていけるでしょう。
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