今回は、海外FX業者XM(エックスエム)のpips表記について解説します。
- pipsとは何?
- XMって通貨ペアによってpipsの計算合わない。
- XMの公式スプレッドがpipsじゃない?
このような疑問を解決できる内容でお届けします。
つまり、pipsの意味が分からない状態から、海外FX業者も使いこなせるpipsの知識までレベルアップ可能です。
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pips(ピップス)とは?
pips(ピップス)とは、FXで使われる通貨ペアの値幅を示す単位です。
違う国同士の通貨を取引するFXでは、共通の単位がないと不便です。
なのでピップスと言う単位が用いられます。
例えば、朝のニュースで「ドル円は昨日より0.5銭高い〇〇円で取引されています」こんな感じで流れると思います。
しかし、これがユーロドルならどうでしょう?
「昨日より0.001ドル高く、日本円に換算すると〇〇銭ほど高く取引されています」となってしまい分かりづらいです。
そこで共通のピップスと言う単位で変動をカウントします。
1pipsの数え方は、クロス円とクロス円以外で違う
- クロス円の通貨ペア 0.01円=1pips
- クロス円以外の通貨ペア 0.0001=1pips
1pips の数え方は2種類しかないので非常に簡単です。
通貨ペアに円が含まれる場合と、含まれない場合になります。
例えば、ドル円なら0.01円が1pips。1pipsはドル円の場合「1銭」です。
- 売り値(bid)107.514
- 買い値(ask)107.531
スプレッドに置き換えて考えてみましょう。
上記のレートだと、スプレッドは「1.7pips」です。
スプレッドは、買いと売りの差ですから「107.531円-107.514円」で計算できます。
その差は0.017円。0.01円=1pipsなので1.7pipsとなります。
難しく考えず、クロス円(円を含む)通貨ペアは○○円の差に対して、100倍と覚えましょう。
クロス円以外の1pipsについて
XMでは、円建て・ドル建て以外の通貨ペアも豊富に取り扱っています。(全57種類)
クロス円以外の通貨は「0.0001=1pips」。この数字だけ覚えると簡単です。
例えば
- USDTRY 6.96276
- GBPUSD 1.23903
このように、クロス円以外の通貨ペアは「少数点以下5桁」で必ず価格が表示されています。
「0.0001=1pips」なので、区切って考えてみましょう。
一番左側の数字のみを見ます。
そして、すぐ左に小数点を入れると分かりやすいです。
USDTRY(ドル/トルコリラ)なら、6.96276の「7」が1pipsの場所になります。
なので、6.96276→6.96286に価格が上がれば「1pips」価格が上がったと同じ意味です。
1pipsでいくら稼げる?
クロス円の通貨ペアは、0.01円が1pipsだとお伝えしました。
なので、単純に買い注文をして、その後1pips価格が上がれば0.01円の儲けです。
しかし、FXでは1通貨つまり、1ドル単位で取引はしません。
XMだと、スタンダード口座は1ロット=10万通貨の単位で取引されます。
つまり、ドル円なら「ドル円の通貨ペアを10万個」取引している事になります。
なので、1pipsの利益が1ロットだと「0.01円×10万」で1000円の利益になります。
- 10ロットなら、1pipsで1万円
- 100ロットなら、1pipsで10万円
単純にロット数が大きいほど、同じ値幅でも利益は大きくなります。
もう一つ、利益が大きくなるのは値幅です。
1pipsではなく、10pipの値幅を取引で獲得した場合。10ロット→1pipsの利益と同じ1万円を得られます。
この考え方はトレードでも役に立ちます。
(引き続きドル円で考えます。)
- 10ロットで1pipsの利益「1万円」
- 1ロットで10pipsの利益「1万円」
ロット数と値幅で同じ利益になります。
例えば、同じ通貨ペアでも「大きく変動する日」「大きく変動しない日」があります。
変動が少ない日なら、ロット数を上げれば同様に1万円の利益を得ることが可能です。
また、短時間しかトレードの時間が取れない。
かつ、ポジションを長く持ちたくない。(ポジション=約定した注文)
要するに早く決着をしたい時も、変動がなければロットを上げれば同様に1万円の利益が狙えます。
変動が大きい時は、ロット数を小さくして取引コストを抑えて同じ利益も狙う事も可能です。
XMはpips表記じゃない
XMの公式取引ツール「MT4」の、pips表記に注意しましょう。
ポンド円を1ロット、売り注文してみました。
損益欄には「-48」と表記されており、下の含み損は-4,800円となっています。
さきほど、クロス円は1pips=0.01円だと解説しました。
- 48×0.01=0.48円
- 1ロット=10万通貨×0.48
- 48,000円
計算してみると、含み損は本来48,000円のはず。しかし、実際には0が1つ少ないです。
これは、MT4がpips表記ではなく「ポイント表記」なのが原因です。
ポイントは、シンプルに小数点以下を切り捨てる表記になっています。
例えば「-48ポイント」とは「-4.8pips」と同じ意味になります。
MT4で損益をポイント表示にする際は、下一桁に小数点を付けてpipsを考えましょう。
XMのスプレッドはpips表記ではない
スプレッドをXMの公式サイトで見ると上記の記載があります。
- USDJPY
- 最小変動幅 0.001
- 最低スプレッド 0.015
最初済変動幅は、MT4で表示される「1ポイントの値」になります。
最低スプレッドは、「0.015円」といった意味になります。
つまり、0.015pipsではありません。
おそらく、MT4はポイント表記で、スプレッドは通貨で表記・・・混乱されると思います。
▷【本質】XMのスプレッドまとめ。実質コストで考えるべき理由。
コチラの記事で全通貨ペアのスプレッドをpips表記に計算しておきました。
証拠金通貨と1pips
XMでは、FX業者でも比較的多い57種類の通貨ペアを取り扱っています。
ドル以外の外貨同士の通貨ペアでは、1pipsで何円の利益なのか?計算が違います。
例えば、ユーロドルの1pipsはドルで利益が計算され、取引口座の「円」に換算される仕組みです。
つまり、外貨同士の通貨ペアは「対円レート」で換算されます。
どの通貨の対円レートなのかは「証拠金通貨」で変わります。
- 証拠金通貨を確認する
証拠金通貨を確認するには、MT4の「気配値表示」を使います。
ここでは、参考に「AUDNZD(豪ドル/NZドル)」の外貨同士の通貨ペアで解説します。
※証拠金通貨とは、取引口座の「円」ではなく通貨ペアによって設定されています。
「気配値一覧」から、証拠金通貨を確認したい名前を右クリックしましょう。
「オプションメニュー」が開かれます。
「仕様」をクリックしましょう。
「証拠金通貨」の欄に記載されている通貨対円のレートで1pips何円か?が計算できます。
AUDNZDの場合、証拠金通貨は「AUD」。つまり、AUDJPY(豪ドル円)のレートに換算したのが1pipsの金額です。
まとめ
今回は「XMのpips表記について解説!国内→海外FXで間違えやすい数え方。」のテーマでした。
この記事をまとめると
- pips(ピップス)とは、値幅を表す共通の単位
- クロス円とクロス円以外で1pipsが違う
- 証拠金通貨で1pipsの金額は変わる
1pipsを覚えると、値幅で取引を考えられます。
値幅で考えられると、取引で金銭感覚によるストレスを軽減できます。
例えば、「1万円稼ぐ」より「10pips稼ぐ」。「1万円の損失」より「10pipsの損失」の方が心理的に負担は少ないです。
いくら儲けるではななく、いくらの値幅で目的の金額を稼げるか?この考え方は重要です。
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