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【最難関】ドル円の見通し「2021年は10年振りの大相場が来る?」

2021年1月4日

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こんな方におすすめ

  • 「2021年のドル円はどうなる?」
  • 「2021年はドル円のどこに注目すべき?」
  • 「2021年、ドル円で重要なニュースは?」

2020年、ドル円は年初からアップルショックと共に100円前半に到達するなど値動きの大きい1年でした。

そして迎えた2021年の見通しはどうなるのでしょうか?

値動きから、今後のドル円の見通しを考察しつつ、重要なファンダメンタルズまで徹底分析をお届けします。

注意

本記事は、現役トレーダーによるドル円への考察を掲載しています。あくまで個人的な意見・見解であるため、確実性のある予測ではありません。FXをはじめ、投資・投機は余裕資金かつ自己判断で行いましょう。




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【結論】
2021年ドル円は長期トレンドの
「分岐点」

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先に結論から言うと「ドル円は12年ぶりの長期トレンドの分岐点となる」といった見通しが立てられます。

  • 【ドル円相場が弱気となる見通し】2008年以降、明確に割る機会がなかった100円以下の価格へ到達、数年間は下落トレンドとなる。
  • 【ドル円相場が強気となる見通し】過去5年間、ドル円を支配してきたトレンドラインを抜け、110円を超える上昇トレンドとなる。

そもそも、ドル円は2015年から、長期的には持合い相場を形成していました。トレンドラインに高値を抑えられ、水平線で安値は支えられている状況です。

2021年は、長期的な持合い相場を崩す展開となる見通しが強く、長期トレンドが上下どちらに傾くのか?が焦点です。
つまり、ドル円は長期トレンドが発生する分岐点を迎えている状態になります。




【ドル円の見通し】
2021年の重要な節目とは?

2021年のドル円は、長期トレンドの分岐点となる見通しだと結論をお伝えしました。
ドル円の見通しをキチンと理解するには、値動き(テクニカル分析)から2021年の重要な節目を理解できます。

  • 2015年から相場を支配するトレンドライン
  • 過去5回ドル円を支えてきた水平線

具体的に上記の節目が、2021年のドル円では重要です。
それぞれ、実際のドル円チャート一緒に分かりやすく解説をまとめました。




2015年から相場を支配するトレンドライン

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ドル円相場には、2015年から一度も超えられないトレンドラインが存在しています。
2020年も同様に、画像に描写したトレンドラインを抜けられず、ジリ下げする展開で終えました。

一見、103円となりドル円に対して悲観的な見方も強いです。

とは言え、トレンドラインに対して高値を抑えられつつも、月足レベルでは暴落と言えるようなスピード間での下落は起きていないのが事実になります。

2021年初から下げても、月足を確認し、あくまでトレンドラインを超えられなかった事実から弱気展開となっている見解が可能です。




2014年からドル円を支える水平線

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仮に、2021年のドル円が大きく下げる一年となるなら、2014年からドル円を支えてきた水平線を抜けてからでも遅くないでしょう。
FXなら、空売りができますから、弱気相場でドル円が下がっても「世紀の空売りチャンス」として捉えられます。

2020年も同様に、ドル円を下から支えるように104円の節目は意識されてきました。
振り返ると、少なくとも2014年以降は暴落を止める動きが4回は確認されています。

2014年→125円まで上昇
2016円→118円まで上昇
2018年→114円まで上昇
2019年→112円まで上昇
2019年→112円まで2回目の上昇

しかし、6年間ドル円相場を支えてきた104円への水平線にも限界が見えてきたのが2020年の値動きでした。
2019年の段階では、早い段階で2回も水平線に到達するも、高値を切り上げられる同じ112円の水準で高値を揃えています。

つまり、水平線によって買い支えられるのも限界が見え、もう一段下の水平線まで下落が起きる可能性が高いです。
もう一段下の水平線とは、101円の価格帯で2020年3月の暴落が止まったポイントになります。

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仮に、101円を割れてしまったとしたら?ドル円は2008年以降の「超弱気相場が到来」となる最悪のシナリオを想定できます。

ドル円が101円を下抜けした前回、2008年では2011年までのわずか3年で75円に到達する、おそろしい下降トレンドを形成しました。

最初に申し上げた、ドル円は長期トレンドの分岐点となる見通しは、弱気相場となった場合に世紀の空売りポイントが起きる可能性が高いでしょう。




ドル円「平行チャネル」が相場を難しくする

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ここまで解説したトレンドラインと水平線の関係から「ディセンディング・トラインアングル」のチャートパターンでは?と考える人も多いでしょう。

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私自身、2020年初の段階ではディセンディング・トライアングルを形成→大暴落といったシナリオを想定していました。
しかし、直近では一方向に下落する可能性は低く、ドル円の値動きに変化が見られています。

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ドル円の日足で確認できる「平行チャネル」が変化の根拠です。
基本的には、右肩上がりの平行チャネルは、最終的に上昇トレンド継続とする見方ができます。

とは言え、前述した通り、月足ではディセンディング・トライアングルが明確に見えている状況です。

つまり、「平行チャネルでドル円が上がる目線」「ディセンディング・トライアングルでドル円が下がる目線」と相場心理としては意見が分かれます。

少なくとも、2021年も平行チャネルが意識され、上下幅が狭く、上がったら下がる・下がったら上がるとの見通しが立てられるでしょう。
タイトル通り【最難関】なドル円相場となる可能性が高いです。




【ドル円の見通し】
重要なファンダメンタルズ要因

  • COVID-19(コロナウィルス)
  • 未解決の米中貿易問題
  • 米国の株価指数による牽引

ここまで、ドル円の値動きを中心としたテクニカル分析で見通しを考察しました。
値動きだけでなく、ドル円の今後に影響するファンダメンタルズ分析も重要です。

ドル円に影響する可能性が高い、重要なファンダメンタルズ要因は上記の3つ。
分かりやすく重要な部分を解説します。




COVID-19(コロナウィルス)

2020年、最も関心が高い話題と言えば「COVID-19(コロナウィルス)」でしょう。
各国で感染拡大が現在進行形で見え、経済面においても確実に影響を及ぼしています。

ドル円に関していえば、ワクチンの供給が2021年では注目すべきファンダメンタル要因になりそうです。
ワクチン開発の主軸となるのは、米国を代表する製薬会社ファイザーですから、ドル円に関してもワクチン供給から経済に影響を及ぼします。

また、ロックダウンによって労働者に対する施策が米国のスピード感が高く評価されました。
しかし、ロックダウンにより、ベーシックインカム(政府が国民へ一定額を与える事)が増えると、当然大きな支出となります。

今後の布石としてコロナ経済を成長の一歩へ変えられるのか?も重要な焦点です。

未解決の米中貿易問題

昨今のコロナ経済により、未解決の米中貿易問題への関心が薄れている印象を受けます。
現時点でも、米国と中国の貿易摩擦は完全に解決しておらず、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)から米国が抜ける結果となった2020年。

一方で、中国側はTPP11へ対する参加の意向が報道されています。
2021年はTPP議長国を日本が務めるため、外交関係からドル円相場に影響する可能性が高いです。

仮に、中国がTPPへ参加する意向なら、米中貿易問題への新たな火種となる可能性もあります。

前述した通り、世間の関心がコロナ経済に向く中、意識的に調べないと米中貿易問題の情報を入って辛い状況です。
目線を広く持って、偏らないファンダメンタルズ分析が重要になるでしょう。

米国の株価指数による牽引

2020年で最も強かった市場と言えば「米国の株価指数」でしょう。
ダウ平均を始め、米国の株価指数は史上最高値を更新。2021年初も引き続き強気相場が継続する見解が多いです。

問題は、米国の株価指数が弱気相場を見せた場合になります。
おそらく、2020年の金融市場に関する市場を見てきたらな「ダウ平均が最高値となり、他の○○も~」といった言葉を聞いたはず。

米国の株価指数による牽引(けんいん)が薄れれば、他の市場へ影響がある可能性が高いです。
ドル円も例外ではなく、ドルは米国の株価指数、円は日本の株価指数の決済売りによる影響を受けやすい立場になります。

日経平均株価も米国同様に強い2020年だったため注視すべきでしょう。




2021年の見通しが不透明なドル円、
どう立ち回る?

  • ドル円は長期トレンドの分岐点となる見通し
  • 未解決な米中問題と世界的なコロナ経済の影響
  • 株価指数が弱気展開への不安感

ここまで、テクニカル・ファンダメンタルズと異なる目線でドル円の見通しを解説しました。
あくまで、個人的な観測ではあるものの、現状を整理して考えると「行き先が不透明な2021年のドル円」と言えるでしょう。

不透明な見通しの中、2021年のドル円はどう立ち回れば良いのでしょうか?
長期的な目線が不明でも、おそらく1日の中で小さな取引チャンスはあるはずです。

FXなら、デイトレード・スキャルピングが主な取引方法として短期決戦が無難になると考えられます。




低スプレッド・ゼロカットで短期トレード環境を整える

トレードの注文→決済までの時間が短くなると問題になるのが「スプレッド」です。
なぜなら、スプレッド分はポジションの含み損として反映されるので、スプレッド分のコストを解消しないと利益になりません。

前述した通り、ドル円の短期トレードが主体なら、低スプレッドな口座を提供するFX口座が望ましいでしょう。
また、2021年のドル円が長期トレンドの分岐点となるなら、初動で大きな値動きが予想されます。

やはり、私たちにとって最大のリスクは、FXで借金を抱える事。
不透明な2021年のドル円を取引するなら、ゼロカットを採用しており、追証(FXの事実上の借金)が発生しない口座を選ぶべきだと思います。

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ゼロカット採用の海外FX業者でドル円の平均スプレッドを比較してみました。
ドル円を低スプレッドで取引できるのは、iFOREX・Exnessの2社です。

さらにリスクを下げ、少額資金で2021年を立ち回る場合は最大レバレッジも重要になります。

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2020年にはExnessが日本語サイトをオープンしたことで、無制限(実質21億倍)のレバレッジが日本にも上陸しました。

レバレッジ重視で少額資金の運用で、2021年のドル円をリスク限定化した短期トレードをするか?
あるいは、低スプレッドで積極的に売買するのか?おそらく2択の立ち回りとなるだろうと考えています。

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【2021年】
ドル円の見通し まとめ

今回は「【最難関】ドル円の見通し「2021年は10年振りの大相場が来る?」」のテーマでした。

この記事をまとめると以下の通りです。

  • 2021年のドル円は長期トレンドの分岐点となる見通し
  • コロナ経済に限らず、米中貿易問題など課題は多い
  • 不透明な相場は、短期決戦の立ち回り

2021年のドル円は、先の見えない不安感が感じられます。
とは言え、先が見えないのはドル円相場を見る多くの人が同じく感じている事。

逆転の発想で、分からない相場環境でどこを見るべきか?短期決戦の立ち回りなら、少なくとも取引チャンスはありそうです。

 

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