FXで取引する「通貨ペア」は、異なる通貨同士が2つ(ペア)組み合わさっています。
通貨ペアの組み合わせは、メジャーからマイナーまで100種類以上です。
FX初心者の頃は「どの通貨ペアを取引すべき?」
あるいは「多過ぎて、どの通貨ペアを見れば良いの?」
と疑問を抱きます。
本記事では、具体的なデータや、現役トレーダーの経験から「初心者が取引すべき通貨ペア」を分かりやすくまとめました。
注意
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FX初心者は「主要通貨ペア」がおすすめ
- EUR/USD(ユーロ/ドル)
- USD/JPY(米ドル/円)
- GBP/USD(ポンド/米ドル)
- AUD/USD(豪ドル/米ドル
- USD/CAD(米ドル/カナダドル)
結論から申し上げますと、FX初心者は「主要通貨ペア」がおすすめです。
おすすめ順にランキング形式だと上記の通り。
多くのFX初心者は、目先の利益に囚われてしまい、変動の大きい通貨ペアを選んでしまいます。
しかし、FXで稼ぎたいなら「流動性の高い、主要通貨ペアで基礎を固める」のがおすすめです。
FXにおける流動性とは、取引する人が多く、価格推移が比較的安定している意味になります。
通貨ペア | ドミナンス |
EUR/USD | 24% |
USD/JPY | 13.20% |
GBP/USD | 9.60% |
AUD/USD | 5.40% |
USD/CAD | 4.40% |
USD/CNY | 4.10% |
USD/CHF | 3.50% |
USD/HKD | 3.30% |
EUR/GBP | 2.00% |
USD/KRW | 1.90% |
引用:国際決済銀行(BIS)
ちなみに、主要通貨ペアの流動性は、具体的にデータから証明できます。
上記の表は国際決済銀行(BIS)が2019年に公開した調査結果です。
為替市場の取引全体で、各通貨ペアが占める割合(ドミナンス)に注目しましょう。
ランキング1位にピックアップしたEUR/USDから、ランキング5位まで合わせると、為替市場の半分を占めているのが分かります。
多くの取引量がある金融商品は、流動性が高く、値動きも落ち着きやすいです。
また、取引が多い=人気の通貨ペアとも言えます。
【疑問】そもそも通貨ペアとは?
外国為替証拠金取引(FX)では、各国の通貨を取引して利益・損失が発生します。
通貨を買うにも、通貨が必要です。ようするに、通貨同士の交換。
したがって、通貨同士の組み合わせ「通貨ペア」として、1つの金融商品が用いられます。
EURUSDなど、2つの通貨が組みわさったのが通貨ペアです。
アルファベットの並び、これも実は重要で、左側が「基軸通貨」右側が「決済通貨」となります。
例えば、EURUSDなら「ユーロが基軸通貨」「米ドルが決済通貨」です。
ちなみに、通貨ペアの価格や、スワップ金利は決済通貨をベースに算出されます。
マイナー通貨ペアをおすすめしない理由
マイナー通貨ペアをおすすめしない理由
- 流動性が低く、変動が激しい
- 高金利通貨ペアは取引が難しい
- 合成通貨ペアは分析が複雑
FX初心者は流動性の高い「主要通貨ペア」がおすすめと解説しました。
逆に、マイナー通貨ペアはFX初心者におすすめできません。
流動性が低く、価格変動が激しいからFX初心者には難しいといった面を含め、明確な理由があります。
マイナー通貨ペアは流動性が低く、変動が激しい
マイナー通貨ペアは、流動性が低く、変動が激しくなります。
同時に筆者のトレード経験からしても、マイナー通貨ペアのテクニカル分析は難しいです。
(テクニカル分析とは、値動きから予想・分析をすること)
何故、流動性が低いと変動が激しく、分析が難しくなるのは「1つの取引が、価格に及ぼす影響が大きいから」です。
通貨ペアに限らず、流動性と価格変動は全ての金融市場に当てはまります。
例えば、100人が取引する金融商品・1億人が取引する金融商品があったとしましょう。
皆が1つ100万円で売っているのに対し、1人だけ1万円で売りに出したら市場価格はどうなるでしょうか?100人中1人なら市場価格に大きく影響します。
流動性の低い通貨ペアは、突発的に価格が変動するリスクが高いです。
高金利通貨ペアは取引が難しい
もし「スワップポイントで手放しで儲ける」的な話を聞き、高金利通貨ペアへの投資を検討しているなら、必ず知っておくべき事実があります。
高金利通貨ペアで都合よくスワップポイントで儲けるのは、割と難易度高めです。
高金利通貨ペアには、FX初心者が損失を出しやすいカラクリがあります。
なぜなら、金利の高い通貨ほど、その国の経済が危ないからです。
例えば、国が経済危機となると、中央銀行は金利の引き上げを行い、自国通貨の価値が上がるようにバランスを保とうとします。
金利の引き上げにより、高金利通貨ペアでは金利差を清算するスワップポイントも高くなる仕組みです。
一方で、高金利通貨=変動の大きいリスク資産ですから、変動が激しくスプレッドも広くなります。
スプレッドが広いと、通貨ペアのポジションを持った時の「含み損」も大きいです。
ようするに、利益を出すのが難しいといった特徴が高金利通貨ペアにはあります。
少なくとも、相場を見て、どこで取引すれば上手く稼げるのか?見極めが重要です。
「具体的にどんな見方をすれば良いの?」といった方は、高金利通貨ペアの代表格トルコリラ円について分析した記事があるので参考にどうぞ。
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合成通貨ペアは分析が複雑
FX初心者だけでなく、数年のトレード経験がある人でも意外と知らない「合成通貨ペア」。
合成通貨ペアとは、流動性が低く、実際には異なる通貨ペアに分解して市場が成り立っている通貨ペアを言います。
驚くべきことに、前述した主要通貨ペア以外は、ほとんどの場合は合成通貨ペアです。
流動性が低いと変動が激しいのは既に解説しましたが、合成通貨の価格は、少し複雑な仕組みで決まります。
単に1つのテクニカル分析だけでなく、相対的な通貨強弱の分析もできると理想です。
以下の記事で「合成通貨ペア」と「通貨強弱」について解説しました。ぜひ、ご覧ください。
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【取引を快適に】通貨ペア別 おすすめ海外FX業者
- EUR/USD(ユーロ/ドル)
- USD/JPY(米ドル/円)
- GBP/USD(ポンド/米ドル)
- AUD/USD(豪ドル/米ドル
- USD/CAD(米ドル/カナダドル)
上記、5つの主要通貨ペアから取引するのがオススメと解説しました。
とは言え、テクニカル分析や情報の豊かな主要通貨ペアでも、最適なFX口座によって取引の快適さが変わります。
最もFXの取引で快適さを左右するのは「スプレッド」でしょう。
少額資金で取引しやすいレバレッジを備えた海外FX業者なら、低資金・低スプレッドで快適に取引を始められます。
ここでは、主要通貨ペア別の特徴と最適なFX口座をまとめました。
ポイント
【通貨ペア別】EUR/USDの特徴とおすすめFX口座
世界で一番取引されている通貨ペア「EUR/USD(ユーロドル)」。
構成する通貨は、EU加盟の19カ国で採用されているEUR(ユーロ)と、アメリカのUSD(米ドル)です。
世界で2番目の流通を誇るユーロと、金融市場を含めて1番目の流通量となる米ドル。
世界的な両者を通貨ペアにしたのがEUR/USD(ユーロドル)と言えるでしょう。
先進国としての側面を持ち、価値も比較的安定しています。
為替市場においても高い流動性を誇り、現在は最も取引が盛んな通貨ペアです。
【初心者向け】EUR/USDに強いFX業者「iFOREX(アイフォレックス)」
FX業者 | XM | TitanFX | iFOREX | GemForex | FBS | Exness | Axiory | FXGT |
EURUSD | 1.8pips | 1.2pips | 0.7pips | 1.7pips | 0.7pips | 1.0pips | 1.2pips | 1.5pips |
取引手数料が無料かつ、他社よりEUR/USDを低いスプレッドで提供しているのは「iFOREX(アイフォレックス)」です。
iFOREXは、1996年に証券会社として設立され、世界的に見ても長い歴史を持ちます。
日本のトレーダーからの信頼も厚く、公式サポートには日本人スタッフも採用する安心感が魅力です。
為替取引の最大レバレッジは400倍と、他社と比べて低い倍率がデメリットに上げられます。
しかし、世界中の株式や仮想通貨、ETF(上場投資信託)など、他社にない取引バラエティが魅力です。
EUR/USDの取引でFXに慣れてきたら、大手企業の株式で低リスク運用といった使い道もできます。
【上級者向け】EUR/USDを極狭スプレッドで取引
FX業者 | XM | TitanFX | GemForex | FBS | Exness | Axiory |
EURUSD | 0.1pips | 0.2pips | 0.4pips | 0.2pips | 0.6pips | 0.2pips |
取引手数料(1ロット往復) | 1000円 | 700円 | 無料 | 1200円 | 無料 | 600円 |
EUR/USDの取引に慣れてきたら、より低スプレッドな環境で取引してみましょう。
海外FX業者では、取引手数料を支払うor入金額に条件付きにて極小スプレッドを提供しています。
EUR/USDを低スプレッドで取引するなら、GemForex(ゲムフォレックス)の「ノースプレッド口座」が良いでしょう。
初回入金額30万円と高めですが、取引手数料無料かつ最大1000倍のレバレッジを提供。
裁量取引限定でEUR/USDを0.4pipsで取引できます。
【通貨ペア別】USD/JPYの特徴とおすすめFX口座
世界で2番目に取引されている通貨ペア「USD/JPY(ドル円)」。
両者ともに金融の世界では、価値の安定した通貨として評価されています。
朝のニュースでドル円レートが取り上げられるほど、他の通貨ペアと違い、日本語圏での情報が豊富なのでFX初心者におすすめです。
筆者自身も、好んでドル円の取引をしています。
値動きが他の通貨ペアと比較して、落ち着きがみられ、テクニカル分析との相性が良いのも特徴です。
以下の記事でドル円について触れているので、参考にどうぞ。
【最難関】ドル円の見通し「2021年は10年振りの大相場が来る?」
【初心者向け】USD/JPYに強いFX業者「Exness(エクスネス)」
FX業者 | XM | TitanFX | iFOREX | GemForex | FBS | Exness | Axiory | FXGT |
USDJPY | 1.6pips | 1.3pips | 1.0pips | 1.5pips | 2.2pips | 1.1pips | 1.3pips | 1.6pips |
数ある通貨ペアの中から、まずは「ドル円を極める」。
無制限レバレッジも可能なExness(エクスネス)がおすすめです。
単純なスプレッド比較なら、iFOREXが狭いですが、Exnessの「プロ口座」を選択すると、総合的に優れた取引環境が構築できます。
プロ口座は、標準で最大2000倍のレバレッジを使え、目安10ロット以上の取引を終えると無制限(実質21億倍)の規格外レバレッジが解禁です。
ドル円は、値動きが分かりやすい半面、値幅が他の通貨ペアより狭くなります。
したがって、慣れてきたら高いレバレッジで大きく利益を狙える環境が良いでしょう。
【上級者向け】USD/JPYを極狭スプレッドで取引
FX業者 | XM | TitanFX | GemForex | FBS | Exness | Axiory |
USDJPY | 0.2pips | 0.3pips | 0.4pips | 0.5pips | 0pips | 0.4pips |
取引手数料(1ロット往復) | 1000円 | 700円 | 無料 | 1200円 | 700円 | 600円 |
より低スプレッドで取引するなら「0pips~の極狭スプレッド」を提供するExnessがオススメです。
EUR/USDでも好条件だったExnessですが、ドル円に限ってはExnessのロースプレッド口座を使いましょう。
深夜帯や経済指標の発表時を除く、多くの時間帯でロースプレッド口座は、ドル円を0pipsのスプレッドで取引できます。
ただし、取引手数料が1ロット当たり、往復7ドル発生するのがロースプレッド口座のデメリットです。
FXの利益を確定申告する際、取引手数料を経費として計上できます。
なので、ドル円で安定して利益をあげられる上級者トレーダーにオススメです。
【通貨ペア別】GBP/USDの特徴とおすすめFX口座
世界で3番目に取引されている通貨ペア「GBP/USD(ポンドドル)」。
イギリスの通貨スターリングポンド(GBP)とアメリカの米ドルで構成される通貨ペアです。
主要通貨ペアの中では、比較的に高いボラティリティとなっているのが特徴になります。
ドル円やユーロドルの変動幅(ボラティリティ)に物足りなさを感じたら、ポンドドルでトレード幅を広げるのも良いでしょう。
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【解体新書】GBPUSD(ポンドドル)の特徴とは?初心者向けに徹底解説
大きな値動きが目立つポンドドル。 ぱっと見「不規則に動いている危険な通貨ペア」とFX初心者の頃は思っていしまいます。 とは言え、ポンドドルにも他の通貨ペア同様に特徴を値動きから分析可能です。 「GBP ...
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【初心者向け】GBP/USDに強いFX業者「FBS(エフビーエス)」
FX業者 | XM | TitanFX | iFOREX | GemForex | FBS | Exness | Axiory | FXGT |
GBPUSD | 2.6pips | 1.8pips | 1.1pips | 2.4pips | 0.9pips | 0.9pips | 1.4pips | 2.2pips |
ボラティリティの高い通貨ペアGBP/USD(ポンドドル)。
最初は少額資金から練習するのが良いです。
少額資金&GBP/USDが好条件で取引できるのはFBS(エフビーエス)でしょう。
FBSのスタンダード口座を使うと、証拠金残高2万円まで最大3000倍レバレッジを無条件で取引できます。
ボラティリティの高い通貨ペアほど、スプレッドが広いのが一般的ですが、海外FX業者でもGBP/USDは比較的、手を出しやすいスプレッドが多いです。
FBSは欧州系の通貨ペアに強く、レバレッジの高さからもGBP/USDの取引に向いています。
【上級者向け】GBP/USDを極狭スプレッドで取引
FX業者 | XM | TitanFX | GemForex | FBS | Exness | Axiory |
GBPUSD | 0.5pips | 0.7pips | 1.6pips | 1.0pips | 0.3pips | 0.3pips |
取引手数料(1ロット往復) | 1000円 | 700円 | 無料 | 1200円 | 無料 | 600円 |
GBP/USDを中心に、FXトレーダーとして稼ぐならExnessのプロ口座が良いでしょう。
EUR/USDでもオススメしましたが、やはり初回入金10万円で使える低スプレッド環境として、プロ口座は優れています。
おそらく、ある程度のロット数を取引するなら、無制限レバレッジの解放条件も難しくないはず。
上級者向けにGBP/USD用のFX口座を探す方なら、もはや最大レバレッジが高い方が有利な理由については説明不要ですね。
まだ、ボラティリティの高いGBP/USDの取引に不安点がある方は、以下の記事で実践的なスキルをまとめました。是非、ご活用ください
【解体新書】GBPUSD(ポンドドル)の特徴とは?初心者向けに徹底解説
【通貨ペア別】AUD/USDの特徴とおすすめFX口座
世界で4番目に取引されている通貨ペア「AUD/USD(豪ドル/米ドル)」。
オージードル、あるいはキウイドルとして日本人トレーダーにも親しみを持った呼ばれ方がされます。
GBP/USDと同じく、主要通貨ペアの中でもボラティリティが高め、そしてスワップ金利も狙いやすいのが特徴です。
同じ豪ドルを含む、AUD/JPYの方を初心者は取引しやすいですが、実際には合成通貨ペア。
流動性の高いAUD/USDの取引をオススメします。
【初心者向け】AUD/USDに強いFX業者「iFOREX(アイフォレックス)」
FX業者 | XM | TitanFX | iFOREX | GemForex | FBS | Exness | Axiory | FXGT |
AUDUSD | 1.9pips | 2.4pips | 0.8pips | 1.5pips | 1.5pips | 1.0pips | 1.6pips | 2.0pips |
AUD/USDのスプレッドは、ちょうどEUR/USDとGBP/USDの中間ぐらいを目安に考えると良いです。
また、ボラティリティの高さと、オーストラリアが資源国という観点から「iFOREX(アイフォレックス)」をオススメします。
オススメする理由は、iFOREXの取り扱い銘柄は1000種類を超えており、AUD/USDに関係する貴金属や人民元の分析もしやすいからです。
豪ドルは、オーストラリア経済の6割が鉱物資源に依存しており、貿易相手には中国が大きくシェアを持っています。
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【フル特典】iFOREXの口座開設手順!ボーナス受け取りも一緒に解説。
今回は「iFOREXの口座開設」について解説します。 iFOREXは最も老舗の海外FX業者なので、はじめての海外FX口座といった方も多いです。 「海外FX業者の口座開設で不安・・・」 「iFOREXは ...
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【上級者向け】AUD/USDを極狭スプレッドで取引
FX業者 | XM | TitanFX | GemForex | FBS | Exness | Axiory |
AUDUSD | 0.6pips | 0.4pips | 0.7pips | 0.9pips | 0.3pips | 0.5pips |
取引手数料(1ロット往復) | 1000円 | 700円 | 無料 | 1200円 | 無料 | 600円 |
AUD/USDの取引に慣れてきたら、TitanFX(タイタンFX)のブレード口座がオススメです。
ブレード口座は、スプレッドの低さと、取引手数料のバランスが優れています。
また、スワップポイントを高頻度で見直しているのがTitanFXの特徴。
最適なスワップへの最速の調整が、AUD/USDの取引にオススメできる大きな理由です。
豪ドルは、マイナー通貨ほどではないものの、金利の高い通貨として市場では意識されます。
金利変動が起こるとスワップポイントも変動しますから、高頻度でスワップの見直しをするFX業者を選ぶと良いでしょう。
TitanFX(タイタンFX)の口座タイプとは?→オススメは「ブレード口座」
【通貨ペア別】USD/CADの特徴とおすすめFX口座
世界で5番目に取引されている通貨ペア「USD/CAD(米ドル/カナダドル)」。
ボラティリティも大きく、AUD/USDの様にカナダドルは資源国通貨として認識されています。
関連資源は「原油」であり、2020年においてはコロナ禍で原油価格が下がった影響も受けました。
また、通貨ペアの構成上、米国経済との関係性も深いです。
決済通貨がカナダドルなので、他の通貨ペアとの違いにも初心者は注意しましょう。
【初心者向け】USD/CADに強いFX業者「AXIORY(アキシオリー)」
FX業者 | XM | TitanFX | iFOREX | GemForex | FBS | Exness | Axiory | FXGT |
USDCAD | 2.3pips | 2.3pips | 2.0pips | 2.0pips | 2.7pips | 2.2pips | 1.8pips | 2.4pips |
USD/CADのスプレッドは、各社が主要通貨ペアの中でも広めに設定しています。
各社の平均スプレッドを計測した結果、Axiory(アキシオリー)のスタンダード口座が好成績を残しました。
Axioryのスタンダード口座では最大400倍のレバレッジで、USD/CADを比較的狭いスプレッドで取引できます。
慣れてきたら、よりスプレッドの狭いナノスプレッド口座を活用すると良いでしょう。
ナノスプレッド口座は取引手数料があるので、慣れてから使うのがオススメです。
【上級者向け】USD/CADを極狭スプレッドで取引
FX業者 | XM | TitanFX | GemForex | FBS | Exness | Axiory |
USDCAD | 0.6pips | 0.5pips | 0.8pips | 2.0pips | 1.4pips | 0.7pips |
取引手数料(1ロット往復) | 1000円 | 700円 | 無料 | 1200円 | 無料 | 600円 |
USD/CADのトレードに自信がある方は、TitanFXのブレード口座がオススメです。
取引手数料を加味すると、GemForexを使いたい所ですが約定力と安定性の面でTitanFXが良いと思います。
主要通貨ペアといえど、世界5番目の流動性、提携するプロバイダーに20社以上の大手金融機関が含まれているTitanFXがオススメです。
平均スプレッドから、大きく乖離するケースもほとんどなく安定しています。
おすすめ通貨ペア まとめ
今回は「初心者が取引すべき「通貨ペア」はどれ?ランキング形式で分かりやすく解説」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- FX初心者は「主要通貨ペア」がおすすめ
- 主要通貨ペア以外は流動性が低く、分析面も難易度が上がる
- 同じ主要通貨ペアでもFX口座で、快適さが大きく変わる
主要通貨ペアから、私自身もトレードを始めました。当時は、ドル円だけに絞り、1つの通貨ペアを極める思考でトレード→反省を繰り返して上達した記憶があります。人によっては、その時次第で通貨ペアを変える人もいますが、1つに絞ることで「値動きの癖」も分かる様に。色々な通貨ペアを触り過ぎて、実際に上手く取引できていない人は「得意通貨を1つ作る」だけで劇的に進化を遂げられるでしょう。