今回はFBSのECN口座について解説します。
FBSは最大3000倍のレバレッジや、口座タイプが5つもある海外FX業者です。
アナタのトレードスタイルに合った口座に出会えます。
とは言え、FBSのECN口座は、あまりオススメできないかも知れません。
「低スプレッドなECN口座がオススメ出来ない理由」
「例外的にECN口座がオススメになる人とは?」
「FBSのECN口座と他社の口座を比較してほしい」
こんな疑問を解説します。
FBSのECN口座を徹底的に深堀りしていきましょう。
FBSの口座タイプは全5種類
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FBSのECN口座とは?
- FBSの「ECN口座」基本スペック表
口座タイプ | ECN口座 |
最大レバレッジ | 500倍 |
最大ポジション | 無制限 |
最大ロット | 500ロット |
口座方式 | NDD方式(ECN) |
最小スプレッド | -1pips |
最低入金額 | 1000ドル(約10万円) |
取引手数料 | 6ドル/ロット |
FBSを使う理由が「最大3000倍のレバレッジ」なら、ECN口座はオススメできません。
なぜなら、ECN口座は最もFBSで低レバレッジだからです。
口座残高に関係なく、上限が500倍からスタート。
私自身もFBSのレバレッジを求めて使っており、スタンダード口座を愛用しています。
また、初回の入金額が10万円と他の口座タイプより高く設定されています。
逆に最も少額からスタートできるのは「セント口座」ですが、レバレッジが1000倍に制限されているので「スタンダード口座」がオススメです。
▷【疑問】FBSのセント口座は少額FXに向いているか?【いくらで取引できる?】
ECN方式とは?
通常はFX業者を介して、インターバンク市場に注文が流れ、私たちの取引は処理されます。(STP方式)
ECN方式では、専用の取引所を設け、個人でもインターバンク市場に直接アクセスできます。そのため、取引手数料を支払い低スプレッドで取引が可能です。
【結論】
スプレッド重視なら
「ゼロスプレッド口座」を選ぶべき
ECN口座は文字通り、ECN方式を採用した低スプレッドが特徴です。
とは言え、スプレッド重視でECN口座を選ぶのはFBSではナンセンス。
なぜなら、スプレッドが0pips固定の「ゼロスプレッド口座」があるからです。
取引手数料が往復20ドル/ロットと高いものの、スプレッドがありません。
低スプレッドなFX口座につかれた方は、ECN口座よりゼロスプレッド口座を選んだ方が良いでしょう。
また、取引手数料は確定申告時に経費として申告可能、海外FXでも節税効果が期待できます。
▷FBSのゼロスプレッド口座は使うべき?取引手数料など他社と徹底比較!
FBSのECN口座がオススメな人は?
当てはまるなら「ECN口座」を!
- 低スプレッドFBSを使いたい
- ゼロスプレッド口座の取引手数料は高いと感じる
- 500倍のレバレッジで十分
ECN口座がオススメな人は、これらの条件に全て当てはまる人です。
ようするに、一定の資金力がある上級者トレーダー向けになります。
一見、オススメの範囲が狭い気がしますが、FBSの場合はこれでOKです。
そもそも、5つの口座タイプの中から、最適なFX口座を見つけられるのもFBSの強み。
アナタにとって妥協のない最高の口座が見つかれば良いのです。
FBSのECN口座を海外FX5社と比較
FBSのECN口座と比較した他社口座
【XM】ゼロ口座
【GEMFOREX】ノースプレッド口座
【iFOREX】通常の個人口座 (口座タイプが一択なので)
【TitanFX】ブレード口座
ECN口座と同じ、ECN方式の口座は他社にもあります。
そこで気になるのは「他社のECN口座と比べてFBSは優れているか?」です。
ECN口座の比較で重要な項目は4つあります。
- ECN方式の比較で重要な項目
取引手数料
取引できる通貨ペアの種類
平均スプレッド
レバレッジ
具体的に4つのポイントを徹底比較してみましょう。
FBSのECN口座は取引手数料が高い
- FBSのECN口座と他社の取引手数料を比較
海外FX業者 | XM | FBS | GEMFOREX | iFOREX | TitanFX |
取引手数料 | 往復10ドル(約1000円) | 往復12ドル(約1200円) | 無料 | 無料 | 往復7ドル(約700円) |
FBSのECN口座は、ダントツで取引手数料が高いです。
「取引手数料の安さを重視したい」といった方は、GEMFOREXのノースプレッド口座が良いでしょう。
GEMFOREXだと、若干平均スプレッドが高いですが、最大1000倍のレバレッジでECN口座を無料で使えます。
ただし、10ロット以上の取引は運営に事前連絡が必要といったルールがあるのがGEMFOREXです。
大口取引をされる方は、FBSを含めて、取引上限が200ロット以上のECN口座を選びましょう。
FBSのECN口座は通貨ペアが少ない
海外FX業者 | XM | FBS | GEMFOREX | iFOREX | TitanFX |
取り扱い通貨ペア | 56種類 | 25種類 | 32種類 | 95種類 | 57種類 |
FBSのECN口座は25種類の通貨ペアしか取り扱いがありません。
「複数の通貨ペアをECN方式で取引したい」といった方は、取り扱い銘柄の多い他社のECN口座がオススメです。
とは言え、ドル円専門など取引する通貨ペアを決めている人は問題ありません。
ドル円、ユーロドルといった定番の通貨ペアは、しっかり取り扱っています。
FBSのECN口座の平均スプレッド
- FBSのECN口座と他社平均スプレッドを比較
通貨ペア | FBS | XM | GEMFOREX | iFOREX | TitanFX |
AUDCAD | 2.4pips | 1.1pips | 3.1pips | 5.0pips | 1.4pips |
AUDCHF | 1.5pips | 1.0pips | 1.8pips | 4.0pips | 1.3pips |
AUDJPY | 1.4pips | 1.3pips | 0.6pips | 3.0pips | 0.8pips |
AUDUSD | 0.9pips | 0.6pips | 0.7pips | 0.8pips | 0.6pips |
CADCHF | 2.5pips | 1.8pips | 取り扱い無し | 4.0pips | 1.1pips |
CADJPY | 2.5pips | 1.3pips | 1.5pips | 2.0pips | 1.2pips |
CHFJPY | 2.8pips | 取り扱い無し | 2.0pips | 2.0pips | 1.1pips |
EURAUD | 2.3pips | 1.0 | 2.1pips | 3.0pips | 2.1pips |
EURCAD | 3.0pips | 1.1pips | 2.3pips | 4.0pips | 1.5pips |
EURCHF | 1.9pips | 0.9pips | 1.0pips | 2.4pips | 0.8pips |
EURGBP | 1.6pips | 0.2pips | 2.0pips | 1.3pips | 0.4pips |
EURJPY | 1.6pips | 0.6pips | 0.5pips | 1.2pips | 0.5pips |
EURUSD | 0.2pips | 0.1pips | 0.4pips | 0.7pips | 0.2pips |
GBPAUD | 3.1pips | 2.3pips | 3.4pips | 8.0pips | 3.4pips |
GBPCAD | 3.9pips | 1.9pips | 2.9pips | 4.5pips | 2.5pips |
GBPCHF | 3.4pips | 2.4pips | 2.4pips | 3.0pips | 2.0pips |
GBPJPY | 2.9pips | 1.4pips | 1.2pips | 2.3pips | 1.1pips |
GBPUSD | 1.0pips | 0.5pips | 1.6pips | 1.1pips | 0.7pips |
NZDCAD | 3.6pips | 1.9pips | 取り扱い無し | 6.0pips | 2.6pips |
NZDCHF | 3.0pips | 2.6pips | 取り扱い無し | 3.0pips | 1.8pips |
NZDJPY | 2.7pips | 2.1pips | 1.3pips | 3.0pips | 1.5pips |
NZDUSD | 1.3pips | 1.1pips | 1.5pips | 2.0pips | 1.0pips |
USDCAD | 2.0pips | 1.9pips | 0.8pips | 2.0pips | 0.5pips |
USDCHF | 1.5pips | 0.5pips | 1.2pips | 1.5pips | 0.4pips |
USDJPY | 0.5pips | 0.2pips | 0.4pips | 1.0pips | 0.3pips |
FBSのECN口座は、他社の同じ低スプレッドと比較すると「ほどよい低スプレッド」でした。
ノースプレッド口座がある分、若干の損した気分にはなります。
やはり、低スプレッドを重視するならノースプレッド口座がベターです。
取引手数料の差で考えても、12ドル払って低スプレッドなら、20ドル払ってスプレッドを0pipsにする方が良いと思います。
平均スプレッドについて
東京市場から米国市場にかけての平均スプレッドを実測したものになります。
FBSの全口座タイプ、全銘柄の平均スプレッドはコチラの記事を参考にしてください。
FBSのECN口座は他社より実質コストが高い?
FBSの取引手数料は平均より高く、スプレッドは標準的でした。
総合的に見ると「FBSの実質コストは高い」と言えるでしょう。
ドル円を1ロット買うと想定して、実質コストを計算すると以下の通りになります。
- FBSのECN口座の場合
平均スプレッド0.5pips×1ロット∔取引手数料1200円=実質コスト1700円
- XMのゼロ口座の場合
平均スプレッド0.2pips×1ロット∔取引手数料1000円=実質コスト1200円
1ロット当たりに取引では、XMより500円ほど高くなります。
やはり、取引手数料を支払うなら、スプレッドのないゼロスプレッド口座が良いです。
まとめ
今回は「FBS(エフビーエス)のECN口座を使える?他社の口座と徹底比較してみた。」のテーマでした。
FBSのECN口座は、ノースプレッド口座があるので見劣りするといった感じです。
とは言え、スプレッドだけがFX口座選びの基準ではありません。
例えば、スプレッドは平均ぐらいで取引手数料は安くしたい。といった場合や3000倍もレバレッジを使わない人などニーズは人それぞれです。
ECN口座の取引ルールが好みな人は使い、スプレッドを重視するならノースプレッド口座を。レバレッジ重視ならスタンダード口座と自由に好みの口座タイプを使いましょう。
FBSの口座タイプは全5種類
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