今回は海外FX業者「AXIORY(アキシオリー)」について徹底レビューします。
初めての海外FX口座はどこで作る?と言われれば、高確率でAXIORYがオススメされるでしょう。
とは言え、こんな疑問があると思います。
海外FX歴7年の私が、他社を含めてAXIORYの特徴・メリット・デメリットをまとめました。
業界最狭水準のスプレッド
[toc]
AXIORY(アキシオリー)は
どんなFX業者?
- AXIORYの運営元について
【運営元】Axiory Global Ltd. (FX事業の開始2013年7月)
【本社所在地】No. 1 Corner of Hutson Street and Marine Parade, Belize City, Belize
【金融ライセンス】IFSC (International Financial Services Commission)
- 口座タイプ別の仕様
口座タイプ | スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 |
取引手数料 | 無料 | 1ロット往復6ドル |
最大レバレッジ | 最大400倍 | |
証拠金通貨 | USD/EUR/JPY | |
1ロットの数量 | 10万通貨 | |
最大ロット数 | 1000ロット | |
最小取引数量 | 0.01ロット(1000通貨) | |
取り扱い通貨ペア | 61種類 | |
CFD | 16種類 | |
マージンコール | 証拠金維持率50%以下 | |
ロスカット | 証拠金維持率20%以下 | |
追証 | なし(ゼロカット) | |
デモ口座 | あり |
AXIORYは2013年に設立されたFX業者です。
最大400倍のレバレッジと国内以上の倍率に加え、低スプレッドを提供しています。
口座開設から入出金まで、日本語サポートが充実しており、定番の海外FX口座として人気です。
AXIORYの特徴は9つ
「ハイレベルなFX業者」
AXIORY9つの特徴
- 国内FX並みの低スプレッドを提供
- 最大400倍のレバレッジで取引可能
- ゼロカットで追証が発生しない
- スキャルピング特化のcTraderに対応
- MetaTrader4も使える
- 金融庁認可の国内銀行送金が使える
- 金融ライセンスを取得済み
- 資金保証制度で安心
- トラブルが起きても公平性がある
AXIORYは、非常にレベルの高い優良FX業者と言って良いでしょう。
その理由は、9つの特徴に凝縮されています。
実際に使ってみると、他にも細かい取引ルールや、約定率までもハイパフォーマンスです。
YouTubeやSNSを見ると、専業トレーダーでも使っている人が多いイメージもあります。
9つの特徴をより詳しく見てみましょう。
国内FX並みの低スプレッドを提供
海外FX=スプレッドが広いといったイメージがあると思います。
しかし、AXIORYのスプレッドは相当低いです。
国内のFX業者とほとんど差はなく、特に「ナノスプレッド口座」は超低スプレッドです。
例えば、ドル円なら0.4pipsほど。
しかも、国内FXのような原則固定のスプレッドではなく、平均スプレッドになります。
スプレッドが拡大しやすい深夜帯も含めての低スプレッドは特徴的。
もちろん、ナノスプレッド口座では1ロットで6ドル(約600円)の取引手数料が発生します。
一見デメリットですが、確定申告時には経費として扱われる控除対象です。
海外FX口座の税率は高いので、むしろメリットと言えるでしょう。
-
【調査】AXIORYのスプレッドは狭い?全通貨ペア・口座タイプで徹底比較
海外FX業者の中でトップクラスにスプレッドが狭いAXIORY(アキシオリー)。 とは言え、実際にどのぐらい狭いのでしょうか? 今回は「AXIORYの平均スプレッド」をテーマに徹底解説します。 「AXI ...
続きを見る
最大400倍のレバレッジで取引可能
AXIORYが国内FXから移行するユーザーに人気な大きな理由、最大400倍のレバレッジです。
国内FX業者には、最大25倍までの規制があります。
しかし、AXIORYは低スプレッドを維持しつつ最大400倍のレバレッジを提供。
たしかに、海外FX業者では1000倍以上のレバレッジを提供する他社も多いです。
一方で、AXIORYのような低スプレッドと両立している他社はなく、最大400倍&低スプレッドのバランスの良さが特徴と言えるでしょう。
AXIORYはレバレッジ制限ルールも優秀
AXIORYは最大400倍レバレッジですが、制限ルールの緩さも特徴になります。
海外FX業者では、口座の資金や口座タイプによってレバレッジ制限があるのが一般的です。
しかし、AXIORYの場合は口座残高が1000万円を超えるまでは制限がありません。
他社だと2万円から制限がある場合もあります。
AXIORYは、レバレッジ制限の基準が緩く、資金の大きいトレーダーでも使いやすいです。
もちろん、口座タイプ問わず最大400倍のレバレッジが使えます。
-
AXIORYのレバレッジ制限について。細かい規制やルールまとめ。
AXIORYは口座タイプ問わず、最大400倍のレバレッジが使えます。 とは言え、全ての人が最大レバレッジを使える訳ではありません。 なぜなら、証拠金残高や取引する銘柄によってレバレッジ制限があるからで ...
続きを見る
ゼロカットで追証が発生しない
AXIORYも海外では定番のゼロカットを採用しています。
なので、万が一に証拠金を超える損失が出ても追証が発生しません。
国内FX業者では、ロスカットで証拠金がマイナス残高となった場合は不足分を追証として支払う必要があります。
つまり、追証はFXにおける事実上の借金です。
AXIORYなら、FXで借金を抱えるリスクをぐんと下げられます。
スキャルピング特化のcTraderに対応
AXIORYは、取引プラットフォーム「cTrader」が使えます。
cTraderはMT4と比べてマイナーです。
しかし、スキャルピングに特化した取引プラットフォームとして高い評価を受けています。
約定スピードが早いのはもちろん、同時発注などが可能です。
使い心地としては、国内FX業者の独自ツールに近く、おそらくMT4より国内→海外への移行では使いやすのではないでしょうか。
MetaTrader4も使える
AXIORYでは、定番の取引プラットフォーム「MetaTrader4(MT4)」にも対応しています。
MT4の機能性の高さは、あえて説明は不要です。
カスタムインジケーターで自分好みに、自由にカスタマイズできるのが最大の特徴と言えるでしょう。
また、大きなポイントはEA(エキスパートアドバイザー)が使える点です。
エキスパートアドバイザーを利用した、自動売買を行えます。
AXIORYは、低スプレッドさが最大の強みなので、それを生かした自動売買で活用も可能です。
-
AXIORYでMT4は使える?最初の設定からインストール手順まで解説
AXIORYと言えば、取引プラットフォーム「cTrader」が有名です。 とは言え、使い慣れている「MT4(MetaTrader4)」で取引したい人も多いはず。 AXIORYでもMT4を使って取引可能 ...
続きを見る
金融庁認可の国内銀行送金が使える
AXIORYは入出金に関して、他社にないサービスを提供しています。
海外FXながら、国内銀行送金で入出金が可能です。
ようするに、普段使う振込と同じ環境で海外FX口座の資金を管理できます。
金融庁認可というのは、国内銀行送金の提携先が資金送金業者Curfex(カーフェックス)です。
金融庁の公式サイトから登録が確認できます。
これにより、安心できる送金システムとしてはもちろん、平日24時間以内に着金できるスピーディな入出金が実現。
他社でCurfexと提携している海外FX業者はなく、AXIORYの入出金は最も便利と言えるでしょう。
金融ライセンスを取得済み
AXIORYはIFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)のライセンスを取得しています。
ライセンスとしての信頼性は、基準が甘いので中程度。
事実としては、ベリーズに本社を構え完全非課税で事業を運営する意図が含まれています。
とは言え、金融ライセンス未取得の怪しい海外FX業者も多い中、既に取得しているだけでも高評価です。
IFSCについて
最低資本金の基準について物議がありましたが、2017年から最低資本金が基準として追加されました。今後さらなる審査基準の向上が予想されています。
資金保証制度で安心
法規制の都合上、海外FXでは信託保全が受けられません。
国内FX業者だと、信託保全がありFX業者が倒産しても資金の返金が保証されています。
信託保全とは異なりますが、AXIORYは資金保証制度を実装済みです。
万が一、AXIORYが倒産しても以下の資金返還が保証されています。
- 入出金した金額分
- ポジション決済による運用損益分
- 未決済のポジション損益
海外FX業者にお金を預けるのがリスクと言えばそうですが、AXIORYほど有事の対策が整っているのは珍しいです。
トラブルが起きても公平性がある
AXIORYは2016年から、The Financial Commssionに加盟しました。
海外FX業者で度たび「一方的に出金拒否や口座凍結をされる問題」を根本的に解決しています。
そもそも、AXIORYでは悪質な出金拒否などの事実はありません。
とは言え、海外FX業者について調べると稼ぎすぎて出金拒否されたといった噂も聞きます。理由は「当社の規約の○○に違反しており~」など一方的に閉ざされるといた感じです。
AXIORYはThe Financial Commssionに加盟することで、公平な判断が下されます。
The Financial Commssionは金融にかかわる紛争・トラブルを解決する第三者機関です。
FX業者と顧客の仲介をし、公平な判断を行います。
注目は、FX業者が正当な理由なく、The Financial Commssionの判断に従わなかった場合に資金保証があると言う点です。
例えば、悪質な出金拒否をされて利益が出金できなくても、最大2万ドル(約200万円)が支払われます。
【酷評もあります】
AXIORYのメリット・デメリットとは?
AXIORYのメリット
- ナノスプレッド口座の低コストECN口座
- 国内銀行送金(Curfex)
- 約定力が高い
AXIORYのデメリット
- 最大レバレッジが低い
- bitwalletに非対応
- 口座開設ボーナスがない
ここまでAXIORYの特徴を解説しました。
次は、海外FX歴7年の経験から「他社と比較したAXIORYのメリット・デメリット」を解説します。
まとめると、スキャルピングや自動売買をするならAXIORYは最高です。
それでは、他社と比べたメリット・デメリットを深堀りしてみましょう。
ナノスプレッド口座の低コストECN口座
AXIORYを使ってみて、一番の魅力はナノスプレッド口座でしょう。
FX初心者だと、取引手数料を支払うのに抵抗があるかも知れません。
(私もそうでした)
とは言え、実際にナノスプレッド口座を使ってみると低スプレッドは魅力です。
他社と取引手数料を比較しても、当然コスパは良い。
海外FX業者 | AXIORY | FBS | XM | TitanFX |
取引手数料 | 往復6ドル(約600円) | 往復12ドル(約1200円) | 往復10ドル(約1000円) | 往復7ドル(約700円) |
ナノスプレッド口座の取引手数料は他社と比較しても安いです。
また、平均スプレッドも他社より狭いので、同じECN口座としてAXIORYが最上位でしょう。
ECN口座とは?
ECN口座とは、取引手数料を支払い低スプレッドになる口座の仕組みです。
為替の取引が行われるインターバンク市場に、直接アクセスできる取引所を設け、利用料として取引手数料が必要になります。
国内銀行送金(Curfex)
特徴でもお伝えしたAXIORYの国内銀行送金。
Curfexと提携しており、海外FX業者でネックな入出金の問題を解決しているにはメリットでしょう。
例えば、これまで使っていた電子ウォレットが突然の利用停止。
国際的な法規制の変更で日本から急に利用できなくなる送金サービスは多いです。
当然、利用できなければ入出金でトラブルは起きるでしょう。
しかし、AXIORYのCurfexと提携した国内銀行送金なら、ほぼトラブルはあり得ません。
根本的に、送金業者として金融庁が認めている以上は利用停止の可能性は低いです。
AXIORYの入金方法はコチラ!
AXIORYの出金方法はコチラ!
約定力が高い
AXIORYはスキャルピングや、自動売買にオススメな理由はスプレッドだけではありません。
約定力の高さも大きな理由です。
自社では約定率99.98%と公表しており、取引システムに強さをアピールしています。
とは言え、約定力は実際に使ってみないと実際に理解はできません。
私自身は、海外FX業者ではトップクラスに注文のスピード感を感じました。
例えば、スキャルピングで超短期トレードをする人にとっては良いメリットでしょう。
一瞬の価格の動きを取引するなら、約定力の高い口座は必須です。
最大レバレッジが低い
- AXIORYのレバレッジを他社比較
AXIORY | FBS | XM | GEMFOREX | iFOREX |
最大400倍 | 最大3000倍 | 最大888倍 | 最大1000倍 | 最大400倍 |
最大400倍のレバレッジは、個人口座はもちろん、国内の法人口座より高い倍率です。
しかし、近年では日本から利用できる海外FX業者も増えています。
私がメインで使っているFBSでは最大3000倍のレバレッジです。
他社を見ても、最近は1000倍以上の最大レバレッジが一般的だと思います。
AXIORYの最大400倍でも十分ですが、レバレッジ重視でFX口座を選ぶならデメリットです。
bitwalletに非対応
2020年2月からAXIORYはbitwalletとの契約が解除されました。
その際に、出金拒否に関する噂も流れましたが、実際にはbitwalletの契約解除で遅延発生といった話もあります。
余談はさておき、海外FX業者では定番のbitwalletによる送金ができないのはデメリットでしょう。
私自身、bitwallet経由で入金する機会は多いです。
他社口座と資金移動が早く、手数料もないので多くのトレーダーが重宝します。
AXIORY単体で使うには、国内銀行送金があるので不便はありません。
とは言え、海外FX業者は特徴が大きく分かれるので「他社口座の使い分け」が一般的です。
AIXORY→他社口座へ資金を移動させるには、国内銀行送金とbitwalletを使う必要があります。
単純に、時間も手数料もコスパが悪いので不便です。
口座開設ボーナスがない
海外FX業者の魅力として「豪華すぎる口座開設ボーナス」があります。
未入金でトレード資金を1~2万円ほどプレゼントするFX業者も多いです。
AXIORYは、残念ながら口座開設ボーナスがありません。
不定期で入金ボーナスはありますが、常時開催のボーナスがないのはデメリットでしょう。
とは言え、私個人としては使ってからトレード環境が快適ならOKです。
スプレッドが低くコスト面が抑えられており、サーバーも接続が安定しています。
ボーナス分の費用をFX業者としてのスペック向上に当てているようです。
AXIORYのボーナス情報はコチラ!
まとめ
今回は「【徹底レビュー】AXIORYはどんなFX業者?9つの特徴で徹底解説」のテーマでした。
AXIORYが優良FX業者であることは間違いないでしょう。
レバレッジの低さはあるものの、スプレッド面や取引環境が他社より優れているのも確かです。
海外FX業者を初めて利用される方には、むしろちょうど良い仕様ではないでしょうか?
「とりあえず海外FX口座を使ってみたい」と言った方には最適です。
業界最狭水準のスプレッド
AXIORYの口座開設方法はこちら