今回は、XMで取引できるドルインデックスについて解説します。
XMでは「USDX」で表示されているのがドルインデックス(USdollar-indx)と表示されています。
ドルインデックスは、XMだと最大レバレッジ100倍で取引でき、国内業者より圧倒的に高い水準で取引できます。
とは言え、ドルインデックスとは何?といった方もいらっしゃるかと思います。
「ドルインデックスとは?」「どうやって取引するの?」といった疑問を解決できる内容でお届けします。
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ドルインデックス(USDX)とは?
ドルインデックス(USDX)とは?
✔XMでは「USDX」と表記される。
✔ドルインデックスはドル指数(XMでは先物取引)
✔世界的にみたドルの価値を表す
ドルインデックス(USDX)とは、アメリカの主要通貨「ドル」の価値を表す投資商品です。
ドル円やユーロドルだと、円に対してのドルの価値・ユーロに対してのドルの価値がわかります。
ドルインデックスは、1つの外貨対ドルではなく「市場全体を通してのドルの価値」が分かる指数です。
なので、例えばドル円が上がった場合「円安・ドル高」と表現されますが、必ずしもドルインデックスが上がるといった事はありません。
世界中の通貨を対象にドルの価値を純粋に評価する指標だからです。
ドルインデックスはどうやって決められる?
ドルインデックスの数値、すなわち価格とチャートはFX会社によって違います。
なぜなら、ドルインデックスを算出する機関は複数あるからです。
定番なのは、こちらの2つの機関になります。
- ニューヨーク証券取引所(NYSC)
- 連邦準備制度理事会(FRB)
上記の2つの機関に加えて、国際決済銀行(BIS)が算出するドルインデックスも存在します。
同じドルインデックスなのに、算出する機関が複数あるのかと言うと「算出する方法」が違うからです。
つまり、同じドルの価値を表す指数でも、計算方法が違うので別の投資商品になると言う事です。
ニューヨーク証券取引所のドルインデックス
ニューヨーク証券取引所のドルインデックスは、上記の構成通貨と割合でドルの価値を算出します。
特徴としてはユーロの割合が高い事。つまり、ユーロドルと関連度が高いドルインデックスと言えます。
先物市場で取引されるのも、ニューヨーク証券取引所のドルインデックスです。
また、更新頻度がドルインデックスでは唯一リアルタイム更新といった違いもあります。
連邦準備制度理事会のドルインデックス
連邦準備制度理事会のドルインデックスは、上記の構成通貨と割合でドルの価値を算出します。
特徴としては、構成通貨に中国人民元が含まれており、約20%の割合を占めている事。
つまり、中国経済の影響を受けやすく、アメリカと中国の貿易問題に関しても敏感に反応しやすいドルインデックスと言えます。
ニューヨーク証券取引所のドルインデックスが6通貨で算出されるのに対して、連邦準備制度理事会は26通貨で構成されます。
世界経済に対してのドルの価値を反映しやすいといった部分もポイントです。
更新頻度は、毎日ですがリアルタイムではなく若干のラグがあります。
国際決済銀行のドルインデックス
国際決済銀行のドルインデックスは、上記の構成通貨と割合でドルの価値を算出します。
特徴としては構成通貨の多さです。
ユーロと日本円を含む、全43種類の通貨でドルインデックスを算出します。
ドルインデックスの中で最も世界的に見たドルの価値を示すのが国際決済銀行です。
更新頻度としては、毎日ですがリアルタイムではないので若干のラグがあります。
さらに、構成通貨の見直し頻度が3年と決まっているので価値変動がドルインデックスの中でも少ないといった点もあります。
ちなみに、ニューヨーク取引所は構成通貨が固定で、連邦準備制度理事会は毎年構成通貨の見直しが行われています。
XMで取引できるドルインデックスは?
ドルインデックスは算出する機関によって、構成通貨が違うとお伝えしました。
そこで、XMで取引できるドルインデックスはどの機関によるものか?を問い合わせてみました。
XMのライブチャットにて、実際に問い合わせてみました。
ちなみにXMではサポートへ直接問い合わせられるライブチャットが24時間体制であります。
問い合わせた結果「XMのドルインデックスは、複数のリクイディティプロバイダーから提示されるレートで出来ている」との事。
つまり、複数の銀行からレートを提示されており、特定の機関によるものではないそうです。
しかし、個人的には「ニューヨーク証券取引所」のドルインデックスを使用している可能性が高いと思います。
なぜなら以下の事実があるからです。
- XMのドルインデックスは先物取引のみ
- ニューヨーク証券取引所のドルインデックスも先物取引で使われる
- XMとチャートがほぼ完全に一致
例えば、XMのドルインデックスチャートと比較してみましょう。
XMのドルインデックスチャートに、ニューヨーク証券取引所のチャートを表示しています。(右上)
ご覧の通り、完全にチャートの形が一致しており、XMのドルインデックスはこちらのレートを参考にしていると考えられます。
XMのドルインデックスを取引する方法
XMのドルインデックスは、現在の所「MT5口座のみ」取引可能です。
なので、MT5からドルインデックスを取引する方法を解説します。
- 銘柄からドルインデックスを追加する
- MT5の上部メニュー「表示」をクリック
- 「銘柄」をクリック
- 「CFDs」→「Futures」→「Indices」の順にクリック。
- 一覧から「USDX」をクリック。
- 左下の銘柄を表示するをクリック→OK
- 気配値からチャートを表示
- MT5の上部メニューから「表示」をクリック。
- 「気配値表示」をクリック。
- 「気配値一覧」からUSDXを選ぶ
- 気配値の一覧が表示されます。
- 下の方にUSDX(ドルインデックス)が追加されます。
- 「チャート表示」をする
- USDXを右クリック。
- チャートウィンドウをクリック。
- XMのドルインデックス(USDX)準備完了
これでXMのドルインデックスを取引できます。
XMドルインデックスについてのまとめ
今回は「XMで取引できるドルインデックス(USDX)とは?」のテーマでした。
この記事をまとめると
- ドルインデックスは世界的なドルの価値を示す指数
- ドルインデックスは3種類ある
- XMではMT5から取引可能
ドルインデックスは、シンプルにドルの相対的な価値を見れる便利な指数です。
例えば、ドル高・ドル安を根拠にトレードする場合に参考としてチャートをみるなど応用する事ができます。
つまり、ドルが含まれる通貨ペアなら見ておくべきといった感じです。
なので、ドルインデックスを取引するかは問わず、定期的にチャートを見ておくと戦略の幅が広がります。
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