FXを始めたら、おそらく最初に使うインジケーターが「移動平均線」。
移動平均線は期間内の平均価格をベースとしたインジケーターです。
移動平均線の中でも「200MA」は定番かつ、長く金融市場で使われてきた指標と言ってよいでしょう。
今回は、FXのトレードで役立つレベルを目標に、200MAの基礎~実践編まで徹底的にまとめました。
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【結論】200MAはFXで使える!勝てない原因はコレ
結論から言うと「200MAはFXでも十分に使える、優秀なインジケーター」です。
とは言え、200MAをチャートに表示して、トレードで使ってみても上手く勝てない人は少なくありません。
なぜなら、200MAを本質的に理解し、相場環境に応じて使い方を変えていないからです。
- 200MAが何から構成されているのか理解していない
- 他の法則・理論を合わせて使っていない
- 200MAだけでトレンドの判断をしている
例えば、200MAを上手く活用できない理由として上記の様な原因が挙げられます。
ちなみに、どれか1つでも出来ていないなら、200MAを生かして、FXで勝ち続けるのは難しいです。
そして、FXで200MAを上手く活用できない最大の原因は「こうすれば確実に勝てる」といったマインド。
相場環境に合わせて、勝ちやすいトレード方法を使い分けるのが重要になります。
200MAとは?200日移動平均線が超重要
冒頭で申し上げた通り、「200MA」とは200期間の移動平均線の事です。
「MA」=「Moving Average(移動平均線)」という意味があります。
また、移動平均線も単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)など、様々な種類がありますが、全てを完璧に覚える必要はありません。
「200期間の単純移動平均線」だけを覚えましょう。
なぜなら、200期間の単純移動平均線は、他の相場における法則や理論でもポピュラーだからです。
特に、200日の移動平均線(日足ベースの200MA)が重要。
200MA=200日移動平均線と考えても問題ありません。
例えば、グランビルの法則など2000年より昔から使われる、有名な相場理論では200MAが多く使われています。
200MAは200日移動平均線が超重要です。
【基本設定】200MAをチャートに表示する
- 200MAは、200期間の移動平均線
- 単純移動平均線を使う
- 200日の単純移動平均線(200日移動平均線)が重要
ここまで、重要なポイントを上記3つお伝えしました。
より具体的な200MAの使い方、考え方を後述するので「200MAをチャートに表示する」基本設定を済ませておきましょう。
既に、移動平均線の表示が出来ている方も、期間ベースなど細かい設定は確認が必須です。
MetaTrader4/5で200MAを表示する方法
MetaTraderで200MAの表示をしてみましょう。
ちなみに、画像はMetaTrader4の操作画面ですが、MetaTrade5でも同じ手順なので説明は割愛します。
上部メニューから「挿入」をクリックしましょう。
「インディケータ」→「トレンド」→「Moving Average」を選択しましょう。
移動平均線の設定画面が表示されます。
200MAを表示するには、以下を選択&数値設定しましょう。
【期間】200
【表示移動】0
【移動平均線の種別】Simple(単純移動平均線)
【スタイル】色は自由・線の太さ等はデフォルト推奨
200MAをFXで使う場合、まずは上記の基本設定から取り入れましょう。
以上で、MetaTrader4/5の200MAは設定完了です。
画像の様に、200MAが表示されていれば問題ありません。
ちなみに、アプリ版からは画像のボタンからインジケーターを挿入します。アプリ版だと「移動平均線の種別」が「Exponential(指数平滑移動平均線)」になっているので、必ず「Simple(単純移動平均線)」に変更しましょう。
TradingViewで200MAを表示する方法
TradingView(トレーディングビュー)は、最近では主流になりつつあるブラウザ型のチャートツールです。
図解なども作りやすいので、当サイト「海外FXハンドブック」でも無料の学習コンテンツで活用しています。
TradingViewで200MAを表示するには、画像のアイコンをクリックしましょう。
検索窓が表示されますので、「MA」で検索しましょう。
「SMA(単純移動平均)」が一番上に表示されたら1回クリックして、閉じます。
(クリックした回数分、移動平均線が表示されるので注意)
「SMA(単純移動平均線)」がチャート上に表示されると、右上に設定アイコンが表示されます。
設定アイコンをクリックして、単純移動平均線を200MAに設定変更しましょう。
「パラメーター」をクリックして、200MAを以下の通りに設定します。
【Indicator Timeframe】今回は「チャートと同じ」を選択
【期間】200
【ソース】終値
【オフセット】0
上記を選択&入力しましたら、「OK」をクリックです。
こちらの画像の様に「200MA」が表示されていれば、完了です。
FXで200MAは使える理由とは?
最初の結論でお伝えした通り、200MAはFXで使えます。
- 長期的な相場環境が分かる
- 状況次第でエントリーポイントになる
- 利確水準を決める参考になる
FXにおける「200MAの活用例」は、上記3つの使い道が挙げられます。
なぜ、200MAがFXで使えるのか理由は「使えるから」です。
実際にドル円チャートの日足に200MAを表示してみると、素人目線でも何となく200MAが意識されている動きが確認できます。
まずは、「200MAが意識されやすい」という事だけが分かればOKです。
例えば、200MAをベースにグランビルの法則があると序盤でお伝えしました。
また、証券会社が提供するテクニカルレポートでも、200MAが登場する機会も珍しくありません。
1年分の平均が200MAだから使えるといった意見もありますが、実際にFXでも200MAが意識されているのが最大の理由で間違いないでしょう。
FXで200MAを使うコツ
FXで200MAを使うには、2つのスキルが必須です。
- エリオット波動理論
- グランビルの法則
具体的に、エリオット波動理論でエントリーポイントを探り、グランビルの法則で期待値を探るといった使い方が良いでしょう。
ちなみに、エリオット波動、グランビルの法則については、当サイトで分かりやすく解説しています。
以下の記事を参考に、まずは勉強してみてください。
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- エリオット波動理論
- グランビルの法則
- 200MA
3つを駆使してトレードをすると、上記のような形になります。赤色が損切り、緑色が利益確定の目安です。
エントリーまでの思考をまとめると以下の通りです。
①200MAは右肩下がりの下降トレンド
②右肩下がりの下降トレンドを、1度抜ける(グランビルの法則では買いシグナル)
③一旦は200MAを下回るも、下髭を付け再上昇(買いエントリー)
④損切りは、下髭より下。利益確定水準は200MAから大きく離れた時に行う。
おそらく、難しいと感じるのは利食い(利益確定の決済)をどこにするか?ですね。
エントリー根拠から、逆転の発想をするとシンプルに決められます。
例えば、エントリー根拠は、そもそも上昇トレンドへの転換でした。
したがって、次に下降トレンドへ転換する場合には利食いを済ませる必要があります。
ダブルトップのチャートパターンや、リバーサルのプライスアクションなど、下降トレンドへの転換が考えられる「型」を覚えておくと良いでしょう。
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FXと200MA まとめ
今回は「【本質】FXで200MA(200日移動平均線)は使える?具体的な活用例を解説。」のテーマでした。
この記事をまとめると以下の通りです。
- 200MAとは、200期間の単純移動平均線
- FXに関しても有効、チャートをみると明確に意識されている
- 200日移動平均線がベースの「グランビルの法則」と、「エリオット波動」を組み合わせて活用
200MAは、非常にポピュラーなテクニカルツールです。
定番ですから、使う人も多い反面、初心者は200MAだけで取引すれば勝てると誤解しやすいと思います。
とは言え、他の法則や理論と組み合わせて、使える場面を厳選するのが重要です。
ぜひ、今回の記事が参考になると嬉しいです。
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