FXの世界には、様々な手法が存在します。
多くの手法は、移動平均線やボリンジャーバンドなどテクニカルツールがベースです。
しかし、テクニカルツールには期間設定があり、設定次第で見え方が変わってきます。
ようするに、使う数字が違うので見え方がバラバラという事。
使う数字を「フィボナッチ61.8%」に限定してみましょう。
今回は、フィボナッチ61.8%を使ったシンプル手法を解説します。
心理的に意識されやすい、フィボナッチ数列は相場で有効です。
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フィボナッチリトレースメントとは?
フィボナッチリトレースメントとは、フィボナッチ数列という数字を使った「押し目・戻り高値」を予想するのに活用できるテクニカルです。
直近の高値にフィボナッチ・リトレースメント当てます。
仮に、重要なポイントでなくてもフィボナッチ61.8%、23.6%など何となく重なるポイントが確認できます。
つまり、フィボナッチはFXでは意識されるという事です。
今回は、フィボナッチの中でも61.8%の数字に注目して手法を考察します。
また、フィボナッチリトレースメントを使える事が前提となります。
以下の記事で分かりやすく解説しているので、ご活用ください。
▷【XM】フィボナッチ・リトレースメントとは?使い方の具体例も解説。
フィボナッチ61.8%で
効率良く稼ぐシンプル手法
- フィボナッチ・リトレースメントの61.8%
- 押し目・戻り高値を狙う
- 1つの波だけを
フィボナッチ61.8%の手法では、3つのルールでトレードをします。
FXの知識で基礎中の基礎、フィボナッチ・リトレースメントとエリオット波動理論を使った手法です。
必須なのは、エリオット波動理論の知識になります。
フィボナッチ・リトレースメントに関しては、トレードの精度を上げる為に使うので細かい数学的な考え方は不要です。
▷【本質】エリオット波動理論の基礎!もう迷わない考え方を教えます。
それでは、具体的に分析~決済ポイントまでを解説します。
【分析編】フィボナッチ61.8%の手法
「トレンドを確認」
まず、チャートから上昇トレンド・下降トレンドを探します。
- 上昇トレンド→高値と安値を切り上げる
- 下降トレンド→高値と安値を切り下げる
赤枠部分は「上昇トレンド」です。
高値と安値を切り下げているのが、チャートから分析できると思います。
上昇トレンドの場合は、3点以上安値を結んでトレンドラインが引けるか確認します。
(下降トレンドの場合は高値を結んで引きます。)
なぜ、トレンドラインを引くのかというとエリオット波動理論の考え方を使うからです。
エリオット波動理論では、相場は波を描いて推移する考え方がありました。
トレンドラインで結べる=同じ角度で安値を切り上げていると判断します。
つまり、何番目の波かは不明ですが、少なくとも1つの上昇波が発生している状況です。
フィボナッチ61.8%手法では、直前のトレンドに対する戻る動き(反発)を狙うので「具体的に何波動目なのか?」まで考える必要はありません。
やがて、トレンドラインを抜ける展開が起きました。
次に考えるべきは、どこまで下がるか?です。
なぜなら、上昇トレンドの発生中はトレンドラインの水準で3度も買われていたからです。
もし、下がるとしたらどこまでか?これを予想するのにフィボナッチ・リトレースメントを使います。
【エントリー編】フィボナッチ61.8%の手法
「反発ポイントを探る」
フィボナッチ・リトレースメントを使って、エントリーポイントを決めます。
- トレンドラインの安値(起点)
- トレンドラインを下回った直近の高値(終点)
この2点をフィボナッチ・リトレースメントを当てましょう。
ポイント
下降トレンドの場合は、トレンドラインの高値(起点)と上回った直近の安値(終点)でフィボナッチ・リトレースメントを使います。
リトレースメントとは「戻り」の意味なので、トレンドに対して同じ方向で使いましょう。
フィボナッチ61.8%の部分に水色ラインを引きました。
先ほどの上昇トレンドに対する「戻り」を狙うので、緑色部分でエントリーを検討します。
- 利益確定は、フィボナッチ・リトレースメントを当てた高値水準
- 損切りは、フィボナッチ61.8%を抜ける水準
このように設定しましょう。
トレードシナリオは、フィボナッチ61.8%からの押し目買いで反発が起こる予想でした。
したがって、下回った場合はシナリオ否定=予想と違ったので損切りです。
ちなみに、上記のチャートはドル円4時間足です。
- 利益確定→約150pips
- 損切り→約30pips
リスクリワード1:5、想定損失に対して5倍の想定利益で理想的なトレードとなりました。
フィボナッチ61.8%手法の注意点
- 高値・安値の更新は狙わない
- リスクリワードを徹底する
- フィボナッチ61.8は目安
どんな手法にも弱点があります。
したがって、弱点を理解して手法と相性の良い相場だけで使うのが無難です。
フィボナッチ61.8%を使った手法では、上記の3つに注意してトレードで活用しましょう。
とは言え、一言では理解できないと思うので解説します。
- 高値・安値の更新を狙わない
フィボナッチ61.8%で狙うのはあくまで「戻ってきた時の反発」です。
トレンド方向への順張りにはなりますが、高値更新・安値更新は狙いません。
ようするに、欲張らずに謙虚な利確を心がけましょうといった話です。
フィボナッチ61.8%手法では、エリオット波動理論の「相場が波を描く」といった考え方を取り入れています。
しかし、具体的な波のカウントまでは求めていません。
なぜなら、波のカウントを正確に行うには、膨大な検証と経験が必要だからです。
手法は言ってしまえば、有効なポイントだけを抜き取って稼ぐのが本質です。
トレード経験が浅いうちは、目先の利益を追って欲張らないように注意しましょう。
- リスクリワードを徹底する
常に、リスクに対してリワードが大きくなるトレードを意識しましょう。
フィボナッチ・リトレースメントの領域に価格がきただけでエントリーが禁物です。
手法に当てはまっても、損切りする値幅が大きい、期待できる利益が少ない場合はエントリーを見送るべきです。
なぜなら、前述した通り手法が絶対ではないからです。
当然ですが、予想に反した動きをする相場も多々あります。
リスクリワードと手法のルールに当てはまる時だけトレードするように意識しましょう。
- フィボナッチ61.8は目安
「あくまで、フィボナッチ61.8%は目安でしかない。」といった考え方は強く持つべきです。
なぜなら、戻りの目安としてフィボナッチが重なりやすいから手法で取り入れているだけだからです。
他のフィボナッチ数列で止まる場合、そもそもフィボナッチが役に立たない相場もあります。
フィボナッチ61.8%は、十分に価格が戻ってきた水準の目安として使っています。
だからこそ、前述したリスクリワードの比率が重要です。
比較的、意識されやすいポイントで損失を限定してトレードする。そして、利益は大きく常に確保するからトータル収支で稼ぐ事が可能です。
目安より、ルール化して稼ぎやすいトレードを作る意識が超重要。
手法を信じすぎて、むやみにトレードを繰り返すと負けやすいです。
まとめ
今回は「【シンプル手法】フィボナッチ61.8%で効率良く稼ぐ方法」のテーマでした。
FX初心者は、どうしても今後の価格が上がるのか?下がるのか?を予想してしまいます。
実際に、予想を当てていくのは中級者以上の経験とスキルが必要です。
今回は、「今後の展開を予想する必要がほぼない」といった逆転の発想がベースになります。
つまり、今後はどうなるか不明だが、ここまで戻れば再び買われる(売られる)だろうといった感じです。
フィボナッチの確率を利用して、有利なところの一部分だけを抜き取る(トレードする)イメージです。
コツが分かるまでは、小さいロットで練習するのがオススメ。
自分の納得ができる形で理解するのが、一番使いやすいです。
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