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【解体新書】EURGBP(ユーロポンド)の特徴【値動き・相関・2021年予想】

2021年4月6日

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EURGBP(ユーロポンド)は、日本人にとって馴染みの余りない通貨ペアの1つです。
どちら言うと、ユーロ円やポンド円の取引が多いかと思います。

とは言え、EURGBPは世界的に見ると、実は定番の通貨ペアです。

「EURGBPの分かりやすい特徴が知りたい」
「EURGBPでトレンドラインが上手く引けない」
「EURGBPのスプレッド広すぎ!狭い口座はないの?」

本記事では「EURGBPの解体新書」をテーマに、上記の疑問や悩みを解決します。

読み終える頃には、EURGBPのチャートが読みやすく、有利な取引環境を構築可能です。

注意

本記事は、現役トレーダーによる考察を掲載しています。あくまで個人的な意見・見解であるため、投資助言等を目的としていません。FXをはじめ、投資・投機は余裕資金かつ自己判断で行いましょう。




EURGBP(ユーロポンド)の特徴と構成

EURGBPとは、欧州連合(EU)の共通通貨「ユーロ(EUR)」と、イギリスの通貨「ポンド(GBP)」で構成される通貨ペアです。

欧州圏の通貨同士による通貨ペアの代表格がEURGBPと言えるでしょう。
ドルストレートや、クロス円にも属さない「クロス通貨」にEURGBPは分類されます。

日本人にとっては、馴染みのないEURGBP(ユーロポンド)。実は、為替市場では取引量も多く、流動性の高い通貨ペアの1つです。

2019年の国際決済銀行(BIS)による公開データでは、EURGBPの取引量は9番目に多く、為替市場全体の2%を占めています。

金融の世界で、為替市場は約1000兆円の取引が1年で行われる最大規模。
ビックマーケットで、9番目のシェアを誇るEURGBPの特徴を理解するのは、FXで重要と言えます。




EURGBP(ユーロポンド)の値動きに見られる特徴

EURGBP(ユーロポンド)の値動きに見られる特徴

  • トレンドラインより「水平線」が有効
  • レンジ相場では「ダマし」が多い
  • 200日移動平均線が効きやすい

EURGBP(ユーロポンド)の基本構成、市場規模の特徴を解説しました。
もう一段、実践的に値動きの特徴を解説します。

一見、ジグザグと不規則な値動きに見えるEURGBPですが、特徴を知るとシンプルです。

例えば、「EUGBPではトレンドラインが上手く引けない」と言った場合も、上記3つの特徴を抑えれば、押し目や戻り高値を掴みやすくなります。


トレンドラインより「水平線」が有効

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EURGBP(ユーロポンド)では、トレンドラインより「水平線」が有効な特徴があります。

もちろん、トレンドラインが使えないといった話ではなく、意識されやすいのがトレンドラインより、水平線という意味です。

EURGBPは、流動性が高く、GBPUSDやEURUSDと比較してもボラティリティが落ち着いています。

しかし、水平線を基準とした値動きは大きくなりやすい傾向があり、「EURGBPでは水平線が効きやすい」と知っているだけでも取引で役立ちます。

少し、補足するとトレンドラインと水平線、どちらが優位なのかは通貨ペアの節目の考え方に繋がる部分です。
トレンドラインは、縦軸と横軸、価格と時間が元になります。

一方で、水平線は価格。
つまり、EURGBPは価格が安定しており、過去の高値・安値は割安・割高の基準として強く意識されやすいと言えるでしょう。


レンジ相場では「ダマし」が多い

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EURGBP(ユーロポンド)の値動きには、レンジ相場で「ダマし」が多い特徴があります。
前述した通り、水平線が有効なEURGBP。

その半面で水平線を確認する様な動きが見られやすく、一時的にレンジ上下限を抜け、再度戻る展開が多いです。

また、ダマしを単なる負けとして考えるのではなく、ダマしが見られた価格にもヒントがあります。

ダマしで生まれた高値・安値は次の値動きでも、同じように意識される場合が多いです。

ダマしとは?

水平線やトレンドラインなど、節目を一旦抜けるも再度戻る様な展開。一旦は下がるも、その後、急騰。短期的に急騰してから、暴落といった展開などが「ダマし」と言われます。

200日移動平均線が効きやすい

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EURGBP(ユーロポンド)の値動きには、200日移動平均線が効きやすい特徴があります。

200日移動平均線、200期間移動平均線は金融市場おいて、昔から意識されているテクニカル指標の1つです。
EURGBPに関しては、具体的に日足と200日移動平均線が非常に役立ちます。

実際に、ERGBPの日足チャートへ、200日移動平均線を表示しましたが(画像)、トレンドの押し目予想に有効です。

ただし、移動平均線の性質上、レンジ相場との相性が悪いのは同じになります。

前述した通り、トレンドラインより水平線が効きやすいのがEURGBP、トレンド相場を見る時はトレンドラインより、200日移動平均線を重視すると良いでしょう。

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EURGBP(ユーロポンド)と相関するのは?

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EURGBP(ユーロポンド)は、EURUSD(ユーロドル)とGBPUSD(ポンドドル)と相関します。

EURGBPの通貨ペア構成に、どちらも含まれており、対米ドルの価格変動と欧州通貨と相関しているのが理由です。

ただし、相関関係だけを目安にEURGBPを取引するのはオススメしません。
なぜなら、EURGBP・EURUSD・GBPUSDの3つの通貨ペアが必ずしも、リアルタイムに連動するとは限らないからです。

例えば、先にお伝えしたEURGBPの取引量は2019年時点で「世界第9位」でした。

一方で、EURUSDは第1位、GBPUSDは第3位。
つまり、市場規模が全く異なるので、同じ様に下目線でも、同じ量の取引が成立しないので、価格への影響も変わっていきます。

ちなみに、EURUSDとGBPUSDでも、全体の24%、9%と市場の占有割合が異なり、大きな流れは相関でも、完全に連動するとは言えません。




EURGBP(ユーロポンド)のスプレッドが狭いFX業者はどこ?

EURGBP(ユーロポンド)の特徴について、ここまでお届けしました。

値動きには、水平線もとい一定の価格が意識されやすい特徴があります。
EURGBPを取引する上で、特徴や分析も重要ですが、スプレッドの狭いFX業者を利用するのも有効です。

例えば、同じ水平線で指値注文をしても、スプレッドの狭い業者、広い業者では大きく差が開きやすくなります。

スプレッドが広いと約定価格は不利に、狭ければ単純に含み益となるまでが早いです。
ここでは、EURGBPを低スプレッドで取引できるFX業者を3社ピックアップしました。

掲載スプレッドについて

実際に当サイトが計測した平均スプレッドを元に算出しています。平均スプレッドは、東京市場・ロンドン市場・ニューヨーク市場にて各1回計測したスプレッドから、平均値を算出しています。実測データですが、相場の状況によってスプレッドは変動するので注意です。

【取引手数料:無料】EURGBPのスプレッドが狭いFX業者

XM TitanFX iFOREX GemForex FBS Exness Axiory FXGT
1.8pips 1.4pips 1.3pips 2.0pips 3.2pips 1.0pips 1.4pips 1.7pips
  • 【第1位】Exness プロ口座 結果1.0pips
  • 【第2位】iFOREX 個人口座  結果1.3pips
  • 【第3位】TitanFX スタンダード口座 / Axiory スタンダード口座 結果1.4pips

EURGBPのスプレッドを、人気の海外FX業者によるスタンダード口座(取引手数料が発生しない口座タイプ)で比較しました。

EURGBPが最も低スプレッドなのはExness(エクスネス)のプロ口座です。

Exnessは、業界で唯一、無制限レバレッジが利用できるFX業者。
プロ口座は、初回入金で10万円が必要なので敷居が高くなります。

ただし、以下の条件で無制限レバレッジ(実質21億倍)が使えるのは大きな魅力です。

①Exnessで合計5ロット以上の取引(注文→決済で1回カウント)
②Exnessで合計10往復以上の新規注文
③口座残高が999ドル未満(約10万円以下)

意外と条件自体は難しくないのが、Exnessが話題となる理由。
とは言え、レバレッジを重視しない場合もあるでしょう。

iFOREXやTitanFXなら最大400倍・500倍で、割と低いスプレッドを実現できます。

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【Exnessの評判】どんなFX業者?メリット・デメリット・信頼性を徹底レビュー

海外FX業者Exness(エクスネス)に関する情報が少ない。 2020年に日本語対応開始なので、レビューがあまりないですよね。 「Exnessが話題なのは知ってるけど、どんなFX業者?」 「海外FX口 ...

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Exness(エクスネス)の概要

exness

Exness公式サイトはこちら

Exnessの運営元
Nymstar Limited(2008年設立)
運営元の所在地
1 Siafi PortoBello、Office 1、3042、Limassol Exness
金融ライセンス
CySEC(キプロス証券取引委員会)
FSA(セーシェル金融サービス庁)
FCA(英国金融行動監視機構)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大2000倍/無制限レバレッジ NDD(STP/ECN) 顧客満足度に関する受賞歴あり
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均1.1pips(ECNは0.1pips) 両方可能

【取引手数料:有料】EURGBPのスプレッドが狭いFX業者

EURGBPを低スプレッドで取引するなら、外付けの取引手数料を支払い、低スプレッドで取引できるFX口座も良いでしょう。

いわゆるECN方式と言われるFX口座では、取引手数料を支払う事で、為替市場へ直接注文が流れます。
直接注文によって、スプレッドが狭く、有利な価格で約定させやすいのがメリットです。

XM TitanFX FBS Exness Axiory
0.2pips 0.4pips 1.6pips 0.4pips 0.7pips
  • 【第1位】XM ゼロ口座 結果1.0pips
  • 【第2位】Exness ECN口座 / TitanFX ブレード口座 結果0.4pips
  • 【第3位】Axiory ナノスプレッド口座 0.7pips

スプレッドを比較すると、最も優れていたのはXM(エックスエム)のゼロ口座でした。

XMは、日本人利用者も多い、大手海外FX業者です。
ECN方式を採用しているゼロ口座は、EURGBPを0.2pipsの極小スプレッドで取引できます。

ちなみに、海外FX業者はレバレッジやゼロカットが優れる反面、国内と比較して広いスプレッドが弱点です。
しかし、クロス円以外の外貨同士は、海外FXの方が狭い場合が多くあります。

FX業者 XM TitanFX FBS Exness Axiory
取引手数料 往復10ドル(約1000円) 往復7ドル(約700円) 往復12ドル(約1200円) 往復7ドル(約700円) 往復6ドル(約600円)

取引手数料についても確認しておきましょう。
取引手数料は、各社で異なるのでスプレッドだけでなく、取引手数料を含めてコストを考える必要があります。

上記は1ロットの往復取引手数料(注文→決済)ですが、XMのゼロ口座は若干、相場より高い印象です。

とは言え、取引手数料は、確定申告時に経費として認められるので一概には言えません。

目安年間で20万円ほどの利益がFXであげられる場合は、通常の口座より、取引手数料有料の方がメリットがあるでしょう。

XM(エックスエム)の概要

xm

XM公式サイトはこちら

XMの運営元
Trading Point of Financial Instruments Ltd(2009年設立)
運営元の所在地
12 Richard & Verengaria Street, Araouzos Castle Court, 3rd Floor, 3042 Limassol, Cyprus.
金融ライセンス
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)
CySEC(キプロス証券取引委員会)
ASIC(オーストラリア証券投資委員会)
FCA(英国金融行動監視機構)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大888倍 NDD(STP/ECN) 第三者機関より10個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均1.6pips(全口座タイプ変動制) 両方可能




【2021年】EURGBP(ユーロポンド)の予想

EURGBPの特徴と、EURGBPの取引に最適なFX口座をここまでお届けしました。
次は、得たノウハウを実践的に活用してみましょう。

具体例として「2021年のEURGBPが今後どう動くのか?」の予想をまとめました。
前述した、EUGBPの通貨ぺア構成、そして値動きの特徴を理解すれば、誰でも同じレベルの分析が可能です。


【2021年】EURGBP(ユーロポンド)の重要価格

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EURGBP(ユーロポンド)の重要価格

①【0.77663GBP】②を下回った場合の安値予想値
②【0.82970GBP】直近の下げ止まり予想値
③【0.92624GBP】直近の下落前水準
④【0.94996GBP】④を上回った場合の高値予想値

EURGBPの特徴にて解説した通り、EURGBPは「水平線」が意識されやすいです。

直近でも、分かりやすい形で水平線が引けますから、2021年現在の重要価格は上記4つが推測できます。

いずれも、2回以上サポートラインとして意識される、あるいはダマし後に髭で巻き返し展開が起きた価格です。

各水平線に挟まれるカタチで、現在は高値を切り下げ、ダウ理論上の下降トレンド。
チャートは週足なので、長期は下降トレンドの目線となる見通しになります。

ダウ理論とは?

ダウ理論とは、19世紀にチャールズ・ダウ氏が考案した「相場における6つの基本法則」の事です。現代でも、定番のテクニカルとして多くの投資家・トレーダーが重視しています。詳細はこちらの記事で分かりやすく解説しています→【本質】ダウ理論をわかりやすく解説!知らないとFXで一生勝てません。

【予想】「戻り売り」がEURGBPの基本戦略

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2021年現在、ダウ理論上は、下目線がEURGBPの見通しです。
目線を変えて、EURGBPの特徴でお伝えした「200日移動平均線」で考えてみましょう。

日足レベルでは、グランビルの法則「売りの①」です。

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【グランビルの法則 買いシグナル】
買い①→200日移動平均線が右肩下がりor水平の時に価格が上抜け
買い②→200日移動平均線が右肩上がり、価格は一時的に下がるもSMAで再上昇
買い③→200日移動平均線が右肩上がり、価格がSMA付近で再上昇
買い④→200日移動平均線が右肩下がり、価格と大きく離れている(乖離)

【グランビルの法則 売りシグナル】
売り①→200SMAが右肩上がりor水平の時に価格が下抜け
売り②→200SMAが右肩下がり、価格は一時的に上がるもSMAで再下降
売り③→200SMAが右肩下がり、価格がSMA付近で再下降
売り④→200SMAが右肩上がり、価格と大きく離れている(乖離)

EURGBPで200日移動平均線との相性が良い事、そして200期間の移動平均線は、大口投資家も確認する重要なテクニカル指標です。

明確に「売り」と言えるシグナルが発生した以上は、「戻り売り」が有利になるでしょう。

例えば、短期的に上昇局面を迎えた場合、200日移動平均線から、再び下落に転じる展開が予想されます。
トレンドラインは効きづらい、このような特徴がEURGBPにはありますから、戻り売りには200日移動平均線が有効です。




【解体新書】EURGBP(ユーロポンド)の特徴 まとめ

今回は「【解体新書】EURGBP(ユーロポンド)の特徴【値動き・相関・2021年予想】」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • EURGBPは為替市場で9番目の取引量
  • EURGBPの値動きは「水平線」「200日移動平均線」が反映されやすい
  • EURGBPは、EURUSD・GBPUSDと長期的な相関がある
  • EURGBPのスプレッドが低いのは「Exness(プロ口座)」
  • 極小スプレッドが良い・取引手数料も許せるなら「XM(ゼロ口座)」
  • 2021年最新の予想は「下目線」、戻り売り戦略が優位

EURGBPは、ポンドが入るのでFX初心者には難しいと思われがちです。
とは言え、実際には、割と価格が安定している通貨ペア。

FX初心者=とりあえずドル円、そして少し幅を広げるならユーロポンド(EURGBP)も良いでしょう。

欧州系の通貨ペアは、海外FX業者でも最適な口座を知っていれば、意外と狭いスプレッドで取引可能。
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