最大3000倍で取引できるFBS。
今回は、この圧倒的レバレッジを活用してアービトラージをしたい方へ解説します。
「FBSでアービトラージできそうな通貨ペアを知りたい」
「FBSだからこそのメリットを生かしてアービトラージをしたい」
「FBSは初心者でもアービトラージで成功できる?」
具体的にこんな疑問を解決します。
手堅く運用する取引手法「アービトラージ」と、世界的なシェアを誇るFBSの相性を見てみましょう。
FBSの口座タイプは全5種類
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【結論】
FBSでアービトラージは可能、ただし難易度高め
結論から言いますと「FBSでアービトラージは可能、ただし難易度が高め」です。
アービトラージでは、両建てが必須ですがFBSは両建てが許可されています。
ただし、アービトラージのしやすいスワップのズレがありません。
つまり、買っても売ってもスワップが受け取れる通貨ペアが現状ないです。
取引の方法を工夫し、FBSならではのポイントを押さえるとアービトラージで稼ぐ事はできます。
とは言え、トレード技術も求められる事から難易度が高いといった感じです。
FBSならではのアービトラージのコツや、ポイントを本記事では徹底的に分析&解説していきます。
FBSでアービトラージできる通貨ペアは?
具体的な戦略は?
FBSのアービトラージで通貨ペアを選ぶポイント
- ロング・ショートのいずれかがポジティブロール
- ロットを管理して、アービトラージする必要がある
- エキゾチック通貨のスワップポイントが狙い目
FBSでアービトラージをするなら、通貨ペアを決め、ロット管理を行いましょう。
FBSのアービトラージは難易度が高いとお伝えしました。
やはり、通貨ペアに設定されたスワップが仕様上、アービトラージに不向きになります。
ただし、ポジティブロールの多い通貨ペアを選び、ロットの管理さえ行えば不可能ではありません。
それでは、FBSでアービトラージする際に通貨ペア選びを解説します。
ポジティブロールとネガティブロール
スワップポイントは、そもそも異なる通貨同士の金利差を清算する仮定で生まれたお金です。
そのため、金利差分を受け取る「ポジティブロール」と、金利差分を支払う「ネガティブロール」があります。
ロング・ショートのいずれか一方がポジティブロール
FBSのスワップポイントは、不利なレベルとまで言いませんが、スワップ特化のFX業者には劣ります。
アービトラージするなら、FBSのスワップに関する特徴(メリット・デメリット)を理解しましょう。
メリット
全37種類中で19通貨ペアがポジティブロール
デメリット
ロング・ショートの両方がポジティブロールの通貨ペアがない
通貨ペア | ロングスワップ | ショートスワップ |
AUDCAD | 0.012pips | -0.557pips |
AUDCHF | 0.242pips | -0.756pips |
AUDJPY | 0.081pips | -0.672pips |
AUDNZD | -0.513pips | -0.266pips |
AUDUSD | 0.026pips | -0.356pips |
CADCHF | 0.054pips | -0.552pips |
CADJPY | -0.119pips | -0.454pips |
CHFJPY | -0.58pips | -0.177pips |
CNHJPY | -1.336pips | -0.342pips |
EURAUD | -1.311pips | 0.365pips |
EURCAD | -0.88pips | -0.01pips |
EURCHF | -0.198pips | -0.427pips |
EURCNH | -0.819pips | -0.163pips |
EURGBP | -0.281pips | -0.221pips |
EURJPY | -0.48pips | -0.291pips |
EURNZD | -1.568pips | 0.56pips |
EURTRY | -4.5pips | 0.15pips |
EURUSD | -0.669pips | 0.024pips |
GBPAUD | -1.612pips | 0.568pips |
GBPCAD | -1.108pips | 0.12pips |
GBPCHF | -0.143pips | -0.596pips |
GBPJPY | -0.612pips | -0.297pips |
GBPNZD | -2.017pips | 0.893pips |
GBPUSD | -0.844pips | 0.096pips |
NZDCAD | 0.072pips | -0.676pips |
NZDCHF | 0.406pips | -0.794pips |
NZDJPY | 0.165pips | -0.731pips |
NZDUSD | 0.032pips | -0.503pips |
USDBRL | -1.543pips | 0.282pips |
USDCAD | -0.365pips | -0.427pips |
USDCHF | 0.133pips | -0.697pips |
USDCNH | -0.863pips | -0.163pips |
USDJPY | -0.111pips | -0.601pips |
USDMXN | -2.27pips | 1.05pips |
USDRUB | -32.719pips | -10.681pips |
USDTRY | -4.22pips | 0.1pips |
USDZAR | -1.915pips | 0.987pips |
※ポジティブロールは「赤太字」で掲載しております。
2020年9月時点のスワップポイントを一覧表にしました。
19通貨ペアでスワップが受け取れるものの、売り・買いの両方がポジティブロールの通貨ペアはありません。
ようするに、アービトラージで話題のGEMFOREXのようにドル円が両方ポジティブロールになる抜け道は存在しないといった感じです。
ただし、19通貨ペアの中から有利な通貨ペアを探し、ロット管理をすればアービトラージはできます。
ロットを管理して、アービトラージする必要がある
買いと売りの両ポジションで、ポジティブロールがある通貨ペアはないとお伝えしました。
そこで、FBSのアービトラージは「ロット管理」が重要です。
具体的に、ポジティブロールのポジションサイズを大きく、ネガティブロールのポジションを小さくする戦略を検討します。
例えば、USDZAR(ドル/ランド)ならショートポジションを大きくし、ロングポジションを小さくするといった感じです。
ようするに、アービトラージで両建てするなら、ネガティブロールをポジティブロールが上回る必要があります。
参考として、FBSでアービトラージ候補になる通貨ペアで、スワップの差額を一覧表にしました。
通貨ペア(ポジティブロール側) | (ネガティブロール)ー(ポジティブロール) | ロット管理の必要倍数 |
AUDCAD(ロング) | -0.545pips | 約46倍に相当 |
AUDCHF(ロング) | -0.514pips | 約3倍に相当 |
AUDJPY(ロング) | -0.591pips | 約8倍に相当 |
AUDUSD(ロング) | -0.33pips | 約13倍に相当 |
CADCHF(ロング) | -0.498pips | 約10倍に相当 |
EURAUD(ショート) | -0.946pips | 約3倍に相当 |
NZDCAD(ロング) | -0.604pips | 約9倍に相当 |
NZDCHF(ロング) | -0.388pips | 約2倍に相当 |
NZDJPY(ロング) | -0.566pips | 約4倍に相当 |
NZDUSD(ロング) | -0.471pips | 約15倍に相当 |
USDBRL(ショート) | -1.261pips | 約5倍に相当 |
USDMXN(ショート) | -1.22pips | 約2倍に相当 |
USDTRY(ショート) | -4.12pips | 約42倍に相当 |
USDZAR(ショート) | -0.928pips | 約2倍に相当 |
FBSのアービトラージで稼ぐには、上記の通貨ペアで以下のトレードを行う必要があります。
FBSのアービトラージで必要なトレード
①(ネガティブロール)ー(ポジティブロール)の分の含み益を確保してから、ポジティブロールのポジションをエントリーして両建て
②(ロット管理の必要倍数)を目安に、ポジティブロール側のポジションサイズを大きくして両建て
トレードスキルに自身がない人は、②のロット管理を徹底する。
ある程度のトレードが出来る人は、①の裁量トレード要素を入れてアービトラージで稼ぐのが現実的です。
エキゾチック通貨のスワップポイントが狙い目
アービトラージで稼ぐのに、最も大きなポイントはスワップの金額です。
エキゾチック通貨に分類される、新興国通貨が狙い目になります。
- エキゾチック通貨
USDBRL(ショート) 0.15pips
USDMXN(ショート) 1.05pips
USDTRY(ショート) 0.1pips
USDZAR(ショート) 0.987pips
具体的に、現状の金利では4つの通貨ペアがアービトラージ向けのエキゾチック通貨です。
他の通貨ペアと比較して、スワップポイントが大きいため、あえてアービトラージではなくスワップを軸に稼ぐ投資方法もできます。
もちろん、スワップが手元に残るようトレードシナリオを組み立てる作業は必須です。
FBSでアービトラージするなら
知っておきたいポイント6つ
FBS×アービトラージのポイント
- 両建ては同一口座内で許可されている
- 複数口座のアービトラージ・両建ては禁止
- スプレッド分のコストに注意
- 3日分ロールオーバーを活用する
- 資金とレバレッジ制限の仕様に注意
- ロイヤルティプログラムは必須
FBSでアービトラージする際は、両建てルールの注意点や利益を伸ばすポイントを押さましょう。
両建てルールは他社との共通点となるので、海外FXの使用経験があれば問題ないとは思います。
とは言え、トレードと関係ない面でFBSでは利益を上げる方法あるので必読です。
両建ては同一口座内で許可されている
アービトラージの大前提ですが、両建てが許可されているか?を確認しましょう。
FBSでは、同一口座内の両建てに限り許可されています。
例えば、スタンダード口座で両建てするなら、その口座だけを使うといった形です。
ただし、同一口座ないであっても以下のケースではアービトラージを控えましょう。
→雇用統計などの経済指標発表時
→中央銀行総裁などの要人発言時
→週明けの月曜日の市場開始時間
大きく価格変動が起こる可能性があり、アービトラージに不向きなのも理由です。
重要なのは、上記のタイミングで両建てを行い、同様の発表時期・開始時期に限定してトレードすると口座凍結になる可能性があるからです。
利用規約では、雇用統計をはじめとする重要イベントのみをトレードするのは禁止されています。(他社と同様のルールです)
また、ゼロカットを頻繁に行う両建て取引に関しても、制裁対象となるため資金管理を徹底しましょう。
複数口座のアービトラージ・両建ては禁止
FBSを始めとする海外FX業者では、複数口座を使った両建てが禁止されています。
アービトラージは、両建てが前提の取引手法なので注意です。
複数口座とは、FBSのアカウント内に紐づけされた追加口座、そして他社口座を含みます。
取引ツールである、MT4・MT5では完全同時刻の発注が複数口座のみで可能。
同一口座では、買いと売りを同時発注できない仕組みになっています。
しかし、数秒単位の差で他社口座と反対取引をしていると禁止事項に当てはまる可能性が高いです。
特に海外FX業者では、MT4・MT5が主流のため、取引履歴がキチンと残ります。
「絶対にバレない」とは言えないので、複数口座の両建ては控えましょう。
スプレッド分のコストに注意
アービトラージで問題になるのはスプレッドです。
スワップポイントばかりに気を取られやすいですが、両建てを使う以上、スプレッドが通常の2倍掛かる事を意識しましょう。
補足すると、買いポジション・売りポジションを同時に持つのが両建てです。
なので、同時に2つのポジション、2つのスプレッドが発生します。
3日分ロールオーバーを活用する
アービトラージには通常の3倍稼ぎやすい日があります。
それは「3日分のロールオーバー」です。
土日と当日分を含めたスワップポイントをまとめて清算するのが3日分ロールオーバーです。
FBSの3日分ロールオーバーは「水曜日の早朝午前7時(サマータイム午前6時)」に行われます。
効率よくアービトラージで稼ぐには利用すべきです。3日分ロールオーバーを活用すべきです。
資金とレバレッジ制限の仕様に注意
本来、アービトラージは個人より機関投資家が行うのが一般的です。
見方を変えれば、価格のズレを利用する取引なので、通常の短期トレードより取引数量当たりの利益が少なくなります。
なので、大口の資金でなければ利益の期待は少ないです。
しかし、FBSの場合は最大3000倍のレバレッジによって資金難をある程度は改善できます。
注意したいのは、そのレバレッジに制限ルールがある事です。
口座残高 | 最大レバレッジ |
~200ドル | 3,000倍 |
200ドル以上 | 2,000倍 |
2,000ドル超~5,000ドル | 1,000倍 |
5,000ドル超~30,000ドル | 500倍 |
30,000ドル超~150,000ドル | 200倍 |
200ドル、約2万円を超えると最大2000倍のレバレッジへ制限されます。
日本から利用できるレバレッジとしては、3000倍が最も高く、次は1000倍です。
FBSのレバレッジを活用して、アービトラージを行うなら20万円を超えない程度の資金が無難になります。
ロイヤルティプログラムは必須
FBSでアービトラージをするなら、ロイヤルティプログラムに参加する事を強くオススメします。
なぜなら、取引数量が多いほど貰える取引ボーナスがあるからです。
ロイヤルティプログラムでは、取引ロットに応じて様々な特典もあります。
アービトラージでは、両建てを行うため通常のトレードより最低2倍の取引が必要です。
なので、必然的に取引ロットが増え、取引ボーナスを多く得られます。
例えば、ロイヤルティプログラムでは200ロットの取引毎に100ドル(1万円)が現金と交換。
取引数量と証拠金が増える事に、この還元率や特典内容も増えてきます。
最終的には、高級車と交換、専属マネージャーが無料で付けられるといった感じです。
アービトラージをするなら、参加しない理由がありません。
まとめ
今回は「FBSでアービトラージは出来るか?具体的なトレード方法を考えてみた。」のテーマでした。
FBSでアービトラージを考えている方向けに、かなり細かい分析まで行ったので難しいと感じた方もいらっしゃるかも知れません。
根本的に、FBSは少額資金でFXをしやすいのが特徴です。
無理にアービトラージにこだわる必要もありません。
得意な分野でFXは稼げばOKですから、一度考えて見て「アービトラージは無理かも・・・。」→「短期トレードを頑張ってみよう!」と方向転換しましょう。
FBSの口座タイプは全5種類
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