どのFX教材を読んでも「初心者は順張りを覚えよう」と書いてあります。
順張りで必須になるのは、押し目買い・戻り売りです。
ようするに、下がってきたらで買い・上がってきたらで売りましょうといった話なります。
とは言え、こんな疑問があるはず。
「押し目買いってどこで買えば良いの?」
「安くなったところで買ったら大きく下がった」
「戻り売りをしてみたけど急騰した・・・」
私もFX初心者の頃に全て経験しました。
今では、3つの観点で相場を見る事で7割ほど改善出来たと思います。
自身の経験、FXの基礎テクニックを踏まえて「押し目買い・戻り売り」を分かりやすく解説しました。
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押し目買い・戻り売りは
「トレンドを見極める」
押し目買い・戻り売りを成功させるには、相場の「トレンド」を見極めるのが超重要です。
言ってしまえば、結論としてトレンドを完全に把握できれば押し目買い・戻り売りの9割は勝てます。(「完全に」は難しいのですが)
トレンドとは、価格の動きにおける「流行」です。
上のチャートは上昇トレンドです。右肩上がりに価格が推移しているのが分かります。
- 上昇トレンド→高値と安値を切り上げ続ける
- 下降トレンド→高値と安値を切り下げ続ける
トレンドには2種類あり、上昇と下降のトレンドがあります。
押し目買い・戻り売りでは、トレンドの流行に乗った取引を常に意識するのがポイントです。
なぜなら、流行に乗った売買をする事で利益が得られ、損失は限定的できるからです。
- 押し目買い→上昇トレンド発生中に安くなった時の買い注文
- 戻り売り→下降トレンド発生中に高くなった時の売り注文
押し目買いと戻り売りで本質はこれ。
例えば、普段の買い物と同じです。
台風の影響で野菜が高いなら、近所のスーパーと比較して割安で買いたいと考えます。
置き換えると、台風の影響で野菜の価格が高くなる傾向(上昇トレンド)、近所のスーパーと比較して割安で買いたい(押し目買い)。
ようするに、値上がり傾向にあるから安い時に押し目買いです。
値下がる傾向があるのに押し目買いをしても、意味がありません。
押し目買い・戻り売りは
レンジ相場では不可能
押し目買いと戻り売りは「トレンド」の、割高・割安を狙いましょうと解説しました。
ここでは、押し目買い・戻り売りで負けやすい場所の話をします。
押し目買い・戻り売りで負けやすいのは「レンジ相場」です。
負けやすい理由は、そもそもトレンド相場ではないので、押し目買い・戻り売りが不可能だから。
逆転の発想で、FX初心者はレンジ相場で押し目買い・戻り売りをしなければ負けを減らせると言えます。
レンジ相場とは、高値と安値を一定方向には更新しない状態です。
上記のチャートを例として見てみましょう。
- 黒線の中で価格がおさまっている→トレンドが発生しておらず、三角持ち合い
- 水色の中で上下に値幅が限定→上下感覚が一定のレンジ相場を形成
明確なトレンドは上昇も下降も発生していないレンジ相場です。
このような状況下では、割高・割安とも言えず、利益も期待できないので押し目買い・戻り売りは不可能です。
また、レンジ内の短期トレード(スキャルピング)などで稼ぐ事はできます。
とは言え、「レンジを抜けるタイミング」を見極めるのは別の技術が必要です。
とりあえず、押し目買い・戻り売りに慣れましょう。
レンジ相場に入るのは高確率で予想できる
押し目買い・戻り売りを成功させるのにはレンジ相場を避けるべきです。
とは言え、レンジ相場が発生してから「あっ、レンジ相場なのか」と気付く人は多いです。
レンジ相場になってから気付いていては遅く、既にポジションを持っていたら負ける可能性大。
なので、簡単にレンジ相場を予想する方法を解説します。
- チャートパターンの形で予想する
- ローソク足からトレンドが末期なのか?を分析する
具体的なレンジ相場の予想方法としては、上記の2つを私は実践しています。
前者はチャートパターンを当てはめるだけなので簡単な初心者向けです。
一方で、後者は上級者向けでFX教材には書かれていません。
初心者向けのみ、今回は解説します。
(おそらく、これを実践するだけでもレンジを高確率で予想できます。)
【レンジ相場の予想術】押し目・戻り高値をここで切り替え
上記はドル円のとあるチャートです。
赤の縦線を軸に、上昇トレンドと下降トレンドが入れ替わっているのが分かります。
上昇トレンドの終盤で押し目買いをしていれば、少なくとも含み損は抱える可能性があります。
つまり、この部分(赤枠)でレンジ相場が発生し、トレンドが上昇→下降と入れ替わる期間となったチャートです。
私なら、事前に赤枠のレンジを予想し、押し目買いから新規売りを検討します。
もちろん、アナタでも簡単に押し目買いを止め、売り場を探す判断ができます。
見極めの方法は簡単です。
高値と安値を結んで、トレンドラインを引きましょう。
そして、見えてくるチャートパターンの形からレンジ相場が来る予想をします。
今回は「上昇ウェッジ」の形が見えました。
上昇ウェッジとは、高値更新の値幅が小さくなり、やがて下降トレンドに転換するチャートパターンです。
チャートパターンを知っているだけで、少なくとも「高値更新が小さくなってきた、上昇トレンドの勢いが弱くなってきた。」と分析できます。
したがって、押し目買いで無駄な損失を抱えない判断が可能です。
他にも使えるチャートパターンを以下の記事でまとめました。
▷【現役トレーダー厳選】FXで使える4つのチャートパターンとは?
トレンドラインや水平線で
押し目・戻り売り
押し目買い・戻り売りのイメージはお分かりだと思います。
しかし「もっと単純にどんな取引をすれば良いか教えて」といった方もいるはず。
なので、トレンドラインや水平線を使った具体的な押し目買い・戻り売りを解説します。
読めばすぐ実践できますが、あくまで基礎テクニックに過ぎません。
自身で研究し、経験を積むことがFXでは必須なので参考程度にお考え下さい。
- トレンドを判断する
最初はやはりトレンドを判断する必要があります。
上記は、高値と安値を切り上げており、明確な上昇トレンドです。
トレンドの判断すら分からないといった方はダウ理論というFXの基礎を勉強すると解決できます。
過去に分かりやすく解説しているので読んでみてください。
▷【本質】ダウ理論をわかりやすく解説!知らないとFXで一生勝てません。
- トレンドに合わせてトレンドラインを引く
ざっくりで良いので安値と安値を結んでトレンドラインを描きましょう。
(下降トレンドの場合は高値と高値)
- トレンドラインを軸に取引を組み立てる
トレンドラインを使ってこのような取引を組み立てられます。
- エントリー→トレンドラインと価格が交差したら買い
- 損切り→トレンドラインを下抜けしたら損切り(損失決済)
- 利食い→直近の高値に来たら利食い(利益決済)
トレンドが発生すれば、トレンドを支えるトレンドラインは発生しやすいです。
その相場の性質を利用して押し目買い・戻り売りの取引を考える方法になります。
とは言え、もちろん例外が存在します。
あくまで他の知識や手法と合わせて使うなど、工夫が重要です。
まとめ
今回は「【初心者向け】FXの押し目買い・戻り売りを分かりやすく解説」のテーマでした。
相場には「トレンド・イズ・フレンド」という格言があります。
それほど、トレンドの流れに乗った取引が重要です。
順張りの押し目買いが分かるだけでも、FXはかなり利益機会が増えます。
逆に、押し目買いや戻り売りを知らないと他も勝てないと言って良いでしょう。
ぜひ、今回の内容を活用してみてください。
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