今回は「FBSのロスカットルール」を解説します。
ロスカットとは、証拠金維持率が一定の%以下になると行わる強制決済の事です。
ようするに、大負けした時になる借金を阻止する最後の手段になります。
FXをするなら、資産の大半を失うので絶対避けたいです。
「FBSのロスカット水準は証拠金の何%?」
「FBSではマージンコールはある?」
このような疑問を解決する内容でお届けします。
FBSの口座タイプは全5種類
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FBSのロスカットは
証拠金維持率20%以下で実行
FBSのロスカット水準は「証拠金維持率20%以下」です。
ロスカットされると、ロスカット実行時点の含み損が多い順にポジションが強制決済されます。
ようするに、抱えている損失が証拠金から差し引かれるという事です。
FBSは、海外FX業者の定番である「ゼロカット」を採用しています。
よくある間違いとして、ロスカットがなくゼロカットがあると思われがちですが、別物です。
例えば、含み損が80万円で証拠金が90万円でロスカットされると10万円の証拠金が残る→これがロスカットです。
ゼロカットは、含み損が証拠金を上回っても追証が発生しない仕組みになります。
仮に、含み損が90万円、証拠金が80万円でロスカットが実行され場合は10万円足りません。
この不足分の証拠金は、国内FX業者では「追証支払い義務」として、不足金額(追証)を支払う必要があります。
事実上のFXが原因となる借金です。
ゼロカットは、追証の支払いがなく、マイナス分はゼロとして取引口座に反映されます。
まとめるとこんな感じです。
→ロスカットはポジションを強制決済する事
→ゼロカットは不足分の損失を無しにする事
FBSはマージンコール有り、
証拠金維持率40%から
FBSは証拠金維持率40%以下でマージンコールがあります。
マージンコールとは、ロスカット手前の警告です。
FBSの場合は、MT4・MT5でマージンコールになると証拠金の残高欄がピンク色で表示されます。
他社だとメールで通知もあるケースがありますが、FBSは特にメールや電話はされません。
国内FX業者だと、以下の対応を案内されます。
→保有中のポジションを決済し、証拠金維持率を上げる
→証拠金を取り急ぎ入金し、証拠金維持率を上げる
FBSは特別な案内はなく、「緊急で入金してください!」といった過剰な警告文はないです。
ちなみに、マージンコールが発生した際に入金すればロスカットされないのは間違い。
マージンコールによる、ポジション決済や入金は一時的にロスカットを下げる緊急措置になります。
その後、余裕を持たせた証拠金維持率より、さらに含み損が増えれば再度マージンコール→ロスカットの危険があります。
ロスカットにならない資金管理、トレードが超重要です。
FBSのロスカット水準を他社比較
- FBSと他社のロスカット水準を比較
FX業者 | FBS | GemForex | XM | iFOREX | TITANFX | Axiory |
ロスカット | 20%以下 | 20%以下 | 20%以下 | 0% | 20%以下 | 20%以下 |
マージンコール | 40%以下 | 50%以下 | 50%以下 | 0.25%以下 | 90%以下 | 50%以下 |
他社のロスカット水準とFBSで比較してみましょう。
結果としては「ロスカット水準20%は標準的」といった感じです。
細かい部分を見ると、マージンコールが他社より10%ほど遅くなります。
とは言え、証拠金維持率40%、50%も実行レバレッジが高く、結局はロスカットまで紙一重です。
やはり、ロスカットを避けると言うより、そもそもマージンコールにならない意識をしましょう。
また、ロスカットは証拠金維持率だけでなく、FX業者の最大レバレッジも重要です。
FBSのロスカットは他社より損失が多い?
FBSのロスカットを他社と比較するなら、「ロスカットによる損失額の差」も考えるべきです。
最大3000倍の他社を圧倒する倍率がロスカットで大損失を起こします。
なぜなら、ハイレバレッジでロスカットされると損失も高くなるからです。
例えば、最大100倍レバレッジをフル活用→証拠金100倍相当の取引。FBSの最大3000倍なら証拠金の3000倍相当の取引になります。
FXは当然ですが、取引が大きいほど負けた時の損失も大きいです。
FBSのメリットは、少額で大金が稼げるハイレバレッジもあります。
とは言え、最大レバレッジを高く、有効レバレッジを抑えるといった低リスクな使い方がオススメです。
もちろん、ゼロカットで借金を抱える事はありませんが、ロスカット=資金の大半を失うので十分にレバレッジの使い方には注意しましょう。
FBSでロスカットを避ける為にすべき3つの行動
ここまでFBSのロスカットルールや他社比較をしました。
超重要な事なので何度も言いますが「そもそもロスカットを避けるべき」です。
ロスカットを避ける3つの行動
- 有効レバレッジを抑えて取引する
- 証拠金シミュレーターを使う
- 経済指標・要人発言はポジションを持たない
相場では絶対はありませんが、上記の3つを実践すると格段にロスカットに合う確率を下げられます。
まとめると、証拠金維持率の底上げをして、ロスカット水準との距離を広くします。
そして、急騰・急落に巻き込まれるリスクを下げるといった感じです。
詳しく具体的にどんな事をするのか?解説します。
有効レバレッジを抑えて取引する
有効レバレッジを抑えるには、とにかく小ロットでトレードしましょう。
例えば、100万円の取引金額に対して証拠金が100万円ならレバレッジは1倍です。
逆に、有効レバレッジの高い取引とは、100万円の取引を1万円の証拠金で行う事になります。1万円に対して100倍が100万円なので、有効レバレッジは100倍です。
FBSは最大3000倍のレバレッジなので、100倍の有効レバレッジでもさほど高くはありません。
しかし、100倍と1倍の有効レバレッジではロスカットされるまでの余裕が少なくなります。
適正レバレッジは、アナタの取引スタイルによって「絶対に○○倍」といったルールはありません。
1つの目安として、「ポジションを持っても不安に感じない有効レバレッジ」を見つけると良いでしょう。
証拠金シミュレーターを使う
「FX証拠金シミュレーター」を使って、ロスカットされる価格や有効レバレッジを計算すると良いです。
具体的に、ロスカットされた時の損失や現状の有効レバレッジを知っておくだけでも、無駄に損失を抱えてロスカットされる危険を避けられます。
FX証拠金シミュレーターは、無料で使えるWebサービスで私自身もFX初心者の時に使っていました。
ある程度、損切りやロットに関して自分の取引スタイルが確率できるまで活用すると良いです。
ちなみに、FBSの最大3000倍レバレッジは他社にはないので、FX証拠金シミュレーターでは上限1000倍となっています。
3分の1 のレバレッジで計算するので、実際のロスカット水準は若干の誤差があります。
とは言え、ロスカット水準との距離を保ちやすく、むしろ良い仕様です。
経済指標・要人発言はポジションを持たない
ロスカットは、備えていても相場の急騰・急落で発生する可能性があります。
なので、急騰・急落が予想される時はトレードを避けるべきです。
代表例として「経済指標・要人発言」があります。
米国の雇用統計と言えば、FXを知らない人でも聞いた事がある経済指標です。
世間が注目する経済指標や、要人発言ではトレードを避ける、ポジションを持たない意識がを持ちましょう。
もちろん、トレードに自信があればリスクを許容し、大きな利益を狙うタイミングにもなります。しかし、そのレベルになっていない限りは1時間前にポジションを決済するなど対策しましょう。
ポジションを持っていなければ、当たり前ですが絶対にロスカットされません。
「いつ経済指標が発表される?」といった方にはFBSの「経済イベントカレンダー」を使ってみましょう。
世界中の経済指標を発表時間や、関連する通貨ペアと一緒に確認できます。
まとめ
今回は「【知っておこう】FBSのロスカット・マージンコールを解説!証拠金維持率何%?」のテーマでした。
FBSのロスカット水準は証拠金維持率20%以下で実行、手前の40%でマージンコールがあります。
また、ロスカットは大損失になるので避けるべきです。
FX初心者向けに、ロスカットを避ける方法も解説しました。
FXをする以上、常にロスカットされる可能性はあります。
上手く損失をコントロールして、効率よく稼いでいきましょう。
FBSの口座タイプは全5種類
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