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【使える】通貨強弱を見るには?具体的な無料ツールとFXトレードの活用術

2021年4月13日

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通貨強弱とは、為替市場で「今、どの通貨が強く、どの通貨が弱いのか」といった考え方です。

通貨強弱を理解することで、市場全体がどの通貨に注目しているのかなどを分析できます。

本記事では、FXトレードで通貨強弱を取り入れられるレベルを目標にまとめました。
通貨強弱を覚えれば、相場の本質である需要と供給を加味したトレードが可能です。

注意

本記事は、現役トレーダーによる考察を掲載しています。あくまで個人的な意見・見解であるため、投資助言等を目的としていません。FXをはじめ、投資・投機は余裕資金かつ自己判断で行いましょう。




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通貨強弱とは?

通貨強弱では、文字通り通貨の強弱関係を見ると冒頭でお伝えしました。

とは言え、現代の相場ではインターネットを介して、平日24時間ずっと取引が行われています。
全ての取引を集計して、各通貨の価値にランキングを付けるのは難しいです。

リアルタイムで分かるのか「価格」ですから、各通貨ペアから相対的に見た通貨強弱が使われています。

例えば、米ドルなら「米ドルを含む通貨ペア」から、「米ドル以外の通貨」と比較。
異なる通貨と米ドルの取引で、ドル高となれば米ドルが強く、ドル安なら米ドルが弱いと言えます。

  • USDJPY(ドル円)
  • EURUSD(ユーロドル)
  • GBPUSD(ポンドドル)
  • AUDUSD(豪ドルドル)
  • CHFUSD(スイスフランドル

より具体的に解説すると、上記の様な米ドルを含む通貨ペアを元に、通貨ペア強弱は算出されます。

USDJPY以外の通貨ペアが軒並み「価格を下げている」 、USDJPYは「価格を上げている」場合は、通貨強弱はJPY・EUR・GBP・AUD・CHFより、USDが強いです。

USDJPYと他のドルストレートで価格の上下が逆なのは、通貨ペアの構成が理由になります。
USDJPYでは、米ドルを円で買う、EURUSDでは、ユーロをドルで買うといった構造だからです。




通貨強弱を表示できるオススメのインジケーター

通貨強弱と仕組みを解説しました。
おそらく、「通貨強弱を調べるのは難しそう・・・・」仕組みが分かっても、難しそうだからトレードで使うのは止めようと考えたでしょう。

とは言え、前述した通り、現代はインターネットで誰でも取引できる時代です。

複雑な計算不要で、簡単に通貨強弱を調べられます。
ここでは、現役トレーダーの筆者も使う「通貨強弱を表示できるオススメのインジケーター」をまとめした。


Currency Strength Chart「通貨強弱チャート」

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MT4やMT5といった取引ツールに、インジケーターを追加する方法もあります。

しかし、チャート上に表示すると、重要なチャートが見づらくなるので不便です。
無料のWebサイト「Currency Strength Chart」を使うのがオススメ。

  • USD(米ドル)
  • EUR(ユーロ)
  • JPY(日本円)
  • GBP(ポンド)
  • AUD(豪ドル)
  • CHF(スイスフラン)
  • CAD(カナダドル)
  • NZD(ニュージーランドドル)

Currency Strength Chartでは、上記8つの通貨を対象とした、相対的な通貨強弱をグラフ化させています。

細かい計算や全ての通貨ペアを監視することなく、簡単に通貨強弱を分析可能です。

似たサービスもありますが、通貨強弱を算出する際の細かい計算式が公開されており、サイト自体の不可が軽く、PCスペックに依存しません。
使いやすさ重視で私自身も活用しています。




FXで通貨強弱は重要?具体的な使い方

通貨強弱の仕組みと、通貨強弱が見れる便利なインジケーターをご紹介しました。

ここからは、より実践的な「FXトレードの通貨強弱活用術」を解説します。
具体的に、FXトレードで通貨強弱を使うのは、以下3パターンが基本です。

  • 通貨強弱からリスクオン・リスクオフの心理分析
  • 通貨強弱からドル・円の需要を見る
  • 通貨強弱からポジションの偏りを分析する

通貨強弱を上手くFXトレードで活用するコツとは、通貨強弱だけで、売買の判断や市場の分析をしない」といった考え方です。

FXに限らず、全ての金融市場では値動き、政治、あらゆる事象を組み込んで価格が決定されます。

通貨強弱だけで、取引の判断をするのは信頼性に欠けるますから、1つの判断材料として考えるのが重要です。
それでは、通貨強弱の活用術3パターンを詳しく解説します。


通貨強弱からリスクオン・リスクオフの心理分析

リスクオン・リスクオフという言葉は、FXを始めれば誰でも意識します。

リスクオンの相場では、リスクを許容し、リワード(利益)を求める動きが活発です。
一方で、リスクオフの相場では、リスクを抑え、資産価値を保とうとする動きが発生します。

通貨強弱から、リスクオン・リスクオフを判断する場合は、日本円に注目して分析するのが有効です。

「日本円が強い・他の通貨が弱い」→「リスクオフ相場の可能性が高い」
「日本円が弱い・他の通貨が強い」→「リスクオン相場の可能性が高い」

金融市場おいて、日本円は「安全通貨」「避難通貨」と言われています。

リスクオフ相場では、株式やボラティリティの大きい通貨を比較的に価値が安定している日本円が買われやすいです。

したがって通貨強弱を見て、日本円が強い時とはリスクオフ相場の可能性が高くなります。
一方で、日本円が著しく弱い時は、リスクオン相場の可能性が高まり、株式やボラティリティの大きい通貨へ市場資金は流れやすくなります。


通貨強弱からドル・円の需要を見る

通貨強弱からドル・円の需要を見る」というのは、株式市場や各国の金融政策と組み合わせて分析する活用術です。

例えば、米国の株式を取引する場合は、米ドルが必要になります。
(日本の株式なら日本円)

通貨強弱から、米ドル・日本円のいずれか、もしくは両方が強い場合は、米国株式・日本株式が強い状況となりやすいです。

株式と通貨の関係性が理解できれば、応用も効きます。

具体的には、ダウ平均が上がりそう→米ドルが押し目形成→米ドル買いのトレードといった戦略などです。

海外のFX業者では、株価指数や個別株にレバレッジを掛けて取引できるケースも多く、為替に限らず通貨強弱は重要な指標と言えます。


通貨強弱からポジションの偏りを分析する

著しく弱い、あるいは著しく強い通貨がある場合は「ポジションの偏り」が発生している見方もできます。

例えば、長らく下降トレンドを描いていた通貨ペアが、トレンド転換を思わせるチャートパターンを形成。
さらに、通貨ペアを構成する通貨の強弱が著しく弱いといった時は「逆張りの買い」の優位性が高いです。

最初にお伝えしたコツ「通貨強弱だけで、売買の判断や市場の分析をしない」とお伝えしましたが、実際の値動きと通貨強弱の動きが揃った時は、判断基準として高い信頼性を帯びます。

誰もがトレンド転換を意識するキレイなチャートパターン、実際に通貨強弱も強すぎ・弱すぎと同じ目線が持てるのが重要です。




通貨強弱を見る時は「幅広い通貨ペアを見るのも◎」

金融市場には、時々「1つの市場だけ、他の市場と遅れて動く」といった現象が見られます。

例えば、通貨強弱を見ると、明らかにドルが強い相場なのに、特定の通貨ペアだけドルが弱い(あるいは横這い)といった場面です。

基本的に、相場は多数派に傾くので、遅れてドル高になると予想されます。
分かりやすく言うと、幅広い通貨ペア・市場を見る事で「稼ぎやすいラッキーチャンスがある」ということです。

普段使いとは別で、監視用に幅広い取り扱い銘柄のあるFX口座を持っておくのも良いでしょう。
具体的に、2021年時点で取り扱い銘柄の多いFX業者をピックアップしました。

ポイント

国内FX業者では、為替以外の取引は別途口座が必要です。したがって、初心者でも使いやすい海外FX口座を紹介します。(別途手続き不要で、為替~株式などが取引できます)

【合計1046銘柄】iFOREX(アイフォレックス)

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iFOREX公式サイトはこちら

iFOREXの運営元
Formula Investment House Ltd.(1996年設立)
運営元の所在地
5 Nikis st., Syntagma Square,10557 Athens, Greece
金融ライセンス
MNB(ハンガリー銀行 為替管理制度)
BVIFSC(英国領バージン諸島の金融サービス委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大400倍 DD(ディーリングデスク) 情報なし
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
FXnet(独自) 平均1.0pips 不可

iFOREX(アイフォレックス)は「最も取り扱い銘柄の豊富」が特徴です。

  • 為替
  • 個別株
  • ETF
  • 仮想通貨
  • 株価指数
  • 商品先物

全ての金融市場を1つの口座で網羅的に取引できます。通貨強弱の活用術でお伝えした通り、株式市場によって各通貨への影響もあります。

主要な株価指数を見つつ、通貨強弱を分析してトレードといった使い道にも最適です。
また、日本語対応・使いやすいWeb版取引ツール・各種ボーナス完備など「国内FX→海外FX」と乗り換える方に使いやすいと思います。


【豊富な通貨ペアを低スプレッドで取引】AXIORY(アキシオリー)

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AXIORY公式サイトはこちら

Axioryの運営元
Axiory Global Ltd.(2007年設立)
運営元の所在地
No. 1 Corner of Hutson Street and Marine Parade
Belize City, Belize
金融ライセンス
 IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大400倍 NDD(ノンディーリングデスク) 情報なし
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/cTrader 平均0.4pips 可能

AXIORY(アキシオリー)は、金融庁認可の送金業者と提携し、国内銀行送金に対応する海外FX業者です。

為替が中心のFXトレーダーで、スプレッドも重視したい方にオススメ。
米国株の取り扱いも2020年から開始、株式と通貨強弱を使ったトレードの使いやすいと思います。

ちなみに、2種類ある口座タイプのうち、「ナノスプレッド口座」を使うと国内FX並みの低スプレッド&最大400倍レバレッジで快適です。


【通貨ペア100種超・無制限レバレッジ】Exness(エクスネス)

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Exness公式サイトはこちら

Exnessの運営元
Nymstar Limited(2008年設立)
運営元の所在地
1 Siafi PortoBello,Office 1,3042,Limassol Exness
金融ライセンス
CySEC(キプロス証券取引委員会)
FSA(セーシェル金融サービス庁)
FCA(英国金融行動監視機構)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大2000倍/無制限レバレッジ NDD(STP/ECN) 顧客満足度に関する受賞歴あり
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均1.1pips(ECNは0.1pips) 両方可能

Exness(エクスネス)は、2020年に日本上陸を果たしたグローバルFXブローカーです。

無制限レバレッジを条件達成で提供しており、通貨ペアも100種類を超えるなど規格外スペックで人気上昇中。

前述した、「1つの市場だけ、他の市場と遅れて動く」といった通貨強弱の十八番トレードで一攫千金を狙う、これが現実的に狙えるのがExnessの特徴です。




通貨強弱 まとめ

今回は「【使える!】通貨強弱を見るには?具体的な無料ツールとFXトレードの活用術」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • 通貨強弱とは、文字通り「各通貨の相対的な強弱関係」のこと
  • 通貨強弱だけでなく、1つの判断材料として取り入れるのがコツ
  • 株式との相関や、実際の値動きと通貨強弱が揃うとチャンス

通貨強弱は、意外と重要な指標です。値動きだけ、ファンダメンタルだけなどトレードスタイルで重視する指標はことなります。とは言え、相場の本質として価格はあらゆる事象をくみ取って成り立つもの。通貨強弱は各通貨の需要や、相対的な価値をみるので相場の本質として非常に重要です。

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