この記事で分かる事
- MT4で使えるボリンジャーバンドとは?
- PC版・スマホ版のMT4でボリンジャーバンドを設定する方法
- ボリンジャーバンドの基本的な使い方
今回は、初心者向けに「MT4で使えるボリンジャーバンド」について解説します。
ボリンジャーバンドは、移動平均線にならぶ定番のテクニカルツールです。
使いこなせると、価格がどこまで動くのか?の目安が判断しやすくなります。
- 上がりそうだから買ってみよう
- まだ下がるから売ろう
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ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドとは、価格の変動幅「ボラティリティ」を予想できるテクニカルツールです。
「移動平均線」と「バンド線2本」でボリンジャーバンドは表示されます。
移動平均線(青線)がおおまかな価格の流れ、バンド線は価格が動くなら上下の変動幅はどのくらいか?を表すのがボリンジャーバンドです。
価格の変動幅を予想は、難しい計算式で算出されています。
- 価格の平均値
- 標準偏差
計算自体は、数字を設定するだけで自動的にMT4で計算されます。
なので、覚える必要はありません。
しかし、実際に全てのトレーダーの取引からボラティリティを予測していません。
したがって、「予測」ではなく「予想」。
ボリンジャーバンドが絶対ではない事は覚えておきましょう。
【PC版】MT4でボリンジャーバンドの設定手順
PC版のMT4でボリンジャーバンドを設定する手順を解説します。
また、ボリンジャーバンドをMT4以外で使っていた人向けに、自分の好みにカスタマイズする手順もまとめました。
- 「挿入」メニューを選択する
MT4の上部メニューより「挿入」をクリックしましょう。
※MT4では、こちらのメニューよりインジケーターを追加します。
- Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)を選択する
「インディケータ」→「トレンド」→「Bollinger Bands」の順にクリックしましょう。
- Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)の設定画面へ
初めてボリンジャーバンドを使う場合は「OK」をクリックしましょう。
MT4では、一般的なボリンジャーバンドの設定が既にされています。
- 【PC版】MT4でボリンジャーバンド設定完了
これで【PC版】MT4でボリンジャーバンドの設定完了です。
【スマホ版】MT4でボリンジャーバンドの設定手順
スマホ版のMT4でボリンジャーバンドを設定する手順を解説します。
また、PC版ほどではありませんが、スマホ版のMT4でもボリンジャーバンドをカスタマイズできます。
- インジケーター追加ボタンを押す
スマホ版MT4でチャート画面を開きます。
※通貨ペア名をタップ→チャート表示
上部メニューの「インジケーター追加」アイコンをタップしましょう。
- メインウィンドウを選択する
メインウィンドウをタップすると、インジケーターの追加ができます。
ちなみ、他のインジケーターを表示している場合は、この画面から設定を変更可能です。
- Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)を選択する
アプリ版MT4に搭載されているインジケーターの一覧が表示されます。
「トレンド」から「Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)」をタップしましょう。
- ボリンジャーバンドの設定を完了する
- 【スマホ版】MT4でボリンジャーバンド設定完了
これで【スマホ版】MT4でボリンジャーバンドの設定が完了です。
画面が小さいので、PC版とは若干の見え方が変わります。数値は同じです。
MT4ボリンジャーバンドの基本的な見方
初心者向けに、ボリンジャーバンドの基本的な見方を解説します。
冒頭でお伝えした通り、ボリンジャーバンドは3本の線で構成されたインジケーターです。
移動平均線を中心に、上下2つのバンドで構成されています。
- 移動平均線
平均値から算出された、価格の大まかな流れが分かります。
例えば、右肩下がりの移動平均線は下降トレンド、右肩上がりの移動平均線は上昇トレンドといった判断をします。
- バンド上限
ボリンジャーバンド上で予想される、上方向の変動幅(ボラティリティ)を示します。
過去の平均値から、標準偏差を計算して統計学的には「上がるなら最大はここ」といった目安です。必ずではありません。
- バンド下限
ボリンジャーバンド下で予想される、下方向の変動幅(ボラティリティ)を示します。
過去の平均値から、標準偏差を計算して統計学的には「下がるなら最大はここ」といった目安です。必ずではありません。
- バンドの本数(標準偏差)
バンドの本数を増やすこともあります。
MT4のボリンジャーバンドでは上下1本ずつ、標準偏差2の設定が一般的です。
ボリンジャーバンドの上限「σ2」下限を「-σ2」と専門的な言い方をします。
「σ(シグマ)」は標準偏差の意味で、標準偏差1・2・3と設定する事でσ1・σ2・σ3となります。
初心者はとりあえず、標準偏差2(σ2)の初期設定で慣れましょう。
▷【XM】移動平均線の初心者向け解説!SMAとEMAどっちが良い?違いは?
ボリンジャーバンドの基本シグナル3つ
ボリンジャーバンドには、基本シグナルが3パターンあります。
シグナルとは、今の相場がどんな状態か?買いと売りどっちが有利か?が一目で判断できる目安です。
非常にシンプルで、たった3パターンだけ。
覚えておくと、ボリンジャーバンドを実践で活用しやすくなります。
「ボリンジャーバンドの基本シグナル3つ
- スクイーズ
- エクスパンション
- バンドウォーク
具体的に、ボリンジャーバンドの基本シグナルは上記の3パターンです。
ローソク足(実際の価格推移)とボリンジャーバンドを組み合わせてパターン化します。
スクイーズ
- バンドの幅が小さくなっていく形
- レンジ相場で見られやすい
スクイーズは、日本語に訳すと「搾り出す」と言った意味があります。
文字通り、ボラティリティが小さくなってレンジ相場で発生しやすいです。
搾り「出す」ですから、スクイーズは次のトレンドへの準備期間とも言えます。
保有中のポジションを決済し、次のトレンドへ備える戦略が考えられるシグナルです。
エクスパンション
- ボリンジャーバンドの幅が大きくなる形
- ローソク足は、上下どちらかにバンドウォークを描きやすい
- 拡大幅が大きくほど、ローソク足の方向へ強いトレンド
エクスパンションは、トレンド発生の初期に見られやすいです。
文字通り、拡大(エクスパンション)する形を描きます。
ボリンジャーバンドが、エクスパンションを発生するとトレンドが起きたと判断できます。
順張りの戦略を考えやすいです。
バンドウォーク
- バンド上限・バンド下限のどちらかにローソク足が沿う形
- バンド上限→上昇トレンド継続
- バンド下限→下降トレンド継続
バンドウォークとは、バンドの上下限に沿う形でローソク足が推移する状態です。
トレンド継続中にバンドウォークが見られやすく、トレンドが強いほどバンドウォークは長くなります。
つまり、トレンド継続と判断できるので「保有中のポジションを持ち続けられる」など戦略を考えられます。
ボリンジャーバンドにはサイクルがある
ボリンジャーバンドでは、価格の変動幅(ボラティリティ)の予想ができるが、絶対ではないとお伝えしました。
しかし、ボリンジャーバンドの基本シグナル3つには絶対的なルールがあります。
それは、必ず「スクイーズ」→「エクスパンション」→「バンドウォーク」の順番で動くという事です。
ボリンジャーバンドはローソク足を元に作られ、ローソク足は完成すると後から形を買える事はありません。
FXでは、トレンドとレンジしかありません。
したがって、1つの切り替えは同じボリンジャーバンドのシグナルが順番に動きます。
例えば、チャートを見ると実際に、「スクイーズ」→「エクスパンション」→「バンドウォーク」そして、再びスクイーズに戻ります。
実際のトレードでも、エクスパンションでトレンドに乗って取引できなくても、焦らず次のスクイーズ→エクスパンションを待つ意識を持ちましょう。
必ず、次のチャンスがあるので、無理な取引はしないのが大切です。
まとめ
今回は「【PC・スマホ】MT4でボリンジャーバンドを設定手順。基本シグナルを3つ解説」のテーマでした。
この記事をまとめると
- MT4でボリンジャーバンドは表示&カスタマイズできる
- ボリンジャーバンドは変動幅(ボラティリティ)を予想できる
- ボリンジャーバンドには基本シグナルがある
ボリンジャーバンドは、初心者にもオススメできるテクニカルツールです。
なぜなら、無駄なエントリーを減らせるからです。
例えば、急に価格が上がった場合に「まだ上がるだろう」と漠然とした判断をしがちです。
一方で、ボリンジャーバンドを使うと「まだ上がるとしたら、ここまで」と具体性をもって取引できます。
トレードの判断材料として活用してみましょう。
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