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【結論】XMのゼロ口座はプロ向け。FX初心者には向いていない理由

2020年3月4日

【結論】XMのゼロ口座はプロ向け。FX初心者には向いていない理由

こんな悩みを解決します

XMのゼロ口座とは?

初心者でもゼロ口座はオススメできる?

他社の取引手数料と比べてどう?

世界的に利用されている海外FX業者「XM(エックスエム)」。

今回は、XMの中でも低スプレッドに特化した「ゼロ口座」についてまとめました!

 

結論としては、「FXで稼いでいるプロトレーダーに最適なゼロ口座」と言えます。

今回は、ゼロ口座がプロ向けとしてベストな理由と、初心者はどの口座がXMでオススメなのか?

全てを網羅してお届けします!

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XMのゼロ口座は
プロトレーダーに最適な理由

冒頭でもお伝えした通り、XMのゼロ口座はプロ向けのと言えます。

なぜなら、スプレッドが狭くなる以外のメリットが初心者にはないからです。
XMで選べる口座種類の仕様上、お得な「入金ボーナス」や「ポイント」がゼロ口座では貰えません。

ゼロ口座では、確かに他の口座タイプと比較してスプレッドは狭いです。
しかし、最初から勝てるとは限らないのがFXなので豊富なボーナスがないのは問題になります。

例えば、初回の口座開設なら入金不要で「3,000円分」の取引用ポイントがXMでは貰えます。
しかし、ゼロ口座のみ貰えません。

それ以外にも、比べると「他の口座との差」は多いので詳しく解説します。

▷XMのボーナスについて完全解説!【もうボーナスで損はしない】

▷【超お得】XMポイントとは?取引で使える最強の複利運用!

XMのゼロ口座を
スペック比較してみた

【XM ゼロ口座の比較】

口座タイプ スタンダード口座 マイクロ口座 ゼロ口座
最大レバレッジ 888倍 888倍 500倍
最小スプレッド 1ピップス 1ピップス 0ピップス
口座ボーナス あり あり なし
取引手数料 なし なし あり
最低入金額 500円 500円 1万円
取り扱い通貨ペア 57種類 57種類 56種類
CFD 33種類 33種類 なし
貴金属 4種類  4種類 2種類
最大注文数量 50ロット 100ロット 50ロット
最小注文数量 0.01ロット 0.01ロット(MT4) 0.1ロット(MT5) 0.01ロット
最大注文数量 50ロット 100ロット 50ロット

 

Mの口座タイプ3種類とスペック比較しました。
● ゼロ口座
● スタンダード口座
● マイクロ口座

上記の表では、ゼロ口座が他の口座タイプと違う部分のみでまとめています。
他のスペックについては、他の口座と共通の仕様です。

例えば、入金方法は全口座共通で電子ウォレットやクレジットカードにゼロ口座も対応しています。

また、XMの口座間の資金移動もゼロ口座→マイクロ口座というように問題なく可能です。

スタンダード・マイクロ口座については、コチラの記事が参考になります。

▷【決定版】XMはスタンダード口座を選ぶのがベストな理由3つ。

▷【まとめ】XMのマイクロ口座とは?他口座との違いとオススメの使い方

XMのゼロ口座
「メリット・デメリット」

メリット

  • スプレッドが狭い
  • 取引手数料が経費になる

デメリット

  • 他社より取引手数料が高い
  • 最低入金額が高い
  • 最大レバレッジが制限される

ここでは、XMのゼロ口座を使う上でメリット・デメリットを解説します。

ゼロ口座を、口座タイプ別で比較すると違いは大きいです。
とは言え、トレードに対してどう影響するのか?といった疑問を持たれると思います。

なので、具体的にどんな差が出るのか分かりやすく解説します。

ゼロ口座のメリット「スプレッドが狭い」

【XM 平均スプレッド 比較】

通貨ペア USDJPY EURJPY GBPJPY AUDJPY EURUSD
ゼロ口座 0.1pips 0.4pips 1.2pips 1.2pips 0.1pips
スタンダード/マイクロ口座 1.6pips 2.3pips 3.5pips 3.3pips 1.7pips

XMのゼロ口座は、スプレッドがどのぐらい狭いのか比較しました。

ゼロ口座のスプレッドは、最小0pipsですが他の口座と同じく「変動制」です。
つまり、大切なのは「平均スプレッド」と言えます。(普段のスプレッドの目安)

平均スプレッドは、通貨ペアによってバラつきはあるものの狭いと言って良いしょう。

例えば、定番の通貨ペア「ドル円」に関してはスタンダード口座の16分の1。
スキャルピングで細かく稼ぐ派なら、間違いなく使い勝手は良いです。

▷【本質】XMのスプレッドまとめ。実質コストで考えるべき理由。

ゼロ口座のメリット「取引手数料は経費になる」

例えば、ドル円を1ロット(10万通貨)取引するとエントリー時に5ドル(約500円)と、決済時にも取引手数料があるので「合計10ドル(約1000円)」掛ります。

また、スプレッドと違い確定申告で「取引手数料=経費」となります。
なので、年間の利益に納税の義務があるトレーダーにとってはメリットです。

注意

取引手数料は、取引ツールによって支払いタイミングが異なります。

  • MT4(メタトレーダー4)・・・ポジションを持った段階で往復分支払われる
  • MT4(メタトレーダー5)・・・エントリー時・決済時で片道分ずつ支払われる

ゼロ口座のデメリット「他社より取引手数料が高い」

FX業者 XM(エックスエム) Axiory(アキシオリー) TitanFX(タイタンFX)
取引手数料 約500円 約330円 約380円

XMのゼロ口座と同じく、取引手数料を支払う事で極小スプレッドを提供してるFX業者と比較しました。

上記の表通り、XMは取引手数料が高いと言えます。

基本的にXMは、他社にないポイントサービスがお得なので対象外のゼロ口座だとコスパは良くないです。

取引ボーナスがある「スタンダード口座」や「マイクロ口座」が断然お得になります。

▷【無料化】XMの手数料まとめ!取引や出金のコストを減らす方法を解説。

ゼロ口座のデメリット「最低入金額が高い」

● ゼロ口座の最低入金額「1万円」
● スタンダード・マイクロ口座の最低入金額「500円」

最低入金額がXMの口座タイプで唯一「1万円」なのがゼロ口座です。

これは、初回の入金金額ではないので、ゼロ口座に入金する際は少なくとも1万円を毎回入金する必要があります。

例えば、「証拠金維持率が不安だから5,000円だけ入金したい。」といった場合でも「1万円」の入金が必要です。

また、入金ボーナスがないので証拠金残高に同額しか反映されないのも注意です。(他社では普通ですが)
スタンダード・マイクロ口座では、入金額5万円までは同額のボーナスが付与されます。
なので、1万円入金すれば入金ボーナスが1万円分付与されるので証拠金は+2万円です。

XMの場合、他口座のボーナスがお得なのでゼロ口座の入金はもったいないと感じる方も多いのではないでしょうか?

ゼロ口座のデメリット「最大レバレッジが制限される」

● ゼロ口座の最大レバレッジ500倍
● スタンダード・マイクロ口座の最大レバレッジ888倍

XMのゼロ口座では、最大レバレッジが500倍へと下がります。
なので、少額でFXをしたい時やハイレバレッジで超短期売買をしたいといった方にはデメリットです。

例えば、シンプルに同じロットで取引する際の「必要証拠金」が大きくなります。

ドル円107円で10万通貨の必要証拠金

  • レバレッジ200倍 必要証拠金5,350円
  • レバレッジ500倍 必要証拠金2,140円
  • レバレッジ888倍 必要証拠金1,204円

ゼロ口座では、同じロットを取引するのにスタンダード・マイクロ口座に対し、ほぼ倍に近い証拠金が必要です。

また、証拠金維持率が20%を下回り「強制ロスカット」となった場合の損失額も変わります。

強制ロスカットによる損失額

  • レバレッジ200倍 損失額989,300円
  • レバレッジ500倍 損失額995,800円
  • レバレッジ888倍 損失額997,600円

最大レバレッジが低いほど、強制ロスカット時の損失額小さくなります。
しかし、必要証拠金が倍近いにも関わらず、レバレッジ888倍と500倍ではほとんど損失額は変わらないです。

つまり、取引コストが高く、背負うリスクも高いと言えます。

一方で、XMでは証拠金残高200万円以上で口座タイプ問わず、最大レバレッジ200倍になるルールがあるので一定の金額で取引できるトレーダーにとっては必ずしもデメリットとは言えません。

▷【XM】レバレッジが高いと危険?初心者に多過ぎる勘違い。

XMのゼロ口座は
何故スプレッドが安い?

XMのゼロ口座は、ECN取引を採用しているのでスタンダード・マイクロ口座と比較してスプレッドが狭くなっています。

その仕組みを理解するには、海外FX業者と国内FX業者の違いから覚える必要があります。

カンタンに違いを説明すると「注文が確定するまでの道中が異なる」というイメージでOKです。

DD方式とNDD方式

● DD方式は国内FX業者が多い
● NDD方式は海外FX業者が多い

現在、個人が利用できるFX業者には2種類のタイプがあります。
それは「DD方式のFX業者」と「NDD方式のFX業者」です。

この二つの違いは「ディーラー」の有無になります。
ディーラーとは、私達の注文を裁くカスタマーディーラーとしての役割を担っています。

  • DD方式(ディーリングデスク方式)・・・ディーラーによって顧客注文を市場に通すか判断される。
  • NDD方式(ノンディーリング方式)・・・ディーラーが存在せず、取引システムによって注文を市場へ流す。

例えば、いずらかの通貨ペアを「買い注文」したとしましょう。
DD方式の場合は、そのまま注文が市場へ流されず、その判断はディーラーによってなされます。

DD方式では、顧客の注文を流さず、そのまま損切りとなった場合はFXF業者の利益となります。これが俗に言う「ノミ行為」です。

顧客の注文を裁く事で、自社の利益と顧客の利益のバランスを保つ仕組みです。

NDD方式は、ディーラーが存在せず、顧客の注文は取引システムを介して市場へ流されます。

顧客の注文は直接的に市場へ流れるため、ノミ行為がないのが特徴です。
ディーラーによる判断が不要のため、約定スピード・約定率が高いメリットがあります。
一方で、FX業者の収入源としてはスプレッドの割合が大きいデメリットもあります。

海外FX業者では、国内と比較してスプレッドが高い傾向はこれが原因です。

ちなみに、世界的にはNDD方式が一般的でノミ行為が理論上は不可能であることから「透明性が高い」健全な注文方式として評価されています。

注意

DD方式の「ノミ行為」については、構造上は可能という意味です。

あくまで、金融庁認可のFX業者では基本的に行われていないと考えられます。

▷【本質】XMのNDD方式とは?国内のDD方式の違いと優位性を解説

STP取引とECN取引

● STP取引はFX業者が直接介入する
● ECN取引はFX業者が仲介する

海外FX業者に多い「NDD方式」ですが、さらに細かく「STP取引」と「ECN取引」に分かられます。

STP取引とは、XMのスタンダード・マイクロ口座が当てはまります。
顧客の注文が、XMの取引システムを通して市場へ直接流される仕組みです。

大半のNDD方式を採用するFX業者は、このSTP取引と言われる形となります。

一方で、ECN取引とはXMのゼロ口座で採用されている仕組みです。

STP取引とECN取引

ECN取引では、自社の電子取引所を設けてカバー銀行や金融機関、個人のトレーダーを含む市場との仲介を行います。

イメージとしては、株式やビットコインのような板取引と同じです。

例えば、「108円で買い」と注文をアナタが出した場合、自動的に他の「108円の売り」注文と売買が成立します。

取引所を利用するので
● 利用するのに取引手数料が発生する
● 板情報が見れる
● スプレッドが「0pipis」の場合もある

つまり、同じ価格で売買が成立するのでスプレッドが「0pips」も実現可能です。
しかし、同じ価格の反対売買(買いなら売り)の取引相手がいない場合や、市場が混雑しているとスプレッドは発生します。

また、ECN取引の大きな特徴として「板情報」が見れられます。
つまり、「○○円でいくらの数量が注文されている」といった他者の取引動向も伺えるという事です。

ポイント

ECN取引は、必ずしもスプレッドが0pipsで固定されているとは限りません。

FX業者によって、細かい仕様が異なります。

基本的には、STP取引と同じく「変動制」ですが下限が0pipsかつ、平均スプレッドが比較的狭いのが特徴です。

XMのゼロ口座は
「実質コスト」を要チェック

実質コストの考え方

  • スプレッドは実際どのぐらい安いのか?
  • ポイントで戻ってくる運用資金
  • 取引手数料はスプレッド分の価値があるか?

ゼロ口座は、スプレッドが狭いというのはお分かり頂けたかと思います。
しかし、「低スプレッド」と「低コスト」はまったく別問題です。

なぜなら、別途必要な取引手数料や各種ボーナスによる還元など「実質コスト」は必ずしもコスパが良いとは限らないからです。

ここでは、XMを使って「ドル円」を取引した場合、ゼロ口座と他の口座タイプでどのぐらい実質コストに差があるのか解説します。

【例】でドル円を1ロット(10万通貨)で取引

スタンダード口座
● スプレッド 1.6pips=0.016円
● 1ロットの取引コスト 1,600円
● 取引ボーナス 1ロット=360円分(最大732円分)
● 実質コスト 1,600円 (取引ボーナス付き)

ゼロ口座
● スプレッド 0.1pips=1,000円
● 取引手数料 約1000円
● 実質コスト 2,000円 (取引ボーナス無し)

このように、実質コストとしては1ロットの場合では「ゼロ口座は割高」と言えます。
実際には2ロット以上を、普段から取引しない限りゼロ口座のメリットは生かしきれません。

● スタンダード口座で2ロット(=スプレッドで3,200円)
● ゼロ口座で2ロット(=スプレッド&取引手数料で3,000円)

もちろん、スプレッドが狭い分「含み損」がなくなるのも早くなります。

例えば、スプレッド1.6pipsなら買い注文だと1.6pips価格が上がるまでポジションは含み損の状態です。

なので
● 2ロット以上の取引をしたい
● 細かい値幅で取引したい
といった場合にゼロ口座はオススメと言えます。

● 少額資金でボーナスを活用したい
● スキャルピング~スイングトレードまで様々な取引をしたい
といった場合では、スタンダード・マイクロ口座が有利に運用できると言えます。

まとめ

今回は「【結論】XMのゼロ口座はプロ向け。FX初心者には向いていない理由」のテーマでした。

この記事をまとめると
● XMのゼロ口座はスプレッドが狭い(平均スプレッドも)
● 取引手数料がある
● 各種ボーナスの対象外・レバレッジ500倍など仕様が違う

つまり「ゼロ口座はスプレッドの狭さが優秀だけど、XMはスタンダード口座が結果お得」といった内容でした。

ゼロ口座は実際に使ってみると、低スプレッドは細かい値幅でも利益が狙えるのを体感できるかと思います。

しかし、XMの豊富なボーナスが貰えなかったり、レバレッジが制限されていたりと不便な部分があるのも事実です。

XMユーザーとして、オススメの使い方としてはメインで「スタンダード口座(マイクロ口座)」を使い、サブで「ゼロ口座」。

実際に、価格の変動が少ない時期はゼロ口座を使い分けています。

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