「一旦は含み益のなったのに、損切りで終わってしまう」
FXでこのような悩みがありませんか?
原因は、適切な利益確定ポイントを考えられて以内事にあります。
とは言え、何を基準に利益確定ポイントをどこにすれば良いのか判断基準は難しいです。
定番のテクニカルツール「フィボナッチ・エクステンション」を活用して、相場の伸びしろを探してみましょう。
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【基礎編】フィボナッチ・エクステンションとは?
フィボナッチ・エクステンションとは、フィボナッチ数列を元となるテクニカルツールで、Extension(伸張)の名前の通り、今の相場に対する伸びしろを予想できます。
押し目買い、戻り売りで使うフィボナッチ・リトレースメントと逆の使い道と考えれば大丈夫です。
フィボナッチ・エクステンションは相場の伸びしろを見るので、ポジションの決済ポイントを探すのに役立ちます。
大前提として、割安・割高のエントリーポイントを判断できている必要があるので、先にフィボナッチ・リトレースメントを勉強しておくと良いでしょう。
フィボナッチ・リトレースメントを使えれば、フィボナッチ・エクステンションを使いこなすのは簡単です。
【実践編】フィボナッチ・エクステンションの使い方
まずは、フィボナッチ・エクステンションの使い方を覚えましょう。
定番のテクニカルツールですから、ほぼ全ての取引プラットフォームに搭載されています。
MT4・MT5をお使いの場合は、描写ツールの「カスタマイズ」→「フィボナッチ・エクスパンション」から追加しましょう。
それでは、実際のチャート画面に沿って、フィボナッチ・エクステンションの基本的な使い方を解説します。
上記のドル円1時間足チャートでは、下降トレンド継続中に急騰が見られました。
急騰後に安値を切り上げる様な展開が見られます。上昇トレンドへの転換を予想し、押し目買いを安値を行ったとしましょう。(画像内の矢印部分)
さて、上昇トレンドに転換するとして、どこまで上がるのか?
ここでフィボナッチ・エクステンションを使います。
フィボナッチ・エクステンションは以下3点を結んで使います。
上昇トレンドの場合
急騰後の高値
急騰後の押し安値
下降トレンドの場合
急落後の安値
急落後の戻り高値
上昇トレンド、下降トレンドでそれぞれ高値と安値が逆になりますが、基本の考え方は同じです。
1つの上昇と下落の波から、割合を出して次の目標価格を予想しています。
例として出したドル円1時間足チャートですが、フィボナッチ・エクステンションの示す重要価格と未来の高値が概ね同じです。
したがって、利益確定ポイントを探す際に、かなり有効な予想方法としてフィボナッチ・エクステンションは活用できます。
(もちろん、長期足の重要な高値・安値やダウ理論など他の手法・理論と組み合わせて精度を上げていくのも重要です。)
フィボナッチ・エクステンションを使う前に
フィボナッチ・エクステンションをFXで実践的に活用するには、大前提として「適切なエントリーポイントを見つける能力」が必須です。
前述した通り、フィボナッチ・エクステンションは相場の伸びしろ、および利益確定の価格を探す為に使います。
ですから、そもそも優位性のないエントリーポイントで買い・売りの注文をしているとフィボナッチ・エクステンションを使っても意味がありません。
例えば、チャートを見て割高の価格で買いを発注し、フィボナッチ・エクステンションを使っても、利益幅が狭く、むしろ逆に他のテクニカルツールでは売りシグナルが出ていたなど。
まずは、フィボナッチ・リトレースメントで押し目買いを覚えたり、チャートパターンでトレンド転換を予想するスキルから学びましょう。
【応用編】フィボナッチ・エクステンションとエリオット波動理論
ここまでフィボナッチ・エクステンションの基礎と実践をお伝えしました。
次に、フィボナッチ・エクステンションを使い、トレードで勝てるようになる応用編「フィボナッチ・エクステンションとエリオット波動理論」を使った手法を解説します。
手法とは言え、相場におけるセオリーですから難しい話ではありません。
FXの基本と言える、以下3つのテクニカル理論を使います。
- エリオット波動理論
- フィボナッチ・リトレースメント
- フィボナッチ・エクステンション
いずれのテクニカルツール、理論も過去に分かりやすく解説しているので「エリオット波動って何?リトレースメント?」といった方は、それぞれ以下の記事を読んでみて下さい。
がっつり基礎~実践レベルまで徹底解説でお届けしています。
「エリオット波動理論の解説記事」
「フィボナッチ・リトレースメントの解説記事」
それでは、フィボナッチ・エクステンションの応用編をドル円のリアルチャートを使って解説します。
ドル円1時間足チャートです。
短期間のレンジ相場の後、急騰する展開が見られています。
①ジリ上げ調の相場から急騰
②急騰後に押し安値を付けた
大きく分けて①と②の値動きが分かると思います。急騰後の戻り(調整下げ)に対してフィボナッチ・リトレースメントを使って見ましょう。
fib0.618と重なる水準に安値がついており、深い戻しです。
つまり、①はエリオット波動理論の上昇1波、②は調整の2波と考えられます。
となると、次の展開としてはエリオット波動理論で最も長い波となる上昇3波の発生です。
最も長い上昇3波はどこまで上がるのか?を予想するのにフィボナッチ・エクステンションを活用します。
エリオット波動理論を使い、①と②は1波・2波とカウントしました。
したがって、フィボナッチ・エクステンションは①と②の高値・安値を基準に描写します。
描写したフィボナッチ・エクステンションと未来の値動きを照らし合わせてみましょう。
すると、fib1.618と次に大きく上値を抑えられた高値が重なっているのが分かります。
エリオット波動理論で考えた波のカウントとフィンナッチツールのどこで価格が止まったかが重要です。
- エリオット波動理論上、上昇3波が最も長くなりやすい
- フィボナッチ・リトレースメントの0.618は2波の安値と重なりやすい
- フィボナッチ・リトレースメントとエクステンションの上昇割合は重なりやすい
上記3つのセオリーがドル円1時間足チャートでは成立しています。
例としたドル円チャートでは、最初にフィボナッチ・リトレースメントの0.618で押し目を形成、上昇3波の終わりはフィボナッチ・エクステンションの1.618と同じ水準です。
このように、エリオット波動理論による波の性質、同じトレンド内では同じフィボの水準が意識されやすい傾向を使うと1つの手法が成立します。
【豆知識】フィボナッチ・エクステンションの数値設定
フィボナッチ・エクステンションは、他のテクニカルツールやインジケーターと同じく自由に数値を設定できます。
もちろん、自分自身で相場を研究して、自分なりの数値へカスタマイズしてもOKです。
とは言え、フィボナッチ・エクステンションの本質は「人々が意識しやすい、自然界の法則的なフィボナッチ数列」になります。
ですから、多くの人が見る同じフィボナッチ数列で十分すぎるほどFXで活用できます。
- 1.382
- 1.5
- 1.618
- 2.0
上記の4つがフィボナッチ・エクステンションの標準的な数値です。
特に、フィボナッチ・リトレースメントと同じく1.618と1.382が相場において意識される事が多いです。
フィボナッチ・エクステンション まとめ
今回は「【FXで使える】フィボナッチ・エクステンション 基礎~応用まで」のテーマでした。
この記事の重要ポイントは以下の通りです。
- フィボナッチ・エクステンションは相場の伸びしろを予想する
- 押し目買い・戻り売りなど適切なエントリーが大前提
- エリオット波動理論など他の理論と組み合わせると◎
フィボナッチ・エクステンションはかなり再現性の高いテクニカルツールです。
また、海外FX業者では仮想通貨や金も取り扱っていますが、史上最高値を更新する市場との相性も良いので是非、活用してみましょう。
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