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【2021年】ポンド円の見通し「123円は底値?今年の重要ポイント」

2021年1月12日

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2021年のポンド円はどんな見通しが考えられるでしょうか?

ポンド円と言えば、大きなボラティリティが魅力です。
とは言え、去年はポンド円にしては控え目なボラティリティでした。

2020年の振り返りとチャートを元にテクニカル分析を行い、2021年のポンド円の見通しを立て見ました。

「ポンド円の2021年がどうなる?」
「ポンド円は2020年を振り返ると何が分かる?」
「ポンド円を有利に取引できるFX口座は?」

今回は「2021年のポンド円」をテーマに、上記の疑問を解決します。

注意

本記事は、現役トレーダーによるドル円への考察を掲載しています。あくまで個人的な意見・見解であるため、確実性のある予測ではありません。FXをはじめ、投資・投機は余裕資金かつ自己判断で行いましょう。




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【結論】2021年のポンド円はレンジ相場、
ただし大きな分岐点

結論から言いますと「2021年のポンド円はレンジ相場、ただし大きな分岐点にある」という見通しが予想されます。

なぜなら、ポンド円は2020年を振り返ると大きく下げ、その後に戻すも高値・安値共に一定の範囲で細かく推移しているからです。

実は、ポンド円の値動きは2021年から2008年まで巻き戻すと同じ2本のラインで相場が展開しています。
詳しい解説を、2020年のポンド円相場の振り返りと共にまとめました。




2020年の振り返り「ポンド円は1年間のレンジ相場」

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2020年のポンド円を振り返ると「レンジ相場」でした。

年初から大きく下げたものの、下髭を付け巻き返しを図り、月足レベルでは高値と安値の更新はなく140円~125円のレンジ幅で推移しているのが分かります。

2000pips未満のレンジ幅は、2021年のポンド円で見通しを立てるのに引き続き重要な判断材料になるでしょう。
また、2020年1月~3月まで続落した事実も重要です。

現状は3カ月の下落幅内に2021年初以降も包まれる形で値動きが推移しています。




2021年の見通し「ポンド円で重要な節目」

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2021年、ポンド円見通しを立てる上で最重要な節目があります。
ポンド円で重要な節目とは、長く相場を支配してきたトレンドラインの存在です。

上記のポンド円月足チャートには、同様の角度で2本のトレンドラインを描写しています。

2008年以降ポンド円相場において、強く意識されているトレンドラインです。
実際に、過去12年間に渡って、一度もポンド円はトレンドラインを上抜けていません。

月足チャートには、過去5回分の高値を描写していますが、いずれの価格でも明確にトレンドラインが反応しているのが分かります。

ポイント

ポンドを含む通貨ペアでは、重要なトレンドラインは引き続き同じ角度が相場において意識されやすい特徴が確認できます。前述した2本のトレンドラインについても、一本のトレンドラインを抜けても同様の角度で新しいトレンドラインが確認できる状態です。

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ポンド円は、やはり2021年も引き続き高値を抑える節目として、トレンドラインが意識される見通しが考えられます。

一方で、ポンド円の安値はどこで支えられる見通しとなるでしょうか?安値に関しては、123円から124円台半ばまでの水準となる予想がされます。

なぜなら、2008年以降のポンド円は123円から124年半ばで何度も価格を持ち直して来ているからです。

ポイント

2020年の1月から3月にかけて約24円幅の下落が起きているのが分かります。同様の値幅かつ、3本の月足内でポンド円の価格は推移しており、3本の陰線は強い下落圧力があると想定可能です。仮に、2020年1月の急落前水準を超えれば、ポンド円は一転して上昇トレンドとなる見通しも想定できます。

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ポンド円の安値を月足から振り返ると、直近では2008年以降から過去4回価格を支えているのが分かります。

一度、水色の水平線を描写していますが、水平線に到達すると大きく反発する展開も確認可能です。
重要なのは、水平線の機能が衰えるような、下抜けの予兆は確認されていない事になります。


【1回目】163.094円まで反発
【2回目】195.280円まで反発
【3回目】156.389円まで反発

過去の反発を見ると、順当に高値を切り下げる様な展開は確認できていません。
引き続き、トレンドラインまで上昇→水平線まで下がるといったサイクルとなる見通しは1つのシナリオとして想定しておくべきでしょう。

一方で、FXではお馴染みの、三尊天井(ヘッド&ショルダートップ)の形成も考えられますが、ポンド円が為替銘柄であること、月足という超長期のサイクルであることを加味して考えます。

結論としては、月足で安値を更新する展開を考えても、超長期のマクロ目線であるため、すぐに安値割れを考える場面ではないです。




2021年の重要価格

2021年のポンド円の見通しを月足からテクニカル分析にて予想しました。
キーポイントは2008年以降からポンド円相場で意識されている「トレンドライン」と「水平線」です。

ここではキーポイントとして意識された節目から、重要か価格をまとめてお伝えします。


【123.991円】2008年以降、ポンド円を支えてきた水準
【163.895円】急落前の水準、トレンドライン最初の交差点
【156 .608円】2度目のトレンドレイン交差点
【147.954円】3度目のトレンドライン交差点
【142.714円】4度目のトレンドライン交差点、直近の高値水準

ポンド円が2021年において、上記の価格に到達した場合、中期的にトレンド転換、あるいは抜けた時には大きく相場が動く可能性が高いです。

また、価格としてではなく価格帯として考えるのがオススメになります。

必ずしも、前回と完全に同じ価格帯で相場が変化するとは限りません。
市場の価格は、全ての取引の平均価格を指すからです。

ポンド円は特にボラティリティの高い通貨ペアですから、想定した価格の誤差に注意しましょう




2021年「ポンド円」の注目ファンダメンタルズ

  • ロックダウンによる経済衰退
  • イングランド銀行(BOE)の政策金利
  • 原油市場との相関性

値動きを中心としたテクニカル分析から2021年のポンド円について見通しを予想しました。

ここからは、ファンダメンタルズ分析に視点を変え、ポンド(イギリス)関連のファンダメンタルズ要因を3つピックアップして解説します。




ロックダウンによる経済衰退

2021年初の段階では、一日当たり5万人を超える感染者数となっているイギリス。
3度目となるロックダウンが実施される事となりました。

英国のボリス・ジョンソン首相は、2021年1月4日時点で警戒レベル5「医療崩壊に陥る重大なリスク、厳重な社会的距離制作」都市部のロックダウンを宣言しました。
イングランド全土で3度目となるロックダウンです。

特定の理由がない場合は、自宅から出られない状況になります。
「特定の理由」とは、在宅で行えない勤務、運動、医療、食料品の買い出しなどが含まれます。

また、ロックダウンには細かいルール規制がされており、例えばロックダウン期間の結婚式は6人までと具体的な人数まで決められているのが特徴です。
(ちなみに罰金あり)

イギリスのロックダウンが2021年の英国経済にどういった影響を及ぼすのか?緩和される場合はどういった形なのか?引き続き注目です。




イングランド銀行(BOE)の政策金利

イギリスの政策金利を取り決めるイングランド銀行(BOE)。基本的には方針を含めて滅多に変わらないのが各国の政策金利です。

しかし、イングランド銀行は金融政策の変更をしやすい傾向にあります。
ポンド円と言えば大きい値動きが特徴的ですが、金利面での変動にも2021年は例年通り注目すべきです。




原油市場との相関性

イギリスの主要産業、及び主要貿易品目には石油・原油があります。
広大な油田を有するイギリスは、原油市場とポンド円の関連性が高いです。

一般的には原油とポンドには相関関係があると言われています。
原油高はポンド高、原油安はポンド安といった相関関係です。

ただし、相関関係が必ず成立するとは言えず、また原油/ポンドではなく、ポンド/円の取引ですから相対的に見たポンドの価値が重要になります。

例えば、原油安・ポンド安の相場環境でも、全市場がリスクオフに傾いていると原油との相関関係は崩れる可能性が高いです。
リスクオフの場合、円高になりやすい為、原油安でもポンド円においてはポンド安・円高になります。

したがって、原油の相関関係だけを意識しない広い視野が大切です。




ポンド円の取引でオススメのFX口座

ポンド円のFX口座選び基準

  • ポンド円のスワップポイントが良い
  • ポンド円のスプレッドが狭い
  • ポンド円で高いレバレッジが使える

2021年のポンド円を取引するのに最適なFX口座はどこでしょうか?他の通貨ペアでも同じですが、上記の基準でオススメのFX口座をご紹介します。

例えば、ポンド円はトレンドラインと水平線に挟まれるレンジ相場となる見通しですから、低スプレッドな口座の方が有利です。
アナタの2021年ポンド円トレード戦略に最適なFX口座をご紹介します。




ポンド円のスワップポイントが良いFX口座

FX業者 ロングスワップ ショートスワップ
FXGT -0.035pips -0.756pips
XM -0.327pips -0.447pips
Axiory -0.4314pips -0.53pips
Exness -0.0524pips -0.3123pips
FBS -0.108pips -0.204pips
GEMFOREX 0.14pips -3.78pips
TitanFX -0.55pips -0.373pips

2021年のポンド円をスイングトレードで攻略するなら、やはりスワップポイントが安く設定されているFX口座がオススメです。
2021年1月時点でポンド円のスワップポイントが良いのは「GEMOFOREX(ゲムフォレックス)」でした。

とは言え、ポンド円のファンダメンタルズでも触れた通り、他の通貨より政策金利の変動があるのがポンドです。
スワップポイントが各社変動する可能性が高い事に注意しましょう。

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【酷評アリ】GEMFOREXの評判まとめ。海外FX歴7年が他社と比較してみた。

300口座限定の5000倍レバレッジなど、海外FX界隈で何かと話題のGEMFOREX(ゲムフォレックス)。 異色のサービスが多く、GEMFOREXの評判は気になります。 結論から言うと、「海外FX業者 ...

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【ポンド円のスワップポイント◎】GEMFOREXの基本情報

GEMFOREXの運営元
GEM GROUP NZ LIMITED(2010年設立)
運営元の所在地
Level 1, 275 Onehunga Mall, Onehunga,Auckland
金融ライセンス
NZFSP(ニュージーランド証券投資委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大1000倍 NDD(STP) 第三者機関より7個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均0.4pips(ノースプレッド口座) 両方可能
GEMFOREX(ノースプレッド口座)の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
0.6pips 0.7pips 2.0pips 0.4pips 1.2pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
0.4pips 0.5pips 1.5pips 3.4pips 1.6pips




ポンド円のスプレッドが狭いFX口座

FX業者 XM TitanFX iFOREX GemForex FBS Exness Axiory FXGT
ポンド円の平均スプレッド 3.8pips 2.2pips 2.3pips 2.4pips 5.2pips 2.0pips 1.7pips 3.6pips

ポンド円は高いボラティリティが魅力ですが、一方でスプレッドが拡大傾向にある不便な面もあります。
スキャルピングを軸にポンド円で稼ぐなら、やはりポンド円を低スプレッドで取引できるFX口座が最適でしょう。

2021年1月時点で、人気の海外FX業者を同条件で比較すると「Axiory(アキシオリー)」が最も平均スプレッドが優れています。

いずれも、同条件で一日3回の東京、ロンドン、ニューヨーク市場のスプレッドを計測して比較しました。
ポンド円のスキャルピングならAxioryが最適です。

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【徹底レビュー】AXIORYはどんなFX業者?9つの特徴で徹底解説

今回は海外FX業者「AXIORY(アキシオリー)」について徹底レビューします。 初めての海外FX口座はどこで作る?と言われれば、高確率でAXIORYがオススメされるでしょう。 とは言え、こんな疑問があ ...

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【ポンド円のスワップポイント◎】Axioryの基本情報

Axioryの運営元
Axiory Global Ltd.(2013年設立)
運営元の所在地
No. 1 Corner of Hutson Street and Marine Parade, Belize City, Belize
金融ライセンス
IFSC (International Financial Services Commission)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大400倍 NDD(STP) 第三者機関より7個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/cTrader 平均1.3pips(スタンダード口座) 両方可能
Axiory(スタンダード口座)の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
1.7pips 1.6pips 1.4pips 1.2pips 1.7pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
1.3pips 1.4pips 1.9pips 2.7pips 1.4pips




ポンド円で高いレバレッジが使えるFX口座

FX業者 XM TitanFX iFOREX GemForex FBS Exness Axiory FXGT
最大レバレッジ 最大888倍 最大500倍 最大400倍 最大1000倍 最大3000倍 最大2000倍 最大400倍 最大500倍

2021年のポンド円を少額資金で取引するなら、高いレバレッジを提供するFX口座が良いでしょう。

最も高いレバレッジでポンド円を取引できるのはFBS(エフビーエス)。]

また、他の通貨ペアと違い、急変動の大きさから多くの退場者を有無のがポンド円です。海外FX業者なら、ゼロカットで追証による借金が発生しません。
高いレバレッジで、無理のない範囲の少額資金にすることで、一度の敗退で大きな損失を避ける工夫も出来ます。

大きな資金で運用する場合は、証拠金残高に応じたレバレッジ制限があるので、以下のレバレッジ制限表を参考にFX口座を選びましょう。

各社の証拠金残高に応じたレバレッジ制限は上記の表を参考にして下さい。

ちなみに、Exnessに関しては条件達成で無制限レバレッジ(実質21億倍)が使えます。
少額資金で条件を達成するのは、少し難易度が高いので自身のトレードスタイルと相談しましょう。

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【ポンド円のレバレッジ◎】FBSの基本情報

FBSの運営元
FBS Markets Inc(2009年設立)
運営元の所在地
2118, Guava Street, Belize Belama Phase 1, Belize
金融ライセンス
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)

CySEC(キプロス証券取引委員会)

ASIC(オーストラリア証券投資委員会)

FSB(南アフリカ金融サービス委員会)

レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大3000倍 NDD(STP/ECN) 第三者機関より10個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均2.2pips(0pips固定あり) 両方可能
FBS(スタンダード口座)の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
2.2pips 2.0pips 1.5pips 1.2pips 2.2pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
1.3pips 1.4pips 2.2pips 1.2pips 1.8pips




2021年のポンド円 まとめ

今回は「【2021年】ポンド円の見通し「123円は底値?今年の重要ポイント」」のテーマでした。

2021年のポンド円は、2020年の相場から分析するとレンジ相場となる可能性が高いという結論でした。

しかし、レンジ相場と言っても月足レベルの話で、明確にポンド円相場で意識されているトレンドラインと水平線が確認できるので戦略は組みやすいと考えられます。
また、2008年以降からトレンドラインと水平線は節目として機能しており、どちらかに抜けた場合は大きな展開が予想されるでしょう。

 

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