今回は、XMでトルコリラをと取引する場合のポイントを解説します。
具体的には、こんな内容をお届けします。
- XMのトルコリラとスワップポイント
- トルコリラの通貨特性
- XMでトルコリラを取引するコツ
結論としては「XMのトルコリラはスワップと値幅を同時に狙うべき」と言った感じです。
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XMのトルコリラ系通貨ペアは2つ
- XM スワップポイント トルコリラ
通貨ペア(英語) | 通貨ペア(日本語) | 買いスワップポイント | 換算レート | 売りスワップポイント | 換算レート |
EURTRY | ユーロ/トルコリラ | -296.5 | -4958.3円 | 105.3 | 1760.9円 |
USDTRY | ドル/トルコリラ | 0.0075 | -3688.7円 | -220.58 | 696.0円 |
XMのトルコリラ関係の通貨ペアは2種類「対ユーロ」「対ドル」です。
単純にトルコリラをスワップポイントで稼ぐなら「売り一択」になります。
なぜなら、トルコリラ系の通貨ペア2種類の両方が売りのスワップポイントのみ「受け取り側」だからです。
一方で、買いのスワップポイントは支払い側となり、2020年4月時点の金利状況では以下の支払いがポジションに発生します。
- EURTRY(ユーロ/トルコリラ) 一日当たり約4,900円
- USDTRY(ドル/トルコリラ) 一日当たり約3,700円
例えば、スワップポイントを狙った取引をする場合は、売りのポジションを2種類どちらかでトルコリラは狙うのが前提となります。
ここで重要なのは、あくまで「スワップポイントで稼ぐなら」トルコリラ系の通貨ペアは売りポジション一択です。といったお話です。
支払い側、マイナススワップが高いという事は、トルコリラの取引で重要な要素なので覚えておきましょう。
スプレッドの広さに気を付けよう
- スプレッドの目安
通貨ペア(英語) | 通貨ペア(日本語) | スプレッド |
EURTRY | ユーロ/トルコリラ | 61.5pips |
USDTRY | ドル/トルコリラ | 64.1pips
|
XMのトルコリラ関係のスプレッドは上記の通りになります。
60pipsを超える高いスプレッドですが、これはXMに限ったスプレッドの数値ではありません。
新興国の通貨ペアは基本的に変動幅(ボラティリティ)が大きく、ドル円などの規模の大きい市場と比較して小規模なのでスプレッドが広くなりやすい傾向があります。
なので、短期売買よりは中長期目線のスイングトレードが扱いやすい仕様と言えます。
例えば、トルコリラの通貨ペアで10pipsの利益を狙う場合、少なくともスプレッド分の値幅を埋める必要があります。
- ERYTRY(ユーロ/トルコリラ)なら61.5pips+10pips=71.5pips
- USDTRY(ドル/トルコリラ)なら64.1pips+10pips=74.5pips
上記の様に、10pipsの利益でも獲得する利益幅が広いので短期売買には不向きです。
【XMトルコリラ】
スワップ運用をシュミレーション
XMでトルコリラをスワップ運用し場合の利益、これは保有日数でシュミレーションできます。
- EURTRY(ユーロ/トルコリラ)
- USDTRY(ドル/トルコリラ)
この2つの通貨ペアをそれぞれ100日間、売りポジションを保有し続けた場合のスワップポイントは以下の通りです。
- EURTRY(ユーロ/トルコリラ)の売りスワップ「1,760円/日」×100日間=176,000円
- USDTRY(ドル/トルコリラ)の売りスワップ「696円/日」×100日間=69,600円
1ロット(10万通貨)で100日間運用した場合、EURTRY(ユーロ/トルコリラ)の売りスワップは約17万円は稼げるといった結果です。
もちろん、為替相場の影響で価格が上がれば、ポジション自体に損失が発生するので「とりあえず売ればOK」といった事ではありません。
【XM トルコリラ】
通貨の特性を理解するべき。世界経済の背景。
トルコリラで稼ぐなら知るべきコト
- トルコリラは高金利通貨
- トルコは新興国
- トルコ経済は、欧州の支えで成り立っている
トルコリラは言わずと知れた「高金利通貨」としての特性があります。
同時に新興国通貨としての特性を持ち、リスクオン相場では買われやすい通貨といったセオリーがあります。
新興国であるトルコは、高金利政策の効果があり、先進国からの資金流入がされやすい傾向があります。
これは「トルコ危機」といったニュースなど、新興国トルコと先進国のアメリカの関係性から説明が付きます。
関税を引き上げるなど、トルコの経済状況に打撃を与える情報に関してはトルコリラ売りを発生させる原因として考えられます。
トルコ危機とは?
2018年8月に発生した、トルコとアメリカにおける関税をめぐる問題。
「アルミニウムを始めとする鉱山資源への関税率を2倍に上げる」とアメリカ大統領(ドナルド・トランプ)が表明した事を受け、金融市場に大きな影響を及ぼしました。
トルコリラに対する関心は欧州圏も含む
トルコと言えば、ヨーロッパ諸国に対して債務がある事で有名です。
簡単に言い換えるなら、フランスやイタリアなど欧州の国に対して借金をしていると言えます。
つまり、トルコの経済は他国のお金で成り立っていると言っても過言ではありません。
トルコの経済状況が悪化した場合、この借金の返済が問われるので欧州通貨「ユーロ」も少なからず影響がでるのです。
【XM トルコリラ】
売りでスワップなら、テクニカル分析が必須
XMのトルコリラは全て売りポジションで稼ぐ必要がある。
よって、売りポジションで利益が出せる、もしくは売りポジションで最終的にスワップより損失を少なく抑える必要があります。
つまり、テクニカル分析を行いEURTRY(ユーロ/トルコリラ)USDTRY(ドル/トルコリラ)の空売りポイントを見つけるのがベストな戦略です。
EURTRY(ユーロ/トルコリラ)は緩やかな上昇傾向
EURTRY(ユーロ/トルコリラ)は、しばらく「緩やかな上昇傾向」が見られる価格の推移をしています。
しかし、数日間の下落がしばしば見られる為「結論、数日単位のスイングトレード」が理論上はトルコリラで稼ぎやすい戦略です。
価格の推移から、数年単位の上昇トレンドが見られます。
一方で、数か月の下降トレンドも十分見れれる事から、売り場は十分にあると言えます。
EURTRY(ユーロ/トルコリラ)に関しては、スイングトレードの売りでトレードする事を軸に、おまけとしてスワップポイントが貰える考え方が稼ぐ近道と言えるでしょう。
USDTRY(ドル/トルコリラ)も緩やかな上昇傾向
USDTRY(ドル/トルコリラ)に関しても、EURTRY(ユーロ/トルコリラ)と同様「数日単位のスイングトレード」で空売りのトレードが適正と言えます。
価格の推移から、数年単位の上昇トレンドが明確に判断でき、一方で数日~数か月単位の下降トレンドもしっかり確認できます。
テクニカル分析上では、理想としては数か月単位の下降トレンドを狙ってエントリーポイントを探るのが理想的です。
XMのトルコリラ系の通貨ペアは「ほぼ完全に相関関係」
XMで取り扱っている通貨ペアで、トルコリラが関連する2銘柄は「ほぼ完全に相関関係にある」といった事実があります。
相関関係とは、異なる投資商品が同じような価格の推移を示す事です。
実際にEURTRY(ユーロ/トルコリラ)とUSDTRY(ドル/トルコリラ)両者の日足チャートを深くすると明確に相関関係が分析できます。
上記のチャートは、ローソク足チャートで「USDTRY(ドル/トルコリラ)」、青色のラインチャートで「EURTRY(ユーロ/トルコリラ)」を重ねた比較チャートです。
ご覧の通り、両者のチャートはほぼ完全に同じ形で一致しています。
あえて、その差を探すならば下げ相場では、EURTRY(ユーロ/トルコリラ)の方が低い価格で推移するという事です。
テクニカル分析上では、コチラの方が売り有利と言えるでしょう。
マイナススワップが大きいのも重要
- EURTRY(ユーロ/トルコリラ) 一日当たり約4,900円
- USDTRY(ドル/トルコリラ) 一日当たり約3,700円
上記のマイナススワップがあるとお伝えしましたが、これはスワップが低いから金利投資を止めようといった意味だけではないです。
なぜなら、買いポジションを持つと、支払うスワップが高い=長くポジションを持つとコスパが悪いと言えるからです。
例えば、EURTRY(ユーロ/トルコリラ)USDTRY(ドル/トルコリラ)共に長期的には上昇トレンドですが、しっかり下がる局面もチャートから伺えます。
持ち続けると、当然支払うスワップは大きくなります。
何らのタイミングで、売られやすい状況が生まれる可能性が高いです。
つまり、ひたすら買いポジションを持っていれば利益だが、定期的に決済しないとマイナススワップで利益が目減りするという事です。
なので、必ずしもXMのトルコリラ建ての通貨ペアが長期上昇トレンドだから稼げないというのは違います。
【XM トルコリラ】
スワップは「木曜日の早朝」を狙え
XMでは、日本時間で木曜日の早朝にスワップポイントが3日分付与される。
なので、スワップポイントで少しでも多く稼ぎたいなら「木曜日の早朝」を狙ってポジションを持つのも効果的です。
なぜ3日分のスワップポイントとなるか理由は以下になります。
- 土日もスワップポイントが発生している
- 土日は市場が休み
- 水曜日分と土日分の合計3日分を付与する
XMのスワップポイントは、毎営業日のクローズ時間のGMT22時(グリニッジ標準時間の事)に当日分が付与される仕組みです。
つまり、GMT22時を日本時間に直した水曜日の早朝に付与されます。
- 冬時間 日本の午前7時
- 夏時間 日本の午前6時
この時間帯を目安に、トルコリラのポジションを持つと3日分付与される。
3日分とは言え、3日間の間もずっとポジションを持ち続ける必要はありません。
スワップポイントが付与されるタイミングで、対象となる通貨ペアを持っていれば付与対象になります。
また、FXではどの業者も「冬時間」と「夏時間」といった季節毎に取引時間の切り替えがあるので注意しましょう。
- 【XMの冬時間】適応期間 10月の最終週日曜日午前2時~3月の最終週日曜日午前1時
- 【XMの夏時間】適応期間 3月の最終週日曜日午前1時~10月の最終週日曜日午前1時
上記が冬時間と夏時間の切り替え時期の目安です。
XMから、取引時間の変更に関しては事前に連絡があるので、定期的にメールの確認をオススメします。
また、FXと他の投資商品でも取引時間は、それぞれの冬時間と夏時間が存在するのも注意して下さい。
XMでトルコリラを取引する注意点
XMでトルコリラを取引するなら「レバレッジ制限」について知っておくべきです。
なぜなら、EURTRY(ユーロ/トルコリラ)とUSDTRY(ドル/トルコリラ)に関しては、最大レバレッジ100倍の制限があるからです。
- XMのゼロ口座最大500倍のレバレッジ制限
- XMの残高合計200万円以上のレバレッジ制限
例えば、他にXMでは上記のレバレッジ制限があります。
ここで覚えてほしいのは、残高および口座タイプに限らずXMでトルコリラを取引するなら必ずあるレバレッジ制限という事です。
- 1ロットの証拠金目安
通貨ペア(英語) | 通貨ペア(日本語) | スタンダード口座 | マイクロ口座 |
EURTRY | ユーロ/トルコリラ | 120,246円 | 1,202円 |
USDTRY | ドル/トルコリラ | 12,156円 | 122円 |
上記はXMでトルコリラを1ロット取引する際の必要証拠金の目安です。
レバレッジが下がると、取引するのに必要な証拠金が大きくなるのも注意しましょう。
また、少額資金でトルコリラを運用する場合は、XMの「マイクロ口座」を使うのもオススメです。
この場合、表を見て頂ければ分かりますが、マイクロ口座はスタンダード口座より1ロット当たりの数量が少なくなります。
なので、少ない資金でも細かくロットを増やしていく取引方法が可能です。
XMトルコリラについてのまとめ
今回は「【指南】XMでトルコリラはスワップ稼げるか?取引のコツを教えます。」のテーマでした。
この記事をまとめると
- XMのトルコリラは「対ユーロ」「対ドル」の2種類
- スワップポイントは「EURTRY(ユーロ/トルコリラ)」が高い
- スイングトレードと合わせて狙うのがオススメ
つまり「XMでもトルコリラを取引でき、特性やテクニカル分析を駆使すれば稼げる」と言った内容でした。
私自身も、トルコリラを問わず、全通貨ペアを定期的に確認するようにしています。
売買チャンスとスワップポイント(プラススワップ)が重なれば、差益と金利で2度美味しいので取引するメリット大です。
とは言え、高金利通貨の変動は大きく、経済情勢の影響を受けやすいとったデメリットもあります。やはりチャンスまで待ち、チャンスがきたら仕掛ける基本のトレードが大切です。
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