メタクォーツ社が提供する取引ツール「MetaTrader(メタトレーダー)」。
- MT4(MetaTrader4)
- MT5(MetaTrader5)
シンプルにMT5の方が新しいから上位互換?ちょっと違います。
同じ買いと売りを発注する取引ツールです。
しかし、細かい仕様や機能面で違いがあります。
今回は「MT4とMT5の違いは?」「どっちを使うのがオススメか?」といった疑問を5分で解決します。
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【XM】MT4とMT5の違いとは?
- MT4とMT5の比較表
MT4 | MT5 | |
拡張性 | 最高 | 劣る |
動作スペック | 軽い | かなり軽い |
機能性 | 高い | 最高 |
メンテナンス | 年に4回 | 年に10回以上 |
MT4とMT5の違い
- MT4は拡張性に優れ、自由度が高い
- MT5はメンテナンス頻度が高い
- MT5は口座で仕様が違うケースもある
- 機能面ではMT5が優れる
開発元が同じなので、基本的な使い方は全く同じです。
とは言え、実際には使ってみると機能や便利さに違いがあります。
一方が劣るというより、出来る事・出来ない事があるから「両方を使い分ける」のが4年間メタトレーダーを使った私の結論です。
MT4は拡張性に優れ、自由度が高い
MT4は拡張性が圧倒的に優れています。
カスタムインジケーターや、自動売買で使える「EA(エキスパートアドバイザー)」などMT5より種類が豊富です。
無料・有料問わず、ネット環境があれば誰でも好みにカスタマイズできます。
MT4が未だに人気なのはこういった理由があるからです。
ちなみに、MT4が2005年リリース、MT5は2010年リリースなので5年の差がカスタムツールの種類に大きな違いを生んでいます。
実際に私自身もMT4をメインに愛用しており、以下のカスタムインジケーターを使っています。
- 通貨ペア(銘柄)の価格を右上に表示
- ローソク足の残り時間を左下に表示
機能面をカスタムインジケーターでカバーできるので、MT4を使う機会が多いです。
▷【裏技】XMのMT4でチャートを制す!複数チャートの表示とカスタマイズ
MT5はメンテナンス頻度が高い
MT5の方が、MT4よりメンテナンス頻度が高いです。
メンテナンスというより、細かいバグのアップデート修正が多いです。
つまり、MT4の方が古いのでバグが少ないから、メンテナンス頻度の違いがあります。
とは言え、10年以上前のプログラムに対して定期的なメンテナンスをしているのは好印象です。
世界中の投資家・トレーダーに評価されているのも納得と言えます。
MT5は口座で仕様が違うケースもある
FX業者の提供する口座によっては、MT5でしか取引できない数量・銘柄があります。
例えば、仮想通貨の取引やマイクロ系の口座で最小での取引はMT5限定といったケースです。
ちなみに、定番格のFX業者XM(エックスエム)だと、前述した取引ルールがMT5口座に適応されます。
MT4では、拡張性が高いので機能面の差はありません。
しかし、取引ルールは変えられないので必然的にMT5も使う機会が出てきます。
▷【まとめ】XMの全口座タイプを紹介!アナタに最適な口座とは?
機能面ではMT5が優れる
デフォルトで搭載されている機能だけで言えば、MT5の方が優れています。
例えば、チャートの期間設定がMT4とMT5で違います。
- MT4は9種類の期間設定
1分足/5分足/15分足/30分足/1時間足/4時間足/日足/週足/月足
- MT5は21種類の期間設定
1分足/2分足/3分足/4分足/5分足/6分足/10分足/12分足/15分足/20分足/30分足/1時間足/2時間足/3時間足/4時間足/6時間足/8時間足/12時間足/日足/週足/月足
ご覧の通り、かなり細かい期間設定があります。(もちろん不要なら消せます)
他には、アイコンがキレイになっていたり、ボタン配置が見やすくなっていたりと細かい機能が改善されています。
チャートに関しては、MT4でもカスタムインジケーターで変えられます。
しかし、ボタン配置などは限界があるのでMT5が優れているといった感じです。
PCスペックは気にしなくてOK
MT4・MT5のどちらも低スペックパソコンで問題なく使えます。
まず、MT4・MT5の両方が10年以上前に作られたプログラムです。
したがって、当時よりパソコンの性能は大きく上がっています。
例えば、10年前のハイスペックPCは今の普通のパソコン性能ぐらいと言っても良いぐらいです。
しかし、MT4は動作が重く・MT5は動作が軽いと言った意見もあります。
原因としては、経年劣化もしくは古いパソコンを使っている可能性が高いです。
そして、意外と多いのがインジケーター・チャートを多く表示している場合も多いです。
表示する物が多い=その分パソコンに負荷が掛かります。
もし、メタトレーダーの動作が重いと感じたら必要最低限の機能だけに設定しましょう。
MT4とMT5ならどちらを使うべき?
どちらがオススメか決めるなら「MT4」がオススメです。
なぜなら、カスタマイズできるのが結果的には一番便利だからです。
例えば、自動売買を使ってトレードするなら、種類の多いMT4の方が有利になります。
同じ自動売買を使うより、勝ちやすいシステムに切り替えて使った方が単純に勝ちやすいと言えます。
何か機能面で欲しい部分があれば、MT4の方がカスタムインジケーターが豊富に流通しているので違いは大きいです。
取引スタイルによってMT5も使う
使っているFX業者によっては、MT5じゃないと取引できない銘柄もあります。
また、お伝えした通りにXMのマイクロ口座など最小取引数量で取引するならMT5が必須な場合もあります。
したがって、MT5も使えた方が良いです。
そもそも、FX業者が対応していればMT4・MT5の両方をパソコンにインストールしておけます。
利用料金も発生しないので、両方用意して使い分けるのがベストです。
まとめ
今回は「【5分で分かる】MT4とMT5の違い。オススメどっち?」のテーマでした。
この記事をまとめると
- MT4とMT5の違いはデフォルトの機能と拡張性
- どんなパソコンでも、ほとんど快適に使える
- 基本的にはMT4が無難
つまり「MT4は拡張性が高く万能、とは言え口座によってはMT5も必須」といった内容でした。
MT4じゃないとダメといったルールはありません。
基本的にMT4・MT5に致命的な違いはなく、取引は快適にできます。
実際に使ってみて、機能に物足りなさを感じるならMT4をカスタムしてみる。
一方で、最小限の機能でOKなら、シンプルで見やすいMT5を使うといった考え方です。
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