TitanFX(タイタン)は、2014年からスタートした新しい海外FX業者です。
海外FX業者としては、異例の低スプレッドで人気を集めています。
人気と言えば、海外FX業者では王道のXM(エックスエム)。
ずばり、今回のテーマは「TitanFXとXMでアナタに最適なのはどっち?」です。
スプレッドから、細かい取引手数料まで。
TitanFXとXMを徹底比較してみました。
TitanFX(タイタンFX)とXMで口座タイプを比較
- TitanFXの口座タイプ一覧
比較項目 | スタンダード口座 | ブレード口座 |
最大レバレッジ | 500倍 | |
初回の最低入金額 | 200ドル(約2万円) | |
取引銘柄の種類 | 75種類 | |
1ロット当たりの数量 | 10万通貨 | |
最大ポジション | 200ポジション | |
最小発注数量 | 0.01ロット | |
最大発注量 | 100ロット | |
注文方式 | NDD(STP方式) | NDD方式(ECN方式) |
ロスカット% | 証拠金維持率20% | |
ロスカット方式 | ゼロカット制度 | |
取引手数料 | 無料 | 往復7ドル |
- XMの口座タイプ一覧
比較項目 | スタンダード口座 | マイクロ口座 | ゼロ口座 |
最大レバレッジ | 888倍 | 500倍 | |
初回の最低入金額 | 500円 | 1万円 | |
取引銘柄の種類 | 94種類 | 58種類 | |
1ロット当たりの数量 | 10万通貨 | 1000通貨 | 10万通貨 |
最大ポジション | 200ポジション | 200ポジション | 200ポジション |
最小発注数量 | 0.01ロット | 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) | 0.01ロット |
最大発注量 | 50ロット | 100ロット | 50ロット |
注文方式 | NDD(STP方式) | NDD方式(ECN方式) | |
ロスカット% | 証拠金維持率20% | ||
ロスカット方式 | ゼロカット制度 | ||
取引手数料 | 無料 | 往復10ドル |
まずは、基本スペックである「口座タイプ」の比較です。
一覧にすると、意外と違い多い。
口座タイプによる違いでどちらが優れているか比較しましょう。
結論から言うと「いくらの証拠金でトレードするかでオススメが変わる」と言った感じです。
少額で始めるなら「XM」が有利
とにかく少額で海外FXを使うなら「XM(エックスエム)」が良いです。
もちろん、TitanFXでも少額で取引はできます。
ただし、どちらか言えばXMです。
- 最大レバレッジが最大888倍
- 初回の最低入金額が500円
- 1000通貨のマイクロ口座が選べる
理由は3つ。
ようするに、極端に1万円からFXを始めるなら、マイクロ口座で最大888倍のレバレッジが使えるXMが有利です。
200万円以上の資金なら「TitanFX」が有利
ある程度の資金を投資するなら、TitanFXが有利になります。
なぜなら、XMだと資金によってはレバレッジ制限があるからです。
XMのレバレッジ制限
全口座の有効証拠金200万円以上→最大200倍レバレッジ
全口座の有効証拠金100万円以上→最大100倍レバレッジ
ちなみに、XMのレバレッジ制限の条件で言う「有効証拠金」にはクレジットも含みます。
ボーナス+現金が200万円を超えると、TitanFXの最大500倍を下回る仕様です。
TitanFXだと、証拠金を問わず最大500倍のレバレッジなので有利になります。
CFDもガッツリ取引→「XM」FXが中心→「TitanFX」
海外FX業者では、多くの場合だと「FX+CFD」がセットになっています。
つまり、為替も取引しつつ、商品先物や株価指数も1つの口座で取引可能です。
- CFDもガッツリ取引するなら「XM」
- FXを中心に取引するなら「TitanFX」
オススメの条件はこんな感じ。
なぜなら、XMは全94種類の取扱いの内、37種類がCFD銘柄だからです。
幅広く分散投資したい人に最適となります。
一方で、TitanFXは54種類の通貨ペアに加えて、全体のスプレッドが低いです。
TitanFX(タイタンFX)とXMでスプレッドを比較
FX業者選びで欠かせないのは「スプレッド」。
より細かく言うなら「平均スプレッド」が重要です。
公式サイトに掲載されているのは、自社の調査方法、あるいは最小のスプレッドになります。
実際に取引すると、平均してスプレッドはいくらか?が重要です。
- 3日間の計測機関
- ランダムの時間
- 同じタイミングで計測
上記の条件で、TitanFXとXMのスプレッドを一覧でまとめました。
スタンダード口座でスプレッド比較
- スタンダード口座でスプレッド比較
通貨ペア | TitanFXスタンダード口座 | XMスタンダード口座 |
USDJPY | 1.3pips | 1.5pips |
AUDJPY | 2.2pips | 3.2pips |
GBPJPY | 2.2pips | 3.5pips |
EURJPY | 1.4pips | 2.1pips |
CADJPY | 2.2pips | 3.1pips |
AUDUSD | 1.5pips | 1.6pips |
EURUSD | 1.2pips | 1.6pips |
GBPUSD | 1.8pips | 2pips |
EURAUD | 2.9pips | 2.7pips |
GBPAUD | 3.5pips | 3.6pips |
GBPCAD | 2.7pips | 4.3pips |
NZDUSD | 2pips | 2.5pips |
EURGBP | 1.5pips | 1.8pips |
GBPCAD | 2.7pips | 4.3pips |
GBPAUD | 3.5pips | 3.6pips |
スタンダード口座のスプレッドで比較した結果。
平均スプレッドが狭いのは「TitanFX(タイタンFX)」でした。
口座の仕組みとしては、XMも同じNDD方式です。
取引サーバーを介して、為替市場へ注文を流す仕組みになります。
信頼性が高く、約定スピードの早いNDD方式。
TitanFXでは、「ZeroPointテクノロジー」を採用しており、スタンダード口座でもスプレッドが狭いです。
原則固定のスプレッドがないので、最小値は0pipsとなります。
一方で、XMのスプレッドには原則固定がある仕様です。(一般的なのはコチラ)
- TitanFXは極論スプレッドが0も可能
- XMはどれだけ低くても○○以上のスプレッド設定
分かりやすく言うと、これ以上低くしないスプレッドなのか?といった違いがあります。
ボーナス込みだと「XM」が良い?
XMのスタンダード口座はスプレッドが高いといった結果でした。
とは言え、「ボーナスを加味するとXMがお得説」もあります。
なぜなら、TitanFXはボーナス分をスプレッドに還元しているからです。
XMは、ボーナスが取引毎に発生します。
最大で1ロットの取引当たり、700円分のクレジットが付与されます。
クレジットとは、証拠金として使えるポイントです。
取引ボーナスは、トレードの勝ち負け問わず貰えます。
「FX初心者で勝てるか自信がない・・・」と言った方は、XMの方がコスパは良いです。
▷【本質】XMのスプレッドまとめ。実質コストで考えるべき理由。
ECN口座でスプレッド比較
ECN口座とは、分かりやすく言うと「取引手数料があり、その分スプレッドが狭くなる」といった口座の事です。
- TitanFXのECN口座→ブレード口座
- XMのECN口座→ゼロ口座
両者ともに、ECN口座の口座タイプが用意されています。
同じ条件で平均スプレッドを比較しました。
- ECN口座でスプレッド比較
通貨ペア | TitanFXブレード口座 | XMゼロ口座 |
USDJPY | 0.3pips | 0.4pips |
AUDJPY | 0.8pips | 1pips |
GBPJPY | 1.1pips | 1pips |
EURJPY | 0.5pips | 0.7pips |
CADJPY | 1.2pips | 1.4pips |
AUDUSD | 0.6pips | 0.6pips |
EURUSD | 0.2pips | 0.4pips |
GBPUSD | 0.7pips | 0.4pips |
EURAUD | 2.1pips | 2.3pips |
GBPAUD | 3.4pips | 3.5pips |
GBPCAD | 2.5pips | 2.2pips |
NZDUSD | 1pips | 1pips |
EURGBP | 0.4pips | 0.3pips |
GBPCAD | 2.5pips | 2.2pips |
GBPAUD | 3.4pips | 3.1pips |
ECN口座のスプレッドで比較した結果。
平均スプレッドが狭いのは「TitanFX(タイタンFX)」でした。
とは言え、今回の計測では大きな平均スプレッドの差はありません。
スプレッドを重視して、FX業者を選ぶならTitanFXと言った感じです。
ちなみに、全通貨ペア・CFDのスプレッドは以下の記事にまとめました。
実質コストで考えると「TitanFX」
スプレッドではなく、取引で発生する「実質コスト」で比較するとTitanFXが断然お得です。
理由は、ECN口座には取引手数料の差。
取引手数料の差
- TitanFXの取引手数料→往復7ドル(約700円)
- XMの取引手数料→往復10ドル(約1000円)
- TitanFXの方が300円ほど安い
例えば、ドル円の取引で考えてみましょう。
1ロットの取引、ドル円の価格が100円と仮定します。
【TitanFXの場合】
0.3pips×10万通貨+取引手数料700円
=実質コスト3700円
【XMの場合】
0.4pips×10万通貨+取引手数料1000円
=実質コスト5000円
実質コストで比較すると、TitanFXの方が1300円ほど安いです。
1ロット当たりで、この差ですから実際の取引では結構変わります。
▷TitanFX(タイタンFX)はボーナス無し→全然OK!その理由とは?
TitanFX(タイタンFX)とXMでライセンスを比較
海外FX業者ならではの比較ポイント「ライセンスの有無」です。
- 日本の金融庁に制限を受けない
- 国際的に認められたライセンス
- 日本から利用できる
3つの条件を満たした、金融ライセンスを取得していると「信頼性のある海外FX業者」と評価できます。
結論から言うと、TitanFXもXMも保有しているライセンスは1つ。
日本から利用出来る為と考えると、必要十分な信頼性があります。
TitanFXは実は老舗な海外FX業者
海外FXを使う古参トレーダーには有名な話です。
2014年から開始されたTitanFXですが、元をたどる10年以上の運営実績があります。
PepperStoneという、当時日本のトレーダーから人気だった海外FX業者。
新しい法規制によって日本から利用できなくなりました。
このPepperStoneは、TitanFXの先駆け的な存在です。
レバレッジを400倍→500倍に引き上げ、PepperStoneの運営がTitanFXを立ち上げました。
運営年数が浅いTitanFXが人気なのは、そもそも人気だったFX業者の進化版だからです。
XMはグループ全体で4つのライセンス認可
XMは196カ国にFXを展開する大企業です。
各国の法規制に合わせて、グループ全体では4つのライセンスを取得しています。
- キプロス証券取引委員会(CySEC)
- 英国金融行動監視機構(FCA)
- オーストラリア証券投資委員会(ASIC)
- セーシェル金融庁ライセンス(FSA)
上記の国際的な金融ライセンスを4つ取得しており、異なる規制に合わせた運営です。
ようするに、信頼性は海外FX業者の中でトップクラス。
分かりやすくいうと、工場や倉庫の仕事である「監査(かんさ)」。
4つの監査委員会に厳しく運営をチェックされる環境下にあります。
まとめ
今回は「【徹底比較】TitanFX(タイタンFX)とXMならアナタはどっち?」のテーマでした。
TitanFX・XMは、どちらも人気の海外FX業者です。
なぜ、両方とも人気なのか?はトレーダーによって最適な口座が違うから。
- 低スプレッド・取引もガッツリするトレーダー志向なら「TitanFX」
- ボーナスあり・取引を始めたばかりのFX初心者なら「XM」
例えば、上記のような特徴で選ぶのも良いです。
とは言え、どちらもゼロカット採用(借金のリスクがない)の安心感があります。
口座開設は、もちろん両者とも無料なので「とりあえず試してみる」もOK。
使いやすいと感じた方をメインにトレードがベストです。
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