FXの基礎知識

【FXの基礎知識】「インフレ」とは?相関関係や取引で重要な理由を徹底解説

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経済に関心を持つと「インフレ」という言葉を聞きます。
インフレは、経済の仕組みを理解する上で非常に重要な要素です。

もちろん、FXで取引する為替市場も、インフレによって大きく影響を受けますから、インフレを理解すると「インフレで儲けるFXのコツ」も理解できるでしょう。

今回は、「FX(為替)とインフレ」について徹底的にまとめました。

注意

本記事は、現役トレーダーによる考察を掲載しています。あくまで個人的な意見・見解であるため、投資助言等を目的としていません。FXをはじめ、投資・投機は余裕資金かつ自己判断で行いましょう。




「インフレ」とは?

インフレとは、「inlation(インフレーション)」の略。
インフレーションは、物価の上昇傾向という意味です。

反対の言葉「デフレ」とは、「deflation(デフレーション)」の略であり、物価の下降傾向を指します。

よくある誤解として、インフレ=好景気、デフレ=不景気と思われますが、実はインフレ・デフレ自体は、単なる物価変動の方向性です。




FXでインフレが重要な理由

FXでは、重要な経済指標で「消費者物価指数」など、インフレ傾向について注目されます。

なぜ、インフレもとい物価の上昇がFXで重要されるのかと言うと、物価と金利が関係しているからです。

例えば、インフレーションの傾向(インフレ率)が高い経済では、インフレを起こした国の中央銀行が「利上げ」といった金融引き締めの政策を行います。

利上げが行われると、物価の上昇に対して抑制効果が期待できるからです。

金利の高い通貨は、投資対象として、需要が上がるため買われやすくなります。
つまり、インフレは金利の引き上げを起こすので、FXで取引する為替市場にも影響を及ぼす為、非常に重要です。

消費者物価指数とは?

消費者が購入する商品やサービスなどの、物価変動が把握できる経済指標です。インフレ・デフレを見る上で、重要なデータと言えます。

インフレによって為替に相関関係が起こる

インフレを理解すると、FXで取引する為替市場に役立つ「相関関係」を分析しやすくなります。

相関関係とは、Aの銘柄が上昇するとBの銘柄も比例する形で上がるといった関係性という意味です。

前述した通り、過剰なインフレは中央銀行が利上げを行う為、為替へ影響を及ぼします。


インフレと為替の円安

相関関係とは、具体的にどのような状態で発生するのでしょうか?インフレと為替では、円安傾向を引き起こしやすくなります。

例えば、米国の中央銀行、FRBが利上げを行った場合、米ドルの金利が上昇しますから、金利の高い米ドル買いが起こり安いです。

米ドルが買われる、一方で日本円の金利が据え置き、あるは利下げを行えばドル円が「円安」になります。

重要なのは、金利が高いと対象の通貨が買われやすくなる事、そしてFXでは、通貨ペアを取引しますから、異なる2つの通貨を相対的にみて考える必要があります。




インフレに強い資産で対策をすべき

インフレが起こると、現金の価値が下がり安くなります。

なぜなら、必ずしもインフレに対して利上げが行われるとは限らないからです。

中央銀行は、経済の均衡を保つ為に、金利を管理を行うのですが、利上げ=インフレ発生同時とは限りません。

例えば、利上げによって預金の受け取り利息が増えても、インフレが加速すると資産価値は下がってしまいます。




インフレに強い資産と弱い資産

インフレに強い資産 インフレに弱い資産
  • 株式
  • 投資信託
  • 不動産
  • 現金
  • 保険
  • 年金

インフレに強い資産と弱い資産について解説します。

前述した通り、インフレによって中央銀行が利上げ政策を行ったとしても、インフレに対して即効性があるとは限りません。

インフレに弱い資産に投資すれば、インフレと共に資産価値が目減りするリスクがあります。

一方で、インフレに強い資産に乗り換えれば、インフレ時でも利益を得やすいです。

もちろん、最近ではFX業者でも、インフレに強い、株式や投資信託の短期トレードに対応しています。
したがって、極端なインフレは短期間で効率よく儲けるチャンスとも言えるでしょう。


【インフレに強い資産】株式

インフレに強い資産の代表例は「株式」と言えるでしょう。

株式がインフレに強い資産である理由は、シンプルに1つの商品当たりの価格がインフレでは上がりやすいからです。

「インフレ」=「物価の上昇」ですから、モノやサービスを製造・販売する企業の価値が上がりやすくなります。

しかし、インフレに対する金融政策として、金利の引き上げが行われた場合、インフレは人件費といった支出を多くなる可能性もあります。

かならずしも、インフレ=株式が上がるといった確実性はないものの、インフレに強い資産として株式は人気です。

【インフレに強い資産】投資信託

インフレに強い資産として「投資信託」も挙げられます。

ただし、投資信託と言っても様々なので、「インフレ・デフレに柔軟に対応できる」あるいは、「株式市場をベースとしている」どちらかの条件に当てはまる投資信託が良いでしょう。

例えば、機関投資家へ資金を預け、相場に合わせた運用をしてくれる場合や、日経平均と連動するインデックスファンドが代表例です。

【インフレに強い資産】金

インフレによって需要が高まりやすいのが貴金属の王者「金」です。

金自体が、文字通り、有限で希少価値のある貴金属ですから、長期的には価格が上がり続けています。

また、資源として見るなら、物価が上がる以上、工業で原料となる金の価値に対してプラスに働きやすいです。

【インフレに強い資産】不動産投資

インフレに強い資産では、不動産投資も挙げられます。

念のため補足すると、実際に居住している不動産は、不動産投資とはなりません。

不動産投資とは、土地・物件価値の値上がりによる売却益である「キャピタルゲイン」と、保有する不動産を賃貸物件として提供し、家賃収入を得る「インカムゲイン」です。

物価が上がると、賃料の上昇が相関する形で発生しやすくなります。
したがって、インフレと不動産投資の相性は良いです。

【インフレに弱い資産】現金

インフレに弱い資産の代表格は「現金」です。

お金はいくらあっても困らないイメージですが、実はインフレで価値が下がっています。

例えば、100万円の軽自動車がインフレにより、120万円の価格になったとします。
軽自動車自体は、同じ性能、同じメーカー、生産台数も特に変動していません。

つまり、同じ商品を得るのに、約20万円を余分に支払う必要がある考えと同じです。

また、中央銀行が行う、利上げのペースも重要になります。
仮に、インフレによって全体の物価が1%上昇した時、利上げペースが遅く0.1%の金利上昇ならインフレの速度感に追いつけません。

【インフレに弱い資産】保険

がん保険、車両保険、様々な保険が現代社会には溢れています。

実は、インフレに対して保険は、資産価値が低くなりやすいです。
資産価値が低くなる理由は、保険によって得られる見返りにあります。

例えば、インフレが起こっていると、支払う必要のある保険料も値上がり傾向が目立ちますが、いざ保険からの支払いを考えると○○は○○万円と一定です。

契約当初は、1000万円の保険がメリットに思えても、何十年後の経済で1000万円の価値が下がっている可能性もあります。

【インフレに弱い資産】年金

年金は、所得をベースに納付額が決定されるので、賃金上昇の起こりやすいインフレと相性が良いと考えられます。

しかし、実際に年金の支給額は、物価上昇だけでは決められていません。
例えば、年金もGPIFという独立行政法人が運用しています。

年間の収支が落ちてしまえば、必然的に年金の支給額は下がる可能性も高いです。
様々な要因から年金の支給額は決定されるので、インフレと相性が良いとは一概には言えません。




インフレに強い資産が取引できる海外FX業者

インフレに強い資産として、株式・投資信託・金の取引は海外FX業者を使うのが個人的にはおすすめです。
海外FX業者を使うと、少額資金でも取引しやすくなります。

  • 少額資金でも取引可能
  • レバレッジ取引になるが、追証(元本以上の損失)がない
  • 1年未満の短期取引なら十分な取り扱い銘柄

具体的な理由は上記3つ、筆者自身はインフレを意識して何十年と寝かせる長期投資は検討しません。
レバレッジを駆使した、インフレ経済で上手く儲けるのが効率的だからです

また、不動産投資もインフレ対策に有効ですが、必要な投資金額が高く、銀行から融資を受けるにも、初心者には商談が難しいでしょう。

株式や、初心者におすすめな上場企業の投資信託「ETF」に加え、貴金属の「金」を取引できる海外FX業者は以下の通りです。


iFOREX(アイフォレックス)

iFOREX(アイフォレックス)は、取り扱い銘柄が多い海外FX業者として有名です。

取り扱い銘柄は、全597種類であり、各国の株式やETF(投資信託)など幅広いバラエティを揃えています。
為替に関してはスプレッドの広さが欠点になりますが、取り扱い銘柄数が規格外です。

iFOREX(アイフォレックス)の概要

iFOREXの運営元
Formula Investment House Ltd.1996年設立)
運営元の所在地
5 Nikis st., Syntagma Square,10557 Athens, Greece
金融ライセンス
MNB(ハンガリー銀行 為替管理制度)
BVIFSC(英国領バージン諸島の金融サービス委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大400倍 DD(ディーリングデスク) 情報なし
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
FXnet(独自) 平均1.0pips 不可
iFOREXの平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
3.0pips 0.8pips 1.3pips 0.7pips 2.3pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
1.0pips 1.2pips 2.0pips 8.0pips 1.1pips

iFOREX公式サイトはこちら


Exness(エクスネス)

Exness(エクスネス)は、株式についても米国株を中心に31銘柄の取引が可能です。

iFOREXに取り扱い銘柄が劣るものの、無制限レバレッジ(実質21億倍)を提供する唯一のFX業者という大きなメリットがあります。

Exness(エクスネス)の概要

Exnessの運営元
Nymstar Limited(2008年設立)
運営元の所在地
1 Siafi PortoBello、Office 1、3042、Limassol Exness
金融ライセンス
CySEC(キプロス証券取引委員会)
FSA(セーシェル金融サービス庁)
FCA(英国金融行動監視機構)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大2000倍/無制限レバレッジ NDD(STP/ECN) 顧客満足度に関する受賞歴あり
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均1.1pips(ECNは0.1pips) 両方可能
Exness(スタンダード口座)の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
1.3pips 1.5pips 1.6pips 1.0pips 2.0pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
1.1pips 1.9pips 2.4pips 2.8pips 1.5pips

Exness公式サイトはこちら


FBS(エフビーエス)

FBS(エフビーエス)は、筆者自身が現在メイン口座として活用してる海外FX業者です。
株式に関しては40銘柄と比較的多い商品数になります。

また、Exnessでは無制限レバレッジがあるものの、10ロット以上の取引など必須条件を達成するのが必要です。
FBSは2万円以下の資金に対し、最大3000倍のレバレッジで為替取引ができるので、少額資金に向いています。

FBS(エフビーエス)の概要

FBSの運営元
FBS Markets Inc(2009年設立)
運営元の所在地
2118, Guava Street, Belize Belama Phase 1, Belize
金融ライセンス
IFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)
CySEC(キプロス証券取引委員会)
ASIC(オーストラリア証券投資委員会)
FSB(南アフリカ金融サービス委員会)
レバレッジ 取引方式 受賞歴
最大3000倍 NDD(STP/ECN) 第三者機関より10個以上認定
取引プラットフォーム ドル円のスプレッド スキャルピング・自動売買
MT4/MT5 平均2.2pips(0pips固定あり) 両方可能
FBS(スタンダード口座)の平均スプレッド
AUDJPY AUDUSD EURGBP EURUSD GBPJPY
2.2pips 2.0pips 1.5pips 1.2pips 2.2pips
USDJPY EURJPY CADJPY GBPAUD GBPUSD
1.3pips 1.4pips 2.2pips 1.2pips 1.8pips

FBS公式サイトはこちら




FXとインフレ まとめ

今回は「【FXの基礎知識】「インフレ」とは?相関関係や取引で重要な理由を徹底解説」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • 「インフレ」とは物価上昇の事、好景気とは別問題
  • インフレでは中央銀行が利上げを行うので為替と相関が起こる
  • インフレと現金は相性が悪く、株式・投資信託・現金と相性が良い

インフレは、トレードスタイル次第ではあるものの、トレーダーなら知っておくべき知識と言えるでしょう。

筆者自身も、取引の9割はテクニカル分析(値動き)が根拠です。
しかしながら、インフレによって株式が相場の中心となるなど、値動きに兆候として見られる場合もあります。

インフレを知り、為替以外も柔軟に対応できる海外FX口座を使うのは割と有効になります。相場によって、一番楽に稼げる市場の波に乗っていきましょう。

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